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キュンとくる恋愛物に起死回生の一手も!<アイネクライネナハトムジーク>

読書のスタイルは変化するものでしょうか?

というのは、最近は本を読むことで満足し、数日後にはすっかり内容を忘れていることがあってショックを受けています。
読書好きであるのに、こんなにもすぐ忘れてしまうなんて。。。。

もしかしたら、年齢のせい?
それとも、本の印象が薄かった?
はたまた、脳が疲れていて本当は読んでいなった?

うーん、原因究明はできないですが、忘れることによって新しいことも入ってくると思いたいです。。。😅

前置きが長くなりましたが、先日ずいぶん前に読んだ本をふと読み返しました。

アイネクライネナハトムジーク 著者:伊坂幸太郎さん

伊坂さんと言えば強烈なキャラクター設定が目に浮かびますが、本作は6編のうち、2編は斎藤和義さんに「出会い」に関する曲の歌詞を依頼されて、作詞でなく小説として出来上がった作品とのこと。

第1編の「アイネクライネ」は、主人公の僕が友人夫婦や同僚の先輩との出会いの語りを踏まえて、新たな出会いが生み出される設定にキュンときました。さすが伊坂さん、恋愛物も名手です!

そのほかに、上記作品によって関連付けられた短編「ドクメンタ」もオススメです。

冒頭で「5年に一度やってくるイベントは何か」と疑問を投げかけられ、はて何でしょうと脳が一気に活性化されました。このイベント(ヒント:手続き)はかなり混雑するのですよね。そこで最近は予約制になったとか?
答えは本作でご確認ください^^

本筋に戻しますと、5年に1回のイベントで(足かけ15年)偶然に3回も出会った女性から、思いもよらない情報を得た男性。
この人物はある日、子どもを連れて奥さんに家を出て行かれ途方に暮れていましたがさぁ起死回生の一手は?!

意外な方法と恋愛物のかけ合わせに十分堪能できる1冊です!🤗💕


幻冬舎文庫

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