世界は静かに沈黙している。【胸の奥が熱くなる、魂が震えることを探す紀行とは?】

人間って、思ったより寂しがりなのかも知れない。

SNSをやめて情報を遮断してみた人はいう。
「スマートフォンやパソコンは必要ではなかったことが分かったよ」、と。

そうかな、どうだろう?と考える。
旅の途中の夕暮れの列車の中で、友人と連絡を取ったりすることが好きだ。
少なくとも、私は。

私studio iota labelのビビリな冒険家、前田サキは小心者で、そもそも臆病が顔を擡げて、どこへも旅に行けなくなる時がある。

それを感じるのはどんな時かというと、

・母親と乗っかってる布団の上とか。
・父親の運転する車の中とか。
・その時のツレが作ってくれる、ご飯の前でとか。
・あるいは幼児という生命の体温を抱えてる時とか。

「そんな世界がありながら、一体どこへ行こうとするのだ?」

とリアルに感じる。

この布団の中が世界の全て。

自立する力が奪われていき、
どこかの土地に行ったら、うまくモノゴトの判断が出来なくなるような気がするのだ。

旅に行く人って、周りから必ず投げかけられた経験がある言葉があると思うの。

「ひとり旅なんてよく行かれるね!?」
って。

きっとあなたも、言われたことあるんじゃないかしら?

チケット買えば行かれるじゃない。

世界はここだけじゃないのよ。

と伝えようとするんだけれど、

この布団の中が世界の全て状態が発動した日には、「ひとり旅なんてよく行かれるね!?」とアドバイスしてくれる人の気持ちが、とてもよく分かっちゃったりするわ。ねえ?

そして多くの場合は、安定の中で、その葛藤すら気付きもしない。

八丈島では携帯がうまく通じなかった。

電波から解放されて良かったことを挙げると、これだけある。

☆コストが抑えられる
 うっかり課金してしまうこともない。

☆電話の暴力から時間を有効に使える。
 一大事の時も昔は携帯なんてなかったはずよ。

☆移動時間をスムーズに
 SNSを移動中に、むやみに見なくなる。

☆感覚がソリッドになる←ここ重要
 感じたことを刻みつけようとする。


もう一方で不便な点はというと、やはり周りへの説明が必要になる。
それくらい。

電灯、メトロノーム、単語帳、カメラ、音楽プレイヤー、時計がこれ1台に!というスマホ時代の恩恵は、常に4G入ってるかなんて関係ないからね。

ドアを開けて、まだ知らない土地を刻みつける。
我慢する気なんてないわ?

しかし、ふらふらとどこか旅に行く様子のそれを引き金に、「隣にいた人」を、比較的多く失ってきたことがある。

だから安定の中に、もう一度しがみつくようになると、

あぁもういっそのことキャンセルしちゃおうかなぁ。
って、思う。

電波なんて要らない。けれど失うのは寂しい。

そんなとき、ふともう一つの我に返るのは、冒険をしてきた友人たちが、わたしを冒険してきた一人だと認めてくれる言葉だ。

次々と放ってくる活き活きとした言葉。
そこの前に立つの。

次の行き先の情報が見えてくると、
ようやく歩み進められるようになる。

ドアを開けて、思うがままに歩くと、
自分の中の獣が、悦び打ち震えるのを感じる。

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本当の幸せとは何か?
いわゆる、自分の魂が震えることを探す旅だ。

恋愛も、学問も、スポーツも、冒険も、
本気でぶつかれば、それは煌びやかでも、ロマンチックでもないのかもしれないが、苦労が大きければ大きいほど、後でそれに比例した大きな喜びが返ってくるものなのだ。

海を泳ぎ様々な人と出会い、ようやく岸辺らしきものに手がつく。
そうやって長い時間を泳ぎ切った後には、
本当によくやったねって、自分を抱きしめてあげたい。

そして、こう言ってみるのだ。

「本当の幸せは、それを誰かと分かち合えたときだわ。」

(ぶん・しゃしん 前田紗希)

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【studio iota label】

流れるイオタが立ち上げた日本のインディーズレーベルstudio iota labelではCDの制作・販売、WEBコンテンツの発信、企業のWebライティング、動画BGM製作、アーティストやお店などの写真撮影、作曲・編曲事業、レコーディング・ミックス事業などを行っている。

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