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いんちょのつぶやき

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東洋医学のことや、東洋医学「的」な考え方、物事のとらえ方風味のおもいつきを掲載中。
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2020年11月の記事一覧

【ココロとカラダのつながり】

【ココロとカラダのつながり】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

日々の鍼灸臨床で、常々心と体は密接につながりを持っているなぁと感じます。

心で思っていることは、率直に体に反映する。
あるいは、体調はそのまま心理状態に影響する。

ココロを整えるのって、とても難しい。
何しろ心というやつは、カラダとばかりでなく、身の周りの環境や状況、社会や多彩な人間とかかわりを持っているから。

ココロは住まう環境や状況にに常に影響され続ける

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【自己肯定感という感覚】

【自己肯定感という感覚】

博心堂鍼灸院のいんちょです。

自己肯定感を持つのは良いそうです。
でも、自己否定感もとても大事な感覚です。

一見どちらも心理的なことかなぁと思うのですが、最後に「感」っていう文字が入ると、やっぱり身体感覚的なことなのだろうなぁと、鍼灸師という仕事をしていると、そこにミョーに引っかかってみたくなる。

自己肯定感っていうのは、そもそもなんだろう。
自分のことを「いいねぇ!」って肯定する感覚。

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【体の声というやつ】

【体の声というやつ】

博心堂鍼灸院のいんちょです。

心の声というやつがあるみたいですが、カラダの声というやつもちゃんとあるわけです。
どちらかというと、カラダの声の方が、僕の仕事柄、なじみがあります。
10月頃から股関節の声が大きくなり、11月には首肩の悲鳴がよく聞こえます。
博心堂に来られると、そんな声が穏やかになるわけです。
僕も安心です。

こんなことをツイッターでつぶやきました。

ほんと、カラダの声というや

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【東洋医学でメンタルケア】

【東洋医学でメンタルケア】

博心堂鍼灸院のいんちょです。

鍼灸師さんだからできるメンタルケアって、フィジカルケア同様、ユニークな手法でたくさん役立てるんだと思うんですよね。
っていうのも、東日本大震災以降、この10年ほどの間に鍼施術でずいぶんたくさんの患者さんのメンタルケアに携わらせていただきました。

また今年のコロナ禍という期間中も、ココロの強い負担を感じながら鍼施術を求めて、博心堂鍼灸院へお越しになられる患者さんが増

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【職人の道具、例えば鍼灸師さん】

【職人の道具、例えば鍼灸師さん】

博心堂鍼灸院のいんちょです。

道具はチャチャッと使えるものを、身の周りに携えておきたい。
そんな風に日頃から思っています。

僕は鍼灸師ですが、なにも僕の仕事道具である鍼やお灸の話というばかりでもありません。
もっと日常的な食器や家具、家電などについても、同じように考えています。

おしゃれで、華美で、流行りのもの。
これらにはそれなりの魅力や良さがあると思います。
ただ、身近に携えておく道具と

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