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【SNSにたよらない】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

「先生のところは、SNSで集客とかしているの?」と、最近におなじみになられた患者さんから尋ねられました。


ぼくは以前、テナントを借りて看板を出して鍼灸院をやっていました。

でも、そんな看板を見てこられる患者さんの求めに応じる鍼灸施術をすることがありませんでした。

鍼灸といっても、間口がとても広いので、患者さんそれぞれの方が求める鍼灸院の形って、違うのですよね。


とくに鍼灸院の看板目指して初めて来られる患者さんは、すでに「自分の求める鍼灸院の形」を明確に持っておられる。

そんな「以前通っていた鍼灸院のやり方」を求められ続けていた時期があったので、今は看板も上げず、宣伝もせず、口コミだけを頼りに新しい患者さんたちとのつながりをもっています。


SNSをきっかけに、毎週配信しているメルマガに目を通してもらえたらなぁなんて思っています。

でも、それはSNSやブログ、noteを続けていくためのモチベーションの一つにしかなっていないかなぁ。


日頃気が付いたことなどを、頭の中で情報処理して、自分らしい表現方法で世の中に出してみる。

頭の体操に、こうした書き物をしていることの方が、目的としては大きいです。


そんなわけで、「先生のところは、SNSで集客とかしているの?」と尋ねられると、「NO」と答えます。

もちろん、SNSをたよりに僕の鍼施術を受けに来てくださる方もいらっしゃる。

それはそれで素敵なご縁だし、ありがたいなぁと思います。


ただ、そんなことって、なかなかめずらしいこと。


やっぱり知り合いから、雰囲気ややり方、僕の人となりを口伝えで知ってもらってからのご縁のほうが、最初からお付き合いしやすいかなぁって思います。

はじめてこられる患者さんの方が、ね。


僕は長らくこんなお仕事をさせていただいています。

とくに人のピンチや落ち込んでいるとき、痛い、つらい、苦しい時に、はじめましてのご縁をいただく。

基本、ぼくははじめましての人と、笑顔で対面することってないのが前提。


だからこそ、ご自分の信頼できる人から聞いて、博心堂鍼灸院が自分にかなうところと、ゆっくり判断してからお越しいただけたらいいんじゃないかなぁと思います。


人となりと鍼施術は一致しているかもしれない。

僕の鍼施術を受けて、一般的な鍼施術とは違うと感じてくださる方が、けっこう多い。

針金を刺すだけが鍼施術ではない。

針金の先を当てるだけでも、鍼以外の道具を使うことも、そして、顔色を拝見しながら言葉をかけさせていただいたり、言葉を引き出し聞き出させていただくことも、僕の鍼施術の一環です。


そんな僕の鍼施術は、こころとからだと暮らしに寄り添う相談業のようなもの。

一方通行で術を施すばかりが、僕の鍼施術ではない。


そんな鍼施術の時間だから、おしゃべりを目的にお越しになられる患者さんが多いです。

対する患者さんが変われば、僕の接し方や手技も変わってくる。
・脈をとっておカラダの状態を中心に相談に乗らせていただくこともある。
・手相を拝見してお心の状態を中心に相談に乗らせていただくこともある。
・顔色や姿勢を拝見して暮らしの相談に乗らせていただくこともある。

そのつど、必要な相談事に合わせて、心理面のケアや先々の生活面の見通しまで拝見させていただけるのは、僕が鍼灸学校在学中から「易占」を学んできているから。

そんなちょっと変わった鍼灸院。

SNSで事細かに自己紹介すると、なんだか怪しくなる。

そんなわけで、ぼくはSNSにたよらない。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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