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【withコロナよりもwith自分】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

感染症対策で今までと違った生活習慣をおくってみることで、新しい生活での功罪がたくさん見えてきたのではないでしょうか。

外出自粛という過ごし方が、体質や今までの生活習慣、日頃の心理面の状態で、かなう人とかなわない人との違いがあったんじゃないでしょうか。


聞くところによると、若い方の仮性近視が急に増えているのだとか。

そりゃ、家に引きこもってパソコンの画面を見ながら長時間の授業を受けて、外出して運動することができないから、光刺激の強い画面を見入りながら長い時間ゲームに没頭すれば、視力を調整する目の筋肉は緊張しっぱなしになって、視力も低下するわけです。


今まで朝の通勤ラッシュでギューギューに押しつぶされながらも、時間をかけて通勤していた方が、一日中在宅で慣れない椅子に長時間座りっぱなしになりながらテレワークに明け暮れていれば、運動不足や血行不良で、腰痛や肩こり、足のむくみや膀胱炎、便通トラブルやめまいなどの自律神経失調症症状などに悩まされるのも予測がつきます。


長期間、外出することなく他人と接触することなく過ごしていれば、日頃、なんとなくお互いに感染しあっていたウィルスや細菌などによる日和見感染もすることがなければ、自然界では当たり前に機能していた免疫力も活躍することがなければ、どんどん抵抗力も弱っていきますよね。


初夏に入ってからも、マスクをした外出などすれば、湿度のあるマスク呼吸ではのどの渇きを自覚しにくいので、脱水症状や熱中症になりやすいなどは、メディアでも報道されました。

こまめな手洗いで十分なところを、アルコール消毒が行き過ぎて、手荒れをしたり、引火して火事になるなどの報告もあるようですね。
アルコールは引火しやすいですし、揮発性が高いですからお肌ストレスも強いんですよね。


ぼちぼち外出や県外への移動自粛も全面解除になりますが、今まで閉じこもって過ごしていた人たちは、曜日感覚や時間の感覚がなくなってしまい、睡眠や気象のリズムが整わない。

くわえて梅雨時のドンヨリ曇り空では、気持ちが憂鬱になり、季節性ウツや情緒不安定の人が多いのではないかと、ちょっと心配になります。

毎日、同じ時間に起床してカラダのリズムを作れないと、セロトニンなどの心身の安定を図るホルモン分泌が低下してしまい、不安感や体調不良の原因にもなりますからねぇ。


じっさい、博心堂鍼灸院へは、こうした訴えも交えて体調不良の解消目的に鍼施術を受けに来られる患者さんたちがいらっしゃいます。

とくに脳梗塞の後遺症やパーキンソン病などの、脳神経系統や血流に関係する既往歴のある患者さんや、うつ病やパニック症状の既往歴のある患者さんは、カラダの負担が強く出やすい傾向にあるみたいです。


環境の変化や世間の風潮に翻弄されて、自分らしい暮らし方を見失ってしまうと、本来の自分らしい体調を維持することが難しくなる。

このたびのwithコロナでの過ごし方で体調不良やメンタルバランスを崩した人は、今一度、with自分の過ごし方を取り戻して、感染症第二波というやつに備えた生活習慣を準備しておくことが必要です。

こんなことを思いながら、日々お付き合いする患者さんたちの健康管理と、いつものご自分らしい体づくりのお手伝いをしているwithコロナ。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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