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【運動はしない】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

僕の住んでいるご近所には川が流れています。
昔々は良く氾濫していたのだとか。

そんな川のほとりを今ではジョギングされる方たちが、朝夕や日中、あるいは明け方や夜中まで、一日中誰かが走っているみたい。

そう。
この猛烈な暑さの中でも、やっぱり誰かが走っている。


僕なんか、暑いのが苦手で、少しでも熱中症リスクを減らすように、室内で呑気に過ごす毎日です。

でも、ときどき用事を済ませに川沿いを歩きながら出かけることがある。

そんな時にジョギングしている人たちとすれ違う。


普段から走り慣れている人はまだいいかもしれないけど、そうでもない人はやっぱり熱中症リスクがあるから、やめたほうがいいですね。

そんな会話をこの残暑のころには良くしています。

ご近所にお住いの患者さんたちは、熱中症が心配だからと屋内で過ごしておられるのだけど、心配がっているのは運動不足。


コロナ自粛に引き続き、熱中症自粛で外出する機会を減らしているのだとか。

今まで通っていたフィットネスのスクールは、ぼちぼち再開しているそうで、そんなところにお出かけされて運動しているのなら、十分なんじゃないかなぁと思います。


でも、そんな運動量では足りないんじゃないか。

なぜそんな不安があるのか聞いてみると、なんでも体が太っているように感じるとのこと。

なるほど、たしかに肩や背中にお肉がついているように見受けます。


そんな急に太ったという患者さんたちは、何か効果的な運動はないか、というご質問をしばしばくださいます。


人それぞれだから一様には言えないのだけど、急に太ったという人は、夏バテで体がつぶれているような状態だったりします。

体が元気だと、シャンと背筋を伸ばすことができて、お腹を引き締めた姿勢でスッキリ過ごすことができていたはずです。

でも、長梅雨の後の猛烈な暑さの負担が、知らず知らずのうちにカラダの力を奪いとっていくと、早々に夏バテしてしまう。

ばてた体はシャンと背筋を伸ばして過ごすことができなくて、どんどん猫背になり腰が抜けて丸まった姿勢になってしまう。

そんな力がなくなった状態で、はみ出るように目立ったお肉を減らしたいという要望みたいなんだけど、話は簡単で、疲れを解消して背筋をしゃんと伸ばして過ごせばいいじゃん、ということ。


だから、疲れを抜くことに専念すれば、おのずとカラダはやせてよい姿勢を取り戻せるというわけです。

やっちゃいけないのは運動。

これ以上疲労を重ねたら、ますます体つぶれて、姿勢が悪くなる。
はみ出すお肉は増えるばかり。


そんな話をしても引き下がらない患者さんには、運動らしからぬ運動をおすすめ。

筋トレや有酸素運動ではなく、姿勢を取り戻せるような呑気な運動。

僕のそれでこの夏、体形や体調を保っているのですがね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」 - まぐまぐ!「大原さんちの食う・寝る・ココロ」という鍼灸まんがエッセイの監修でおなじみの鍼灸師「のぶ先生」が、季節とカラダとくらしを結www.mag2.com


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