見出し画像

自分の性別と体躯が心底気持ち悪い

自分の体が大嫌い。
男になりたいわけではないけど、自分の体が女体であること、女性特有の腰回りや胸についている脂肪が叫びたくなるぐらい気持ち悪くてたまらない。数え切れないぐらい泣いた。
「性別」って概念をそもそも気持ち悪いものとして認識してしまってるんやと思う。男特有、女特有の体の特徴ってものも、それぞれの性別によって囚われる本能も心底気持ち悪い。性別の無い生き物になりたいってずっと思ってる。
小さいときから憧れるアイドルやアニメキャラは両性というか中性というか、線の細くて綺麗な人ばかりだった。
生理という現象も心底気持ち悪くて、できることならば子宮を取り除きたい。女として見られると自分が汚くなったみたいで死にたくなる。

でも可愛い服を着たい気分のときもあるし、かっこいい服を着たいときもある。なんか矛盾してるけど、着たいと思った服は着たいときに着るようにしている。

記憶にある限り、小4の時には既に自分の体が女体であることが嫌だった、膨らんでくる胸が嫌でずっと猫背で過ごしてた。
小5の時にクラスの男の子たちからデブだと言われたのがきっかけで(今思えば別にデブというほどではなかった)そのときに10kg近く落とした。ほぼ拒食症みたいな食事をした。反動で過食するようになった。過食するスイッチは前触れもなく突然入り、とんでもない量を一回の食事で食べる。この前、昼ご飯だけでお米を5合食べた。そのうえ早食いでほぼ咀嚼しないから、食べたものがすぐ上がってくる、そして吐く。それがだんだんと過食嘔吐って呼ばれるような症状になった。そのおかげか(おかげと言っていいのか分からないけど)極端にはリバウドしなかったけど、太ももや腰回りに少しずつ肉がついてきて、また女性特有の体型らしくなってきたのが本当に苦しかった。自分は骨格ウェーブだから余計に下半身が太りやすくて、座ったときとかに広がる太ももの肉を見て気が狂いそうになってた。裸になって鏡を見ると『女の体だ』ってなって涙が出てくる。

元々貧乳ではあったけど高校に上がってからサラシを巻くようになった。ぺったんこになった胸を見ると心が幾分か軽くなった。

今でもずっと拒食と過食をくりかえしてる。女らしい体になるのが嫌でたまらなくて拒食をするけど、急に理性が無くなったみたいに暴食をする。
普通にご飯を美味しく食べたいけど、身体に脂肪がつく恐怖がずっと頭にいる。あばら骨や鎖骨や腰骨がくっきりと浮かび上がって見えてるのに、なんだか脂肪がついていて気持ち悪い。きっと自分の考え方が歪んでるんだろうけど、どうしても自分は太って見える。どれだけ脂肪を落とそうとしてもやっぱり女の体をしている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?