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いのちの車窓から(読書感想文)

 大好きな友達からのオススメ。
読んだ本の内容をすぐに忘れてしまうから、こうして自分のメモをシェアしている感じだけど、そこから「これも面白いよ」ってオススメしてもらって広がることもあって嬉しい。本を読む時は8割人からのオススメ。でも勧められてもその時がタイミングでない本もある。なぜかピンとこないというか。でもそのタイミングが数年後くらいにきて「あの本読みました!すごく好きだった!」って言って相手の方にポカンとされたりすることもしばしば。自分のタイミングに忠実に従いたいと思ってる。無理をしない。これ一番大事。

 この本を今読みたいと思ったのは、きっと最初に読んだ本とかNetflixの番組でこの方にとても興味が湧いていたから。そしてこの方の文章が好きだったからかな。勧められたその日に図書館に予約した。

 前回読んだ「そして生活はつづく」はそれこそ毎日の出来事とか生活メインのエッセイな感じがしたけど、今回は「人」。人のことを書いているエッセイでは、書かれている人よりも、そのエピソードを通してその人を見つめる著者の目線が見えるから好き。そしてそこに温かみがあるともっと好き。ただ「良い人」とか「優しい」とかじゃなくて、エピソードの中の言葉とか仕草に温もりがふわっと感じられるのが好き。源さんはやっぱり表現が素敵だと思う。

 そしてまた「人は怖いけれど、自分を救ってくれるのもまた人」っていう言葉を思い出す。「人」くくりじゃないんだよな。「そのひと」なんだよな、って改めて思う。

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