nao@青年海外協力隊

JICA海外協力隊 2023-1 小学校教育 ベナン共和国🇧🇯 2023/08/06〜2…

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JICA海外協力隊 2023-1 小学校教育 ベナン共和国🇧🇯 2023/08/06〜2025/03/20 少しでも多くの人にベナンについて知ってもらいたくてnoteを始めました。これが私にできる国際協力だと信じて更新中!

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  • 海外協力隊note

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    JICA海外協力隊が執筆した記事を綴るマガジンです。

  • 活動記録

    西アフリカのベナン共和国の地方都市で小学生の算数の基礎学力向上を目標に活動しています!

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JICA海外協力隊を目指した理由

 Bonjour☀︎  JICA海外協力隊の小学校教育隊員としてベナン共和国に派遣されているnaoと申します。  たくさんの方にベナンやアフリカについて知ってもらいたいと思い、noteを始めました。  どうぞよろしくお願いします🇧🇯  では早速、協力隊を目指した理由について。 ・小学生  学校も家も嫌いで友達もいなかったからいつも図書館にいました。それが途上国との出会いです。その頃から漠然とインフラが整っていないような途上国に惹かれていました。今思えば、当時の自分は

    • 66:無添加100%にこだわるベナンの職人

       Bonjour!  ベナンのパイナップルは世界一甘いと言われています。  一個30〜50円で購入できるため、冷凍してアイス代わりに毎日食べています。  そんな安くて甘いパイナップルでジュースを作っている男性と出会いました。  彼は2年前まで経済首都で料理人として働いていましたが、「地元ののんびりした暮らしに戻りたい」と自分の店を構えたそうです。  ジュースだけでなく、ジャムやパームワインも無添加で作っています。  作っているところを見せてもらいました!  ベナ

      • 65:ベナンの絶対的貧困者と国際協力の世界で生きることを諦めた私

         Bonjour!  先日、とある地方都市の貧しい村に行く機会がありました。  ベナンは中心地以外は森?林?草?で囲われてることが多く、ガタガタ道を奥へ奥へ進むとポツリポツリと小さな村があります。  今回訪れた村は近くの村と比べても収入がかなり低く、その日暮らしの生活をしている人がたくさんいます。  村では5人の孫の面倒を見るおばあちゃんの話を聞きました。  おばあちゃんの義理の娘(孫たちのお母さん)は出産した際に亡くなってしまい、息子(孫たちのお父さん)は妻を亡く

        • 64:子どもに与える大きな悪影響@ベナンの孤児院

           Bonjour!  1月と3月の2回に渡り、孤児院で活動している先輩隊員の活動を見せてもらう機会がありました。  今までに5箇所の孤児院に連れて行っていただきましたが、孤児院の運営の仕方で子どもたちの様子が異なっていることが本当に衝撃でした。 ①愛情不足  とある孤児院では、子どもたちが私達に異常なまでにくっついてきました。  「可愛い」というレベルを超えており、あのべっとり加減はかなり異常(日本の愛着障がいの子と同じ反応)。  普段から大人に放置されているんだ

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        JICA海外協力隊を目指した理由

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        記事

          63:見返りを求めない優しいベナン人との出会い

           Bonjour!  ご無沙汰しております。  2週間の充実した春休みを終え、3学期がスタートしました。  ここに残しておきたいことが溜まっているので、1週間に2回の更新を目標に書いていこうと思います。  (昨日、みんなの卒業式の動画を観ました。立派な晴れ姿を見ることができて、たくさんパワーをもらいました。私もがんばるね!!!)  春休みに「見返りを求めない優しいベナン人」と出会いました。  ベナンでは長距離移動はタクシーを使います。  とある地方を訪れた際、そ

          63:見返りを求めない優しいベナン人との出会い

          62:自分の価値は自分で見出す

           Bonjour!  先日上京した際、他の地域の教育隊員と活動の話をしました。でもどこの地域の先生も「学校に来ない」とか「午後は授業しない」とか「テストで不正行為をする」ことはないと聞きました。  今まで人と比べて落ち込むことはありませんでしたが、同じ国で何で私の任地だけこんな根本から崩壊してるのだろう…と絶望してしまいました。  任地の教育関係者に対して完全に希望を見失っている私のモチベーションは、子どもの「ありがとう」「明日も来てね」「勉強教えて」という言葉だけです

          62:自分の価値は自分で見出す

          61:経済首都での爆買い

           Bonjour!  2ヶ月半ぶりに経済首都へ行ってきました。  元ベナン協力隊でベナンで起業された方とその奥さんの送別会に参加するためです。  農業分野で活動していた彼が本帰国した後もベナン人に引き継いでもらえる=持続的な国際協力をされたこと、本当尊敬しかありません。  1泊2日で使った金額はなんと150,495FCFA=約37,000円。  たったの2日で一度も上京しなかった2月の生活費(約25,000円)より12,000円も多く使ってしまいました。 【交通費

          61:経済首都での爆買い

          60:活動報告③「希望・絶望・救い」

           Bonjour!  まずはこちらをお読みください。  ○活動3クラス目  ・2024年3月4日〜27日  ・3年生:在籍65人+先生1人  問題①2+1=3 ②1+8=9の正解率が下がったのは、最初のテストの時に先生が不在でカンニングし放題の環境だったからだと分析しました。  そうでなくても狭い机+カンニング=悪という認識が子どもたちにないので、不正行為を防ぐことはかなり難しいのが現状です…。  学校巡回時に出会ったこのクラスの先生の第一印象はとても良かったです。

          60:活動報告③「希望・絶望・救い」

          59:アフリカで春を感じる / 通信障害

           Bonjour!  暑い!毎日暑いです。  夜でも部屋の温度は35度あり、寝苦しい日が続いています。  本日2024/3/19は大好きな教え子たちの卒業式でした。  ベナンは夜中でしたが、卒業式の歓送をテレビ電話で繋いでもらいました。有り難い…涙  今日以上に日本を恋しく想うことはないでしょう。  みんな本当におめでとう🌸  そして本日は2022年度1次隊の現職参加制度を利用していた隊員の帰国日でもあります。  南アフリカに派遣された友達も帰ってきます。この

          59:アフリカで春を感じる / 通信障害

          58:ベナン人のIQ

           Bonjour!  ベナンの地方では、公務員ですら知識が乏しいと思うことが多々あります。  以下の記事でも書いたように、赤ちゃんにアルコールを与えることも…。  同居している後輩隊員のホームステイ先では、ホストマザーが生後数ヶ月の赤ちゃんにビールを飲ませていたそうです(※2024/2/29から同居しています)。  後輩隊員が慌てて止めると、「ビールを飲ませるとよく寝るのよ〜」と言われてしまったとのこと。  絶句…。  「アルコールは体に良くない」という知識も無い

          57:活動報告②「体罰とプライド」

           Bonjour!  まずはこちらをお読みください。  ○活動2クラス目  ・2024年2月7日〜2月29日(12日)  ・3年生:在籍72人+先生1人  小学校巡回を終えた後、活動計画のスライドを作成しました。そのスライドを巡回時に出会った先生方にお送りし、唯一「あなたから教えてもらいたい!」という返事が来たのが今回のクラスの先生でした。  どの先生も私のことを名前で呼ぶのに対し、この先生は私のことを「先生」と呼び、拙いフランス語を話しても一生懸命聞いてくれるなど、

          57:活動報告②「体罰とプライド」

          56:活動記録①「活動を持続させる難しさ」

           Bonjour!  まずはこちらをお読みください。    ○活動1クラス目  ・2024年1月19日〜2月2日(11日)  ・3年生:在籍42人+先生2人(理由を聞いてもよく分からず)  活動スタート時は、私が授業している時間=休憩時間だと思われて、先生たちは机に伏せて寝ていました。私の拙いフランス語を現地語でバカにしたりすることも…。  算数以前の問題だと、酷すぎる体罰に加えてゴミを平気で教室の床に捨てたり、窓から外に捨てたりする先生たち。私が校庭にあるゴミ箱にゴ

          56:活動記録①「活動を持続させる難しさ」

          55:なぜ算数にこだわるのか

           Bonjour!  2024年1月から本格的に算数の活動を始めました。ちなみに今までは以下のように過ごしていました。  8月:フランス語訓練  9月:ナゴ語(現地語)訓練  10月〜12月:小学校巡回  10月からの3ヶ月間はベナンの学校を知るため=課題を把握するため、小学校を巡回していました。  ベナンはアフリカの中でも教育水準が低く、留学生をサポートしている大使館の方も「他のアフリカ諸国より留学する学生が圧倒的に少ない」と仰っていました。  日本にいた時からベ

          55:なぜ算数にこだわるのか

          54:ベナンの小学校の給食

           Bonjour!  最近、更新頻度が上がっています。なぜなら大好きな教え子から「更新楽しみにしています!!」と言われたから。休職している今でもこうやって繋がることができて本当に嬉しい!いつもありがとう! (バスケ頑張ってね🏀)  今日、初めてベナンの給食を食べることができました!  ベナンの小学校は12時から3時まではお昼休み。子どもたちも先生も一度家に帰ります。  しかし、今活動している学校ではお金を払えば給食を食べることができます(※希望者のみ)。  市内に1

          54:ベナンの小学校の給食

          53:JICA海外協力隊の応募を迷っている方へ

           Bonjour!  今回は、JICA海外協力隊の応募を迷っている方向けの発信です。  ベナンに来てから数人の方から「応募を迷っているんですが…」という相談を受けました。  結論、「迷っているなら応募しない方がいい」です。  挑戦しようとしている方に背中を押すべき、押したいという気持ちは勿論あります。  しかし、想像以上にメンタルがやられます。実際、精神面的に限界が来て帰国する隊員もいます。  なので、「覚悟を決めてから応募をするべき」=その人のことを考えると、簡

          53:JICA海外協力隊の応募を迷っている方へ

          52:アフリカ地方生活1ヶ月の生活費

           Bonjour!  今日はアフリカ地方生活で1ヶ月にかかった生活費について話します。  内訳はこんな感じでした。  ※以下の画像は日本の家計簿アプリを使用しているため、単位は「円」と表示されていますが、正しくは「FCFA」(アフリカの元フランス領で使われている単位)です。  合計101,703FCFA = 日本円で約25,000円でした。  ※参考までにベナンの平均月収=自宅警備員の月収は40,000FCFA (日本円で10,000円)です。  一番お金がかかっ

          52:アフリカ地方生活1ヶ月の生活費