心に矛盾の影を落としたわけでもないのに、こんなにもそれに苛まれてしまうのは何故か。

　もやもやと、する。

　そんなこと、思いたいわけでもないし、感じたいわけでもない。

　けれど、森に潜む泉のように、それはあまりに自然なのかもしれない。

　もやもやと、する。

　それでいいの？　それでいいと思う

　それらが同時に存在し、せめぎ合うわけでもなく、ただ、いる。それを見つめているのは私で、そこから何を考え、どうするか、それもまた、私……。

　あぁ、またか。という気持ちが拭えない。正直、うんざりもする。けれど、諦めと同じくらい、仕方のないことかもしれない。

　とりあえず私ができることは、その中でもどうしていくかを考えて、行動することだけだ。結局、それしかない。

　どうして？　という気持ちは湧いてきてしまうけれど。

　どうしようもなく、どうすることもできず。

　それでも、とりあえず、私にできることを精一杯。

　それが、私の、精一杯。