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新一年生のすんちゃん


朝は旦那さんが角を曲がったら小学校の所まで見送る。

最初の1週間はコース別で集団下校をしてきた。

初日、下校時間5分前に角まで迎えに家を出ようしたら、

「ただいまー!」


え?
早くない!?

プリントに書いてある時間を確認しても早い。

そんなこともあるんか…
ねーねの時なら15分前から待っていたしな…

「学校どうだった〜?」
「めっちゃ楽しかった!」
と言いながら、手を洗い、うがいをして、プリントを出す。

なんかやけにしっかりしてる。
『小学生』という響きはこうもすんちゃんを掻き立てるのか。

「素晴らしい!エライ!!」
「え。ふつーでしょ。」

ほぅ。



2日目は張り切って10分前から角でスタンバイ。


角を曲がってくる1年生。

ちっちゃい!!
可愛い!!!!

家の中にいると『大きくなったな〜』と思うけど外で見るとまだまだ豆粒。

「おかえりー!」

「迎えに来なくて良かったのにー」

「何で。見たいじゃん。」

「1人で帰るの楽しいんだよね。
明日からおうちでまってていいよ。」

「えーすんちゃん帰ってくるとこ見たいし心配だしー。」

「じゃぁ玄関の前で待っててよ。
 寒かったら中で待ってていいよ。」


そんな会話をしながら歩いていると、
「1組ですよね?」
と女の子のお母さんに話しかけられた。
すんちゃんはコボちゃんカット。
キノコ頭。
お陰で覚えられやすい。
「はい!そうです!」
「一緒なんですー。」
「宜しくお願いします!すんちゃん、ご挨拶!」

なんと、後ろに隠れた。
やれと言われればやらない。
終いには走って帰った…


「すいません…すんです。」
「◯◯です。」
と母親同士が挨拶した。

どうやら大人しい同士。
うちはスーパー内弁慶の猫被りだが。

そんなことより、すんちゃんは走って行ってしまったので、
「うちすぐそこなんです!◯◯ちゃん、これから宜しくね!すいません!
失礼します!」
と、そそくさ帰ってきた。

とても感じの良いお母さんで良かった。
歳も近そう。
ねーねの時はズバ抜けて若かったので話しかけられる事など殆ど無かっただけにドキドキした。

それから、すんちゃんは毎日その女の子と下校しているらしい。
話す日もあれば、無言の日もあるそうでなんか面白い。

3日目からは迎えに来ないでと寝る前に言われたので家で待つことにした。


私は一歩も外に出ない日も出てきた。

ひたすら、掃除、洗濯、名前のない家事、夕飯の仕込みをすんちゃんが帰ってくるまでせかせかと動きまくり時間を残して録画していたテレビを見る。


なんか…





最高!!!


急にラクになった。
私、専業主婦向いてる。

もともと旅行とか行く余裕なんて無いから不要不急の外出自粛とか言われてもそれほど辛くない。

近所に公園が沢山あるから休日は公園に行き、混んでいたら違う公園に行く。

むしろ、出かけた先で外食しなくていいからお金かからないし、殆どの人が自粛してるから羨ましくなったりもしない。

なんだか、穏やかです。


すんちゃんも家にいる時間が長くなった。
保育園よりも短い。
でも、保育園より疲れるのは何故だろうと毎日のように言っている。


小学生になって、環境が変わって、話す時間が多くなって、とても豊かだ。


なかなか良い春です。



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