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本質的な課題はコミュニケーションにあり!

本質的なコミュニケーションから明確な課題を導き出すためには、適切なコミュニケーション手法やヒアリング内容が重要です。
ディスカッションをしている中で、その場は周りの雰囲気に合わせてコミュニケーションをしていたり、相槌だけで切り抜けていたりしていては、本質的な課題は
見えてこないことも多々あります。
勇気を出して聞きにくい質問したり、現時点で実行しているのか?してないのか?
などを明確に分析するコミュニケーションも重要です。
「伝わるデザイン」「見る側が惹きつけられるデザイン」だからこそデザインを見て頂ける人とのコミュニケーションにつながっていくデザインになる。

・コミュニケーションを作るデザインを作り出すには!

前文に戻ってしまいますが、双方向が惹きつけあうデザインができていないのであればデザイン(アウトプット)に原因がある筈だ!
その原因を突き詰めなければ課題解決にはならないのだ。
そこで、原因を突き詰めるにはどんなコミュニケーションやディスカッションを
現場ではしているのかいくつかの手法をご紹介いたします。

①ユーザーインタビュー
デザインを見る実際のユーザーと直接対話し、彼らのニーズや課題を理解するためのインタビューを行います。ユーザーの声を直接聞くことで、彼らの体験や意見を把握し、デザインに反映させることができます。

②ワークショップ
ユーザーやステークホルダーと共にワークショップを行い、アイデアの共有やブレストを行います。グループディスカッションやアクティビティを通じて、様々な視点や課題を引き出すことができます。

③アンケート調査
複数のユーザーや関係者にアンケートを送付し、意見やフィードバックを収集します。大規模なデータ収集を通じて、一般的なトレンドや傾向を把握し、デザインに反映させることができます。

④コンテクストマップ作成
ユーザーの行動や環境を可視化するために、コンテクストマップを作成します。ユーザーの行動パターンや利用シナリオを明らかにすることで、課題やニーズを特定しやすくなります。

⑤プロトタイピング
仮説やアイデアを実際のプロトタイプとして形にし、ユーザーにフィードバックを求めます。プロトタイプを使用することで、ユーザーの反応や問題点を早期に発見し、改善することができます。

⑥ユーザーテスト
実際のユーザーにデザインの評価やテストを行います。ユーザーがどのようにデザインとやり取りするかを観察し、問題点や課題を把握します。

⑦顧客の既存のフィードバックの分析
既存の顧客フィードバックやサポートチケットなどのデータを分析し、顧客が抱える問題やニーズを特定します。過去の経験やフィードバックから学び、改善の方向性を見出します。

⑧競合分析
同業他社や類似サービスの調査を行い、市場の状況や競合の強み・弱みを分析します。競合分析を通じて、自社の課題や差別化ポイントを把握し、デザインに反映させることができます。

⑨ユーザーストーリーの作成
ユーザーの視点から、彼らのニーズや目標を具体的なストーリーとして描きます。ユーザーストーリーを作成することで、ユーザーの課題や期待を理解しやすくなります。

⑩アクセシビリティの視点からの検討
アクセシビリティを考慮したデザインを行うことで、幅広いユーザーがサービスや製品を利用しやすくなります。アクセシビリティの視点からユーザーの課題を特定し、解決策を提供します。

これらのコミュニケーション手法やヒアリング内容を組み合わせることで、デザイン課題をより明確に把握し、効果的な解決策を提供することができます。

・まとめ

手法は多数あり、一つ一つ見る側(ユーザー)と向き合うことでユーザーが求めているデザインができてきます。
当然ユーザーも多数の意見や見解もあり、1つの傾向パターンだけではない筈です。
1つの傾向パターンではないのであれば、ターゲットが複数に分かれ、伝えるデザインもターゲット毎で変える必要だってあるのです。

コミュニケーションを作るデザインとは、人と人が素直に向き合うことであり
本質的な課題も素直な「気持ち」や「意見」、素直な「感覚」など
この素直を引き出すコミュニケーションが大切なのだ。



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