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40歳過ぎて楽器はじめてシンガーソングライターに

はじめまして。
LOVE、LIFEをテーマに歌うシンガーソングライター
「しずく」です。

中学生の頃、通っていた中学校は熱い情熱をもった素直な子たちが集まる
優良な学校で、県から表彰もされていたほど。
そんな学校で当時流行っていたのは
ルーズリーフを便せんに手紙を書いて、
授業中、先生の目を盗んで離れた席の友達に
それをこっそり回したり
教科書の昔の偉い人の写真に落書きしたり
教科書に載ってる写真の人が学校の誰かに似てるのを、
時に先生も一緒になって探しては
そっくり具合いをみんなでネタに笑っていた
夜の校舎で窓ガラスも割られなければ
盗んだバイクで走りだす同級生もいないような平和な学校だった。

そんな中で、当時は男子も女子もなぜか
ものすごく情熱的な「詩」を書くことが一部で流行っていて
頭が悪くて勉強は大嫌いだけど、詩を書いたり、その背景のストーリーを妄想することが好きな私は
友だちと書いた詩を見せ合っては、それを越す次回作を!!と
ドSなのかドМなのかよくわからない課題を自分に与えては
夢中で詩を書いていた。

そんな頃に10歳上の兄が、たまたま私の書いた詩を見つけて
ギターで伴奏をしてメロディーをつけて歌い出したことがあった。
兄は昔から器用で、絵を描いても、モノを作ってもとにかく凄くて
シンセサイザー、トロンボーン、トランペット、ギター
楽器も何でも上手に弾いて、
私の詩を即興で歌にしたのだった。
紙に書かれた黒い文字に命が吹き込まれた瞬間を見たような
ものすごい衝撃を受けた。

私も幼稚園の頃に少しエレクトーンを習ってはいたものの
とにかく教えられることや勉強が苦手で
音符を読む気はさらさら無く、レッスンの時に神経を研ぎ澄まして耳で聴いた音を覚えて、勘だけで弾いていた
なんて言うと、すごいですね~などと言われることもあるが
嫌なことはやりたくないだけの逃亡者のようなものなんです(笑)

そこで得た多少の音感はあるものの楽器の演奏はできない
そのため、その頃から頭の中だけでたくさんたくさん曲を作っていました。
昨日の晩ごはんどころか、洗い終わった洗濯物を干すことや、今何しようとしてたかさえ忘れっぽいのに
あの頃作った曲たちは不思議とずっと覚えてたりするのは何故だろう。

自分のオリジナル曲でバンドを組んでみたかったけれど
なかなか良いご縁に恵まれないまま悶々とした中で
どんどん頭に流れてくるメロディーや詩たちに
ひとつひとつ羽根をつけて飛ばしてあげたい
そんなふうにして高校生の頃に
本気でシンガーになりたいと思うようになった矢先に
最愛の兄が亡くなり、持って行きようのない深い悲しみで
家族でそれでも毎日前を向いて生きていくことで精いっぱいだった。

早くに結婚し、気づけば子育てに追われながらも
歌だけは歌っていたくて
ママ友の勧めでカラオケ大会に出て、そこで知り合った歌仲間たちと
人前で歌う練習、人の心に伝わるための勉強を
まるでオリンピック選手のアスリートようにストイックに練習する日々。

それでもどうしても自分の曲をたくさんの人に聞いてもらいたくて
14年前にパソコンで「インストール」すらしたことないというところから
でもでも絶対に形にしてやるぅ!!
という諦めの悪さから
音楽ソフト「singer song writer」と分厚い教則本を買って
はじめてDTMで作った曲がオリジナル曲の
「NO MUSIC NO LIFE」

最愛の兄の死、子育て、度重なる病気、手術、離婚、父の死
四半世紀生きると色々ありますね。
でもそれは決して私だけじゃない。
みんなそれぞれに色々となことがあると思う。

もしかしたら色々と上手くいかないのは
音楽のせいなんじゃないか?
音楽をきっぱり諦めさえすれば、
家族にもこんなに心配かけずに済んだのでは?と悲観しては
何度も挫折して、何度も諦めようとしても
音楽なんてもうやめてしまおうと思っても
結局どうしてもいつも音楽に救われてきた自分がいた。

そんな音楽を通じて出会えたみんなから教えてもらった大事なことを、
わかっていてもすぐに忘れて、棚に上げて、他人を羨んでばかりな私だからこそ
みんなからの教えを、忘れないように
いつかこの歌詞が当たり前に出来るように
何度も自分に言い聞かせながら歌おうと。

兄の死から学んだこと「生きてる限り遅すぎることはない」
バカにされても、笑われてもいいからと
これまで出会ったみんなにお礼参りのような気持ちから
40歳過ぎてからウクレレ、ピアノ、ギターなど色々と楽器を始めて
シンガーソングライター「しずく」として活動をスタート。

しかしながら、シンガーソングライターたるもの
曲を作るまではいいけれど問題はそこから。
無名なシンガーソングライターの私のことを
一体どこへ行って、どうしたら、たくさんの人に知って、観て、聴いてもらえるんだろう。
多くのシンガーソングライターがぶつかり悩むポイントに
私もすっぽりハマってしまい、あれこれ試行錯誤な毎日。

ライブに出させて頂く事の難しさ。
たくさんライブをしていれば比例して自然とファンの方が、、、
なんて甘っちょろい世界じゃない。
SNS、YouTube、路上ライブ、配信ライブ
どれもが正解にもなり得るけれど
こうしたらという筋書きなんてない。

とにかく聴いてもらいたいのは楽曲たちだけれど
まずは、ありのままの私のことを知ってもらおうと
noteに投稿をはじめることにしました。

この記事を読んで、楽曲を聞いてみたいと思ったり
ライブに行ってみたいと思ったり
応援してもらえたらうれしいです。

「NO MUSIC NO LIFE」という曲を作ってから
10年以上の時を経て、はじめたばかりのギターを触ってひらめいた
ラストの部分のアレンジに祈りの叫びを込めて

みんなの今日が明日がこれからが
どうか大丈夫でありますように!!
これからも歌い続けます。

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