Nikki Nikki

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最近の記事

「ワタシってサバサバしてるから」と「スカッとジャパン」について思う事(改稿)

「ワタシってサバサバしてるから」という漫画と 「スカッとジャパン」というテレビ番組の話題を 度々ネットで目にする。 両者に共通するのは、 自分勝手な人間が失敗し恥をかく場面を コンテンツの売りとしている所である。 「ワタシってサバサバしてるから」については、 ついに実写ドラマ化が決定したそうだ。 怒りを煽る悪役を出し、それを打ち倒すというのは、 創作におけるテクニックの一つだし、 私自身、創作でも、現実の体験談でも、そういう話を読むのは好きだ。 しかし、こういった娯楽

    • 男性の性欲はいじってもよいという風潮(改稿)

      タイトルから少し遠い所から話を始めさせてもらうと、 性欲と言うのは単純なセックスに向けた欲求ではないと思う。 人の性癖は、 生い立ちやコンプレックスが複雑に絡み合って、形成されるものだし、 性欲の発散も、 必ずしも性器の刺激だけで行われる訳ではなく、 暴力、スポーツ、芸術表現、社会での自己実現など様々な形で行われる。 スカトロみたいな、 性器への刺激とは無関係な性癖があるのが、その証拠。 故に、その人の性的欲求を否定するという事は、 単にセックスを禁じる、という事以上に

      • 当たり前になっている男性蔑視「旦那デスノート」と「妻が愚痴を聞いてくれません」(改稿)

        女性に関する発言について、 細心の注意が払われるようになった現代において、 男性蔑視の表現だけが当たり前のように残っている。 旦那デスノートなるものが一時期話題になったのを、 覚えている方は多いのではないだろうか。 女性が男性配偶者の悪口とともに 相手の死を願う内容の文章を投稿するサイトだ。 別にこのサイトの存在自体を否定するつもりはない。 誰だって心の内に憎しみや不満を抱くものだし、 本人に向けた形で、相手を傷つけるために発信している訳ではないのだから、 見えない所

        • ゲームの「中毒性」についての考察

          大前提として、どんなゲームのプレイヤーにも、守っていくべき生活がある。仕事があり、友達や家族もいるだろう。 どこまで行っても、ゲームは生活の一部でしかない。 家族や友人、快適な生活環境など全てを失って、 寒空の下でゲームをする生活をしたい人間などいないのである。 ゲームに関する話題で、「中毒性」という言葉が使われる時、 それはおよそ肯定的な意味で用いられる。 しかし、今回の記事では、 この「中毒性」というものの価値に、疑問を投げかけてみたい。 「中毒性」=「面白さ」

        「ワタシってサバサバしてるから」と「スカッとジャパン」について思う事(改稿)

          松本人志さんの性加害について最低限今言える事

           松本人志さんの件について、今、一部の芸能人の方達が発信している内容は、 松本人志さんが実際に性加害と言われる行為をしていたかどうかに関わらず、 性被害にあった人間全般を追いつめたり、苦しめたりするものとなっているように思う。 当然だけど、私には何の取材力も無いので、当時実際に何が起きていたか、という部分に関する情報は何も持っていない。 ただ、逆に何かを決めつけるような発言をしている人に対して、自分の経験から様々な可能性を提示して、話をもう少し深くする事は出来ると思う。

          松本人志さんの性加害について最低限今言える事

          真・女神転生3を遊んで「センスねーな」と思った話

          まず最初に言っておきたいのは、このゲームの世界観と根幹にある戦闘、育成のシステムは大変良く出来ていて面白いという事、 そして、私が遊んだのは、オリジナル版ではなく、Steamで公開されているPC版であるという事。 そして、自分自身も遊ばずに文句を言っている訳ではなく、一通り強いと言われている悪魔を作成し、裏ボスまで倒した上で感想を書いているという事もご承知おきください。 ベルゼブブにアイアンクロウも覚えさせました。 問題点1:ダンジョンの構成が悪い プレイヤーと仲間のH

          真・女神転生3を遊んで「センスねーな」と思った話

          ポエム2

          無限であって完璧でないものを思う

          ポエム

          大地に罪業は無く、空には赦しがあった。 全ての始まりに眠りがあり、 故に私の眠りは深い。 故に私の呪いは長い。 夢が結ぶ水面に君を待つ。

          綿矢りさも山田詠美も嫌い

          主人公と主人公が認めた人間だけが芯食った本音の世界で生きていて、 他の人間が軽薄で自己欺瞞に満ちたクズみたいな世界観持ってる奴らが気持ち悪い。 他人の本音になんて一ミリだって価値見出してない癖に、 見透かした気になって、見下すためだけに、自分の本音を振りかざすなよ。 あ、ブーメランか。

          綿矢りさも山田詠美も嫌い

          非童貞が童貞に隠しておきたい事

          思春期の少年達にとって、童貞を卒業しているかどうかは死活問題であり、 非童貞が童貞を馬鹿にしたり、いじる光景は、 ありがちな青春の一ページである。 非童貞の少年達は、それを童貞の少年達に対する差別化要素、 アドバンテージとするために、時に過剰に優位性を主張してしまう。 これによって童貞の側の少年達が自信を喪失したり、 女性との関わりに恐怖を持ってしまう事が、 実は本人の人生にとって結構な危険だと思う。 今回は差し出がましいようではあるが、ある種の性教育のような事をしてみ

          非童貞が童貞に隠しておきたい事

          自分に悲しんだり悔しがったりする権利がないという事だけは覚えておきたい

          メモ

          自分に悲しんだり悔しがったりする権利がないという事だけは覚えておきたい

          はい

          君が朝世界を憎みそうな時、僕を思い出して欲しい 君が昼間友達を憎みそうな時、僕を思い出して欲しい 君が夜自分を憎みそうな時、僕を思い出してほしい

          不倫は個人間の問題か

          不倫は本当に個人間の問題か、という点に疑問がある。 芸能人や著名人の多くが、 不倫は個人的な問題なので、それによって職を失ったり、 世間から批判されるのはおかしい、という主張をする。 昨今のマスメディアが行っている細かいメッセージや録音を おもしろおかしく晒しものにするような報道が正しいとは思わない。 しかし、結婚や家庭に人生の比重を置き、 何年もの時間や労力を注いできた人にとって、 不倫によってそれが壊される事は果たして些細な問題だろうか。 そもそも、個人の問題とそ

          不倫は個人間の問題か

          仕事場での距離感についての理想

          私は、部下というものを持った事がないので、 良い職場作りや結果を出す仕事の仕方がわかっている訳ではない。 だから、以下に書く事は全て、 仕事を成功に導くノウハウではなく、 こうなったらいいな、という 自分にとって願望に過ぎない事は、ご留意いただきたい。 無暗に思想信条に触れない 人から人に何かを教える際、 思想信条に触れる事は必ずしも物事をわかりやすくしないと思う。 人に見せるエクセル資料は、 選択セルの位置を一番左上にしておいた方が見やすい。 それを人に伝えるために

          仕事場での距離感についての理想

          当たり前になっている男性蔑視「旦那デスノート」と「妻が愚痴を聞いてくれません」

          女性に関する発言について、 細心の注意が払われるようになった現代において、 男性蔑視の表現だけが当たり前のように残っている。 旦那デスノートなるものが一時期話題になったのを、 覚えている方は多いのではないだろうか。 女性が男性配偶者の悪口とともに 相手の死を願う内容の文章を投稿するサイトだ。 別にこのサイトの存在自体を否定するつもりはない。 誰だって心の内に憎しみや不満を抱くものだし、 本人に向けた形で、相手を傷つけるために発信している訳ではないのだから、 見えない所

          当たり前になっている男性蔑視「旦那デスノート」と「妻が愚痴を聞いてくれません」

          リコリス・リコイルが面白い

          まずセリフ回しが良い。 アニメ風に賑やかめなチューニングにはなっているけど、 説明的セリフばかりにならないいよう、 しっかり会話のリズムや間合いを考えて作られてる。 キャラクターのアピールや設定を伝えるためのセリフだけじゃなく、 日常会話、業務会話がちゃんとある。 もう一つ好感が持てる点は、 主人公達の凄さを見せるための極端な馬鹿、極端な嫌な人間を出していない所。 主役(?)の演技が良い ちさとが可愛い。 はしゃいでる時のアニメ声と 生活時の声を行き来する所にグッと

          リコリス・リコイルが面白い