文脈くん

このnote及びマガジン「文脈ノート」では、コンテンツの「文脈」について書いていきます…

文脈くん

このnote及びマガジン「文脈ノート」では、コンテンツの「文脈」について書いていきます。文脈は、コンテンツの価値を高める最大の武器。これからのコンテンツは、文脈の強弱によって価値が決まってきます。文脈でコンテンツ力を高めたい、そんなクリエイターのためのnote及びマガジンです。

マガジン

  • 文脈ノート

    文脈は、アートであれエンタメであれ、コンテンツを商品として成り立たせるためにはきわめて重要な役割を担います。アートビジネス、コンテンツビジネスが成立するか否かは、ほとんど文脈にかかっているのです。ぼくはこれまで、その文脈についてさまざまな研究をしてきました。それをご紹介していくのが、このマガジンのコンセプトです。また、その文脈についての論考をビジネスとも結びつけ、仮説を展開していきます。このビジネススキームの仮説が、みなさんの役に立つことを目指します。記事は月10本ほど、つまりだいたい週2のペースで五月雨式に発表していく予定です。

記事一覧

固定された記事

文脈とは何か?

文脈とは何か? それは、価値が生成される過程の物語のことだ。人は、物語を必要としている。なぜなら、物語の真贋なら鑑定しやすいからだ。それゆえ、ものごとを見極める…

文脈くん
5年前
62

今一番面白いのが土について学び続けること

ぼくは生まれたときから面白いことが好きだった。だから面白いものやことを探し続け、またし続けてきた。 そんなぼくにとって3年前くらいから一番面白いのが「土」である…

550
文脈くん
12時間前
5

なぜ「有効性」の定義をはっきりさせないで平気でいられるのか?

「デモに有効性はない」という発言が炎上しているらしい。 これを見て気になったのは「有効性の定義は何か?」ということだ。それを誰も述べていない。これでは、議論のし…

550
文脈くん
1日前
4

『オッペンハイマー』の極私的な感想

今さらながら『オッペンハイマー』を見た。新鮮なうちに感想を書こうと思う。 ぼくは昔からそうなのだが、クリストファー・ノーラン監督とは今一つ相性が悪い。理由ははっ…

550
文脈くん
2日前
6

現代の地雷原

最近、街中に地雷が落ちていると思った。そのことを書きたい。

550
文脈くん
3日前
8

人生が上手くいくたった一つの方法もしくは人生が上手くいかない人のたった一つの欠点

人生が上手くいったりいかなかったりは、究極的に一つのスキルによるのではないかと思う。それは「価値判断」だ。「審美眼」といってもい。「目利き」ともいう。とにかく、…

550
文脈くん
4日前
8

1ヶ月前がまるで10年前のようだ

株をしていると1ヶ月前がまるで10年前のように思える。1ヶ月前、1ドルは150円前後だったが、160円が現実化してきた今、「そんな時代があったのか」と懐かしい気持ちさえ抱…

550
文脈くん
5日前
6

なぜ天才は子供の頃に分解をするのか?

天才の子供の頃のエピソードで多いのは「なんでもかんでも分解する」だ。 なぜ天才は子供の頃に分解をするのか? これの最も身も蓋もない答えは、「元々天才だからなんでも…

550
文脈くん
6日前
6

できる人とできない人の差

できる人とできない人がいて、昔はその差は何かということをずっと考えていた。あるとき、そこにはほとんど気づかれない盲点のような隠された差があるということに気づいた…

550
文脈くん
7日前
7

明日を開く

人間は、明日への展望が開けていると幸福を感じ、明日への展望が閉じていると不幸を感じる。 聞いてなるほどと感心した話しが合って、事故で足や手を失った人に、直後に「…

550
文脈くん
8日前
7

社会は優秀な人や恵まれない人を求めていない

こんな記事がバズっていた。 この記事を書いた人の目的は、優秀な人がもっと苦労しなくてもいいような社会システムを作ること、あるいは恵まれない人がもっと助かる社会を…

550
文脈くん
9日前
7

なぜ観光が流行るのか?

観光業はコロナ禍を経つつもなお拡大の一途を辿っている。とにかく街を歩けば観光客に出くわすが、驚くことに田舎を歩いていても観光客に出くわす。しかも、これは日本だけ…

550
文脈くん
10日前
7

人には裏切られた方がいい

人は、人に裏切られた経験があった方がいい。何がいいかというと、まず顔が良くなる。最近だと、トヨタの豊田章男会長がそういう顔をしている。 どういう顔かというと、顔…

550
文脈くん
11日前
8

一流の経営者は皆誰も信用せず不機嫌な顔をしている

一流の経営者は皆不機嫌な顔をしている。 なぜか?

550
文脈くん
12日前
8

桂離宮に行きたい理由

桂離宮は庭の最高峰の一つである。今一番行きたいところだ。これまでもずっと行ってみたいと思っていたのだが、いまだに一度も行けていない。

550
文脈くん
13日前
7

これから生きていく上で何が必要な能力か?

最近、子供の教育について話す機会があって、「岩崎さんなら何を教えますか?」と聞かれたので、それについて考えてみた。 ぼくは大きく3つあると思う。

550
文脈くん
2週間前
7
文脈とは何か?

文脈とは何か?

文脈とは何か?

それは、価値が生成される過程の物語のことだ。人は、物語を必要としている。なぜなら、物語の真贋なら鑑定しやすいからだ。それゆえ、ものごとを見極めるとき、文脈を必要とする。

文脈に則った作品は、価値を認めやすい。例えば、モナ・リザという作品がある。モナ・リザは、イタリアを追われたレオナルド・ダ・ヴィンチがフランス王に招かれ、その地で亡くなったため、フランスの所有物としてルーブル美術

もっとみる
今一番面白いのが土について学び続けること

今一番面白いのが土について学び続けること

ぼくは生まれたときから面白いことが好きだった。だから面白いものやことを探し続け、またし続けてきた。

そんなぼくにとって3年前くらいから一番面白いのが「土」である。「土」の何が面白いのか? 理由を考えてみた。

それは大きく3つある。

もっとみる
なぜ「有効性」の定義をはっきりさせないで平気でいられるのか?

なぜ「有効性」の定義をはっきりさせないで平気でいられるのか?

「デモに有効性はない」という発言が炎上しているらしい。

これを見て気になったのは「有効性の定義は何か?」ということだ。それを誰も述べていない。これでは、議論のしようがないだろう。

もっとみる
『オッペンハイマー』の極私的な感想

『オッペンハイマー』の極私的な感想

今さらながら『オッペンハイマー』を見た。新鮮なうちに感想を書こうと思う。

ぼくは昔からそうなのだが、クリストファー・ノーラン監督とは今一つ相性が悪い。理由ははっきりしていて「分かりやすすぎる」からだ。しかも、その「分かりやすすぎる」ということが誰とも共有できない。これは深刻な問題である。

ノーラン監督作品は、一般には「複雑で難解」とされる。しかし、それはあくまで一般レベルの話で、ぼくではない。

もっとみる
現代の地雷原

現代の地雷原

最近、街中に地雷が落ちていると思った。そのことを書きたい。

もっとみる
人生が上手くいくたった一つの方法もしくは人生が上手くいかない人のたった一つの欠点

人生が上手くいくたった一つの方法もしくは人生が上手くいかない人のたった一つの欠点

人生が上手くいったりいかなかったりは、究極的に一つのスキルによるのではないかと思う。それは「価値判断」だ。「審美眼」といってもい。「目利き」ともいう。とにかく、価値が分かるか分からないかである。

例えば、ブランドもののバッグを見て、何円か分かる人と、「え、そんなにするの? その価値が全く分からない」という人がいる。「その価値が全く分からない」という人は、むしろ自慢げにそのことを言うが、その人の人

もっとみる
1ヶ月前がまるで10年前のようだ

1ヶ月前がまるで10年前のようだ

株をしていると1ヶ月前がまるで10年前のように思える。1ヶ月前、1ドルは150円前後だったが、160円が現実化してきた今、「そんな時代があったのか」と懐かしい気持ちさえ抱くくらいだ。

先日、日銀の介入があったのか、1ドル160円だったのが155円まで戻った。さらに今朝、157円くらいだったのが、再介入で153円になった。

もっとみる
なぜ天才は子供の頃に分解をするのか?

なぜ天才は子供の頃に分解をするのか?

天才の子供の頃のエピソードで多いのは「なんでもかんでも分解する」だ。
なぜ天才は子供の頃に分解をするのか?
これの最も身も蓋もない答えは、「元々天才だからなんでもかんでも分解したがる」というものである。天才は知的好奇心が高く、なんでも知りたがる。知るには分解が一番なので、結果それをするというわけだ。

一方で、なんでもかんでも分解すると、大人になったときにその天才性がより開花するという循環もあるだ

もっとみる
できる人とできない人の差

できる人とできない人の差

できる人とできない人がいて、昔はその差は何かということをずっと考えていた。あるとき、そこにはほとんど気づかれない盲点のような隠された差があるということに気づいた。その差は一般のイメージとは真逆であり、なかなか気づかれないものだ。

どういうことかというと、できる人は「考えない力」を持っている。できない人はこれを持っていないのだ。

もっとみる
明日を開く

明日を開く

人間は、明日への展望が開けていると幸福を感じ、明日への展望が閉じていると不幸を感じる。

聞いてなるほどと感心した話しが合って、事故で足や手を失った人に、直後に「幸せか不幸せか」を聞くとほとんどの人が「不幸せ」と答えたそうだが、3年後に同じ質問をすると「幸せ」と答えた人の方が多かったという。

なぜかというと、慣れたというのもあるが、未来への展望が「閉じ」なくなったからだ。

もっとみる
社会は優秀な人や恵まれない人を求めていない

社会は優秀な人や恵まれない人を求めていない

こんな記事がバズっていた。

この記事を書いた人の目的は、優秀な人がもっと苦労しなくてもいいような社会システムを作ること、あるいは恵まれない人がもっと助かる社会を実現させることのようだ。

確かに、建前的に社会は優秀な人を引き立て、恵まれない人を守るということをうたっているが、それはあくまでも建前に過ぎない。本音はまた別にある。

では本音は何か?

もっとみる
なぜ観光が流行るのか?

なぜ観光が流行るのか?

観光業はコロナ禍を経つつもなお拡大の一途を辿っている。とにかく街を歩けば観光客に出くわすが、驚くことに田舎を歩いていても観光客に出くわす。しかも、これは日本だけの現象ではない。世界中で観光客が溢れている。なぜか?

もっとみる
人には裏切られた方がいい

人には裏切られた方がいい

人は、人に裏切られた経験があった方がいい。何がいいかというと、まず顔が良くなる。最近だと、トヨタの豊田章男会長がそういう顔をしている。

どういう顔かというと、顔では笑っているが、目は笑っていない。人を信用しない(できない)という顔である。この顔がいいのだ。

なぜ人に裏切られた方がいいのか?
それは、社会に対して「貸し」ができるからだ。それが、心の余裕につながる。

もっとみる
桂離宮に行きたい理由

桂離宮に行きたい理由

桂離宮は庭の最高峰の一つである。今一番行きたいところだ。これまでもずっと行ってみたいと思っていたのだが、いまだに一度も行けていない。

もっとみる
これから生きていく上で何が必要な能力か?

これから生きていく上で何が必要な能力か?

最近、子供の教育について話す機会があって、「岩崎さんなら何を教えますか?」と聞かれたので、それについて考えてみた。

ぼくは大きく3つあると思う。

もっとみる