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カラオケと玉出と

どうも西尾です。

本日の大阪の天気は晴のち曇・最高気温25℃の予報で(Yahoo!天気より)、明日からの3連休は土日と天気が良さそうです。

明日からはゴールデンウィークで、せっかくのお休みだし何か物語(小説)でも作ろうかと考えたりしております。

楽しい物語か、悲しい物語、はたまたよく分からない物語か…物語を作ること自体初めてなのでどうなるか分かりませんが(笑)


カラオケと玉出と

昨夕、イベントに参加してきた。

イベントというよりはセミナーといった方がいいと思う。

ビルの一室に若者や主婦を呼んできて秘密裏に行う怪しい投資セミナーでは無く、大阪の歴史や文化を学ぶ内容の学習セミナーなので、壺を買わされたりすることも無かった。

もちろん、私も壺や特殊な水を売りつけたりすることは無いのでご安心ください。

世の中には特殊な水や特殊な壺、特殊な絨毯、特殊な羽毛布団が多いですから。

開始時刻まで少し時間があったので近くのカフェでアップルソーダを飲んでみる。

アップルソーダ

何ともオシャレなアップルソーダ。

底にアップルジュレが溜まっいる。

上には甘く無いソーダ水か。

何かあれだな。

下水道の濾過装置みたいだな。

下の方に沈殿して上方は濾過された綺麗な水。

ハッと我に返る。

何でこんなことを考えるのか。

自分の嫌なところの一つ。

もう少しマシな例え無かったんか、といつも思う。

味は美味しかった。

確かにアップルだなと思う。

欲を言えば、本当のアップル(りんご)が一切れ入っていても良いかもと思ってみたり。

飲み終わりセミナー会場へと向かう。

内容は大阪の文化について、特に上方落語や歌舞伎についてだった。

90分のセミナーだけでは物足りないので、今度本を探してみようと思った。

セミナーが終わり帰宅する前に近くのスーパーに寄ってみた。

イチゴが売られている。

久しぶりにイチゴを見たような気もする。

スーパーのイチゴ

美味しそうなイチゴだ。

イチゴのヘタを取ってヘタ部分から食べる。

最初は酸味が強いが、先端に行くにつれて徐々に甘さが増してくる。

次は先端に練乳をかける。

噛む度に溢れてくる酸味の効いたイチゴ果汁と甘味たっぷりの練乳が混ざり合って口の中で始まるイチゴミルクのフュージョン。

うん、ええなー、と言うかイチゴの値段もだいぶ高くなってないか!?

と、イチゴを食べる妄想をしつつ、久しぶりに見たイチゴの値段の高さにも驚きながら、イチゴ売り場で数分佇む。

後ろからカートを押した白髪のお婆ちゃんがやって来た。

イチゴの品定めをしている。

こちらの方にもやって来たので私はイチゴ売り場を後にした。

パンコーナーへ行くと多くのパンが完売していた。

5〜6個入りのクロワッサンが30%引きになっていたので購入した。

小腹が空いていたからちょうど良かった。

スーパーを後にして帰宅する。

辺りはすっかり暗くなり、夜の帷は完全に降り切った。

街ゆく人は足早に家路に着く。

街路樹の銀杏の木はオレンジ色の街灯のせいで葉も幹も全てがオレンジ色になっている。

オレンジ色は食欲を増進させる色。

腹が減る。

明るいネオンのカラオケ

途中にカラオケがあった。

カラオケOASISか。

ノエル・ギャラガー(兄)とリアム・ギャラガー(弟)の兄弟でやっていたOASISとは何か関係あるのだろうか。

確かあの兄弟は仲が悪いとか。

いつ仲直りするのだろうか。

まあ、良いのだが。

カラオケの明るいネオンが輝く。

ふと思った。

お前は玉出か!と。

玉出はスーパー玉出のこと。

24時間365日年中無休でいつも明るいネオンが灯る激安スーパーで、関西の人には馴染みのあるお店だと思う。

と言いながらも、私自身、住んでいる場所の近くに店舗が無いということもあり、玉出で買い物をしたのは数える程度しかない。

スーパーなんてそんなもんだろう。

中央大通りの交差点で信号待ちをする。

時刻は既に夜の8時を回っているが皆どこに行くのだろうか。

大阪城公園でランニングでもするのだろうか。

私の前で男性二人組が信号待ちをしている。

一人はスーツ姿でもう一人はジャージ姿。

ジャージの背面には学校名か何かがアルファベットで書かれていた。

親子かもしれないな。

スーツ姿の男性は父親で仕事終わりに待ち合わせして、これから大阪城公園に親子で走りに行くのかもしれない。

仲の良い親子で何よりである。

大阪環状線の線路と並行にして歩き続ける。

腹が減ったので先程スーパーで購入したクロワッサンを歩きながら食べる。

これは美味しい。

程よい食感に、程よく香るバターの良い匂いに若干の甘さがちょうど良い。

気が付いたら全てのクロワッサンは私の胃の中へと消えていった。

食べている最中も環状線には電車がひっきりなしに行き交う。

私は車内の人から見られているのか、何と思われているのだろうか、あいつ何か食べてるな、とか思われているのだろうか、そんなことを考えた。

途中で道を折れて住宅街へと向かう。

高層マンションの窓からは白やオレンジの明かりが漏れる。

家族団欒が始まっているのか。

歩いていると何やら明るい看板の灯るお店が見えてきた。

パチンコ屋だろうか。

パチ屋も無駄に明るい。

近づくにつれて、しっかりとその姿がこの目に映る。

玉出やんけ!

スーパー玉出

スーパー玉出だった。

さっきのカラオケOASISに負けず劣らずで明るい。

いや、こちらの方がもっと明るそうだ。

周辺の住宅街の中で一際明るい。

でも、これだけ明るいと防犯の面では助かるかもしれない。

大阪城からも近いから今度来てみても良さそうだ。

カラオケOASISといい、玉出といい、明るいな。

暗い世の中でも明るさを灯してくれているのかもしれない。

そう思うようにしよう。

ワンカップ大関を持った酔っ払いのオッちゃんはいてないみたいで少し安心した。

さて、私も早くお家へ帰ろう。

カラオケと玉出のお陰で気分も少し明るくなった。



以上になります。

お読みいただきありがとうございました。




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