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朝散歩のすゝめ

どうも西尾です。

4月30日火曜日、4月も最後となり明日から5月のスタートです。

今日から3日間はいつも通りの平日でお仕事や学校という方も、或いはお休みという方もいらっしゃると思います。

今日の大阪は朝から雨が降っており、1日中雨みたいです。

明日も雨で嫌になりますが、後半の連休は晴れの日が多いので嬉しく思います。


朝散歩のすゝめ

休みの日の朝は遅くまでゆっくり眠る。

でも休みの日の朝こそ早起きして外を散歩してみる。

未だ朝の6時。

東の空からは徐々に朝陽が昇ってくる。

朝陽に照らされた家々の窓が眩しくも美しく反射する。

道路のアスファルトには家々の影が浮かび上がる。

いつもは車の交通量が多い通りも、休みの日の朝は車が少なく静かで歩いていると心地よい。

近所の人のお家の前を通る。

少しだけ開いた窓の隙間からは朝の匂いが溢れ出す。

朝食を準備する匂い。

目玉焼きとウインナーを焼く匂い。

トーストを焼いた時の香ばしい匂い。

珈琲をドリップしている時の芳醇な匂い。

匂いだけでは無く心地よい音も奏でている。

焼いている時の音。

お湯が沸いた時の音。

朝のテレビ番組の音。

お家の人の話し声。

大切にしたい日常の一コマがそこにはある。

また少し歩く。

自宅前の植木に水やりをする人。

水滴が滴る緑の葉は何だか気持ちよさそうだ。

アスファルトに巻かれた水が朝陽に照らされて輝き始める。

数十カラットのダイヤモンドに負けないくらいの輝きを放つ。

前からやって来た自転車に乗った集団とすれ違う。

皆お揃いの野球ユニフォームに身を包み、前カゴには大きな野球カバンを積んでいる。

大きなカバンのせいか自転車をよろよろさせながら走り去る。

犬の散歩をさせる人。

赤い首輪のついた犬は時折飼い主の顔を伺うようにしながら直ぐ隣を歩いている。

街路樹の麓までやって来ると匂いを嗅ぐのに一生懸命だ。

そんな犬を優しく見守る飼い主さん。

十字路の角に佇む喫茶店。

既にお店の中にはお客さんが。

お店自慢のモーニングがいつもの日課なのだろう。

駐車場の隅っこには楕円形の丸い物体が。

白と黒がアンバランスに混じっている。

何だろうと近づいてみる。

私の気配を感じたのか顔を上げる。

猫だった。

大きなあくびをする。

未だ眠そうだ。

起こしてしまった。

ごめんねとその場を後にする。

朝から歩いた。

朝の街の匂いが好き。

この日常が好き。

お家に帰る。

朝食の準備を始める。

朝から幸せを噛み締める。



以上になります。

お読みいただきありがとうございました。




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