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【詞】茶柱

1年前のことから
つい最近のことまで
すべてを詰め込んだ茶柱は
プカプカ浮いて
またゆらゆら揺れて
何かを思い出すことが出来たらいい


数年前の部屋から
つい最近の掃除まで
飲み干す緑茶 あいだの茶柱
プカプカ浮いて
また生活に笑う
人のことを思い出せればいい


「おはよう」と言えないほどせわしい未来
僕をいつか見つけ出す近未来に
変わらないものが一つあればいい
それだけで明日に踏み出して
(ゆらゆら ゆらゆら)
あの花と揺れて
何かを思い出すことが出来たらいい


つい最近の話から
数年前のことへと
移ろう季節の早さに茶柱は
見つめるほどに
いつの日に戻れるだろう


今も過ごす部屋
飲み干す緑茶 街のどこかで
生活に笑う人の流れにとけこめたら
何気なく笑う君のことを思い出せればいい



詞の新作です
こちらは今日作った詞になります

"プカプカ浮いて また生活に笑う人のことを思い出せればいい" 等

全体的にシンプルな文章になったと思いました

今回の詞は、サカナクションの「茶柱」という曲に影響を受けていて、タイトルも同じになっています

ピアノサウンドで構成された曲で、夏の儚さを感じる綺麗な曲です



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