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【詞】ラムネ

青い空を飛ぶ鳥をラムネ瓶と重ねて
何となく 何となくだけど
夏の音 近付くほど
深くなってゆく 深くなってゆく


エモーション 映しだして この地面
草のゆれるほどのあの鳥の飛翔
夏の音 遠のくほど
やがて消えてゆく やがて消えてゆく


この先の さらに先の いつの日にか
ラムネのビー玉ほどに小さな世界で
泳ぐ 丁寧 それは 遊泳
カランカランと鳴る鈴の猫が座る


歩き出したら 自分の手の平ほどの期待とか
飲み干したそのラムネに 人見知りせずに
靴を踊らせ 歌う声は 風まかせ
街に膨らむ ラムネの記憶 今ひら
開けそうで


目を覚ますと ツバメのような一日が
何となく 何となくだけど
翼から オリオンの
星を描いている 星を描いている


この先の さらに先の いつの日にか
ラムネのビー玉ほどの小さな世界に
浮かぶ 情景 さらに 鮮明
カランカランと走りだす猫を見かけて


進みだしたら 自分の手の平ほどの未来とか
空いたそのラムネ瓶に 反射する靴を踊らせ
話す声は 夏を包んだ ラムネの記憶
今すぐ 開けそうで 開けない



詞の新作です
前回の茶柱に続き、"夏"をテーマにした詞になっています

"靴を踊らせ 歌う声は 風まかせ" 等
シンプルな文章で、夏の期待をイメージしています
"ツバメ" や "オリオン" など、夏を感じさせるワードも入れています

まだ5月ですが、夏日のように暑い日が続いていますね
気候に合った服で、適度に水分を取って、過ごしていきたいです

GWということもあり、夕方の投稿になりました


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