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恥ずかしいけど、そんなに悪くない!?

こんにちは。心を育む子育てサポーター 森かほり です。2冊の子育て本の翻訳出版と、2011年の大津市のいじめ事件をきっかけに、保護者向けの講演活動を始めました。テーマは「自己肯定感をはぐくむ子育て」で、全国のPTAや自治体からお声がけいただいています。活動詳細・プロフィールはこちら。



恥って、なに?

今年に入って、洋書(Julia Kristia著Drive Your Own Darn Bus!)の読書会を、オンラインでやっています。

先日「恥 shame」の感情について読みましたので、その学びを少しシェアしますね。

恥ずかしいという気持ちは、「うわ、やっちゃった、ハズカシー」という軽いものから、

「こんな失敗をする自分が信じられない、周りにどう思われただろう。こんな自分、消えてしまいたい」と深刻に悩むものまで、いろいろあります。

今回学んだのは、後者のほう。

自分の価値を揺るがす深刻な「恥」です。

著者ジュリアは、恥とは「あなたはほかの人に比べて、価値がないし、愛されもしない、能力もない」という、頭の中にあるウソだと言っています。

また恥や勇気の研究で有名なブレネー・ブラウンは、こう言っています。

恥とは「きわめて強い痛みの感情または体験。その根底には、欠点ゆえに、自分は愛や居場所を得る価値がないという思い込みがある」と。

あなたは、恥ずかしくて消えてしまいたい、と思ったことはありますか?

わたしは自分の過去を振り返って、あれはまさに「恥」体験だったと思うコトがあります。

サロンを主催するも…

数年前、起業を目指すママさんたちと毎月カフェに集まるサロンを主催していました。

内容は、夢実現のために、先月を振り返り、今月は何をするか計画を立てて宣言しあう、というものです。

予約不要で、参加費はなく、カフェでの飲食代のみ。

SNSで呼びかけて、最初のうちはけっこう集まって、楽しくてお互いモチベーションをアップしていました。

でもだんだんと、それぞれ自分の事業が軌道にのってきて、忙しくなって、参加人数が減っていきました。

わたしは、自分の夢へのモチベーション維持のために、誰も来ないかもしれないけどカフェに行って、1ヶ月の振り返りや、行動計画を作っていました。

開催前には何度かSNSで告知をしましたが、実際に参加者ゼロという回が続くようになりました。

これって、けっこう心が折れるんですよね。

でも、自分を奮い立たせて会を続けていました。

告知の果てに

50回記念のときは、「50回記念です!いつもよりちょっと豪華なカフェに行きます、ぜひ来てね」とドキドキしながら告知しました。

節目だから、きっとみんな来てくれるだろうと思っていました。

そして来てくれたのは1人だけでした。

1人だけでも来てくれて良かった、のはずです。

なのに終わってから、帰りの車の中で、ひとりで声をあげて泣きました。

恥ずかしくて悲しくて、バカみたいで。

なにひとりで張り切ってたんだろう、あんなふうにはしゃいで告知して、恥ずかしすぎる、だれも興味なんかなかったのにって思いました。

まさに、「自分なんて何の価値もない」という思い込みに、完全に乗っ取られていました。

見えない現実

著者ジュリアが言うには、恥の気持ちに乗っ取られたときは、恥の存在に気づいて、中立的に物事を捉えるのがいいようです。

恥に支配されているときは、本当に偏った見方しかできません。

上のわたしは、「1人だけど来てくれた人がいた」ことを無視して、

「誰もこの会に興味をもってくれないのだ、こんな会を浮かれて企画している自分がバカみたい、アホや」と思っていました。

でも現実は、「参加者が1人いた。来なかった人が、わたしや会をどう思っているかなんて、ひとりひとりに聞かなければわからない」ということです。

ジュリアは、「自分の期待と現実を区別しよう」と言っています。

人の行動で自分の価値をはかってはいけないのですね。

上のわたしは、まさに、人の行動で自分の価値をはかっていました……

いやーー、なかなかイタイ体験でした。

バイト終了!新たなチャレンジ、心のトキメキ!(←ほんまか?)

実はね、上のような「恥」をまた経験しそうで、いまちょっとどきどきしています。

というのも、わたしはこの3月末でアルバイトを退職し、4月からはほぼなんにも予定がない状態だからです。

決まっているのは、ご依頼をいただいた講演に出かける予定だけ。

講演はバイトのようにしょっちゅうあるわけではないので、スケジュール帳はかなり白っぺらです。

これってすごく怖いのです。

5年前のアルバイトを始める前と同じ状態で、当時も特に3月~4月にメンタルをやられていました。

収入ゼロ、時間はたっぷりある、何しよう?何したらいいのだろう?……と。

講座を自主開催しようか、でもだれも来なかったら悲しすぎる&恥ずかしすぎる、と思ってしまって、なかなか前に進めない状態。

ひゃーーーー!!

言ってしまった。

こんな状態を白状するのは、まさに 恥shame なのです。

でも恥は、秘密にしておくほど増殖し、オープンにするほど弱まると学びました。

うん確かに、いま少し、開き直れてるかも(笑)

さて、これからわたしはどうするのでしょう。

何か決めたらまたブログに書きます。

★こんな状態なので、「こんな講座してほしい!」というご希望があったらぜひ教えてください♪ お声をいただくだけでも、1人じゃないんだって嬉しくなるし、できるだけ開催する方向で考えたいと思います!


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