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大きなパンダと小さなドラゴン【感想】

お疲れ様です。今回は、最近私の心が動いた本を紹介します。

この前、絵本『大きなパンダと小さなドラゴン』を読みました。


読んでいて泣きそうになり、自分でも疲れているんだなあと思いました。

実際に泣くわけではなく、頭の中で泣きそうだなあと思ったことが疲れているなと思いました。

疲れているから自然に涙が出てくることもあるけれど、疲れているからこそ涙も何も出てこない時もあるよね。


これは、大きなパンダと小さなドラゴンが旅をするお話です。お話といってもストーリー仕立てになっているわけではなく、ゆるくメッセージが載ったものです。

一つのページに、大きなパンダと小さなドラゴンの癒されるほんわかとしたイラストがあり、そこに数行のメッセージがつきます。そのメッセージは会話になっていたり、または思うことだったりです。

そのメッセージに、そうだよなあと頷いたり、そうかあと新たに今自分が置かれている状況の見方を変えてみたりできる。

心の支えの候補になる本でした。


印象に残った言葉の一部を紹介します。


「だいじなのは だれといっしょにいくか じゃないかな」

旅にでかけるのと行き先をきめるのはどっちがだいじか、と大きなパンダが聞いたときの小さなドラゴンの回答です。

一人旅なら別かもしれない。でも、誰かと旅行をしたり遊んだり、どこかに一緒に参加するとき、そこで何かトラブルがあったりするかもしれない。

その時に、そこを行き先に選んだことを後悔するのではなく、自分の大好きな人と一緒にいれていることがすごく幸せなのではないかな、と思いました。

もしもそれで、この人と一緒にいるのは違うと思うならば、一緒にいる人を変えてみるのもありかもしれない。

きっと一緒にいて居心地がいい人はいると思うから。

そうだとは分かっていても、離れることの出来ない人もいるから、人の情というのは難しいものだなと常々思います。

もう少しポジティブな視点でも見てみよう。

他のページで小さなドラゴンは、パンダの良いところを挙げ、「でも、なによりいいのはいっしょにいること」と話しています。

いっしょにいること。

誰かと今一緒にいることが当たり前だと思っているのであれば、一緒にいれるだけでどれだけ嬉しくてありがたいことなのだろう、と思ってみるのもいいかもしれない。

すぐにそう思えなくても、その人を観察してその人の良いところ発見人間になってみたら、その人に対しての気持ちは変わるんじゃないかな。

誰かに話さなくても私だけが良いところを知っているという状態も素敵かもしれない。もちろん、たまには本人に直接伝えるのもありだと思います。



「うつくしいものは どこにでもある」
「でも、みつけるのが むずかしいときもある」

これは大きなパンダが教えてくれたこと。

近くにあるのに、気づかないことってあると思います。

うつくしいものって何だろう。うつくしいものは、見ていて、聞いていて、心地よいと感じるものだと思う。

だから、「うつくしい」の基準は人それぞれなんだと思います。

人それぞれのうつくしいは違うから、自分だけがうつくしさを知っていればよいと思う。

そして、他の人にうつくしいものを教えてもらったとしたら、それを受け入れてみればいい。もしもどうしても違うなと思ったら、自分と似たような価値観を持つ人を探してみればいい。

自分がいかに心地よく過ごせるかを考えるのは、自分を大切にして、自分を守っていくのに必要なことだと思う。

うつくしいものの見つけ方は簡単。簡単だからこそ、難しい。一度、立ち止まって見れば、よく見えるようになる。

それでも、やることに追われていると立ち止まっている暇なんてないから、うつくしいものを見逃して、見ている世界がくすんでみえてしまう。



紹介は以上になります。最近、心動かされた本や映画、作品があれば教えて下さい。


ここからは、私の日記。

今月はいっぱいいっぱいで余裕のよの字のかけらの一つもなかった。今月もたくさん泣いたし、人信用できなくなった時もあったし、病んだし、noteも書けなかったし、全てが嫌になったりもした。

でも、その中で楽しいときも、嬉しいときもあって、やっぱり人生は楽しいことも嫌なことも色々混ざり合ってできているんだなって思う。

嫌なことが続くと、嬉しかったことが霞んでしまいそうになるけれども、嫌なことがあっても、それならどんな楽しいことが起こるんだろうっていうわくわくのマインドでいたい。

一度ある年齢で考え方が固定されてしまうと、大人になってもいくつになっても変わることはないのかなと諦めてしまいそうになる。

今の私に満足していないのは事実であって、そうだとしたら、これからも自分に対して嫌だと思い、自分のことを認めない状態が続くことになる。

それは嫌だから変わりたいと思うのだけど、やっぱり何か一つでも変えていかないと、いつまでたっても変わらないよなと思います。

本当のことは分からないけれど少なくとも私は明日で人生が終わるわけではないと信じているので、これからも自分が少しでも成長できたらいいなと思います。

自分が変われば周りも変わるからね。これは、周りに対しての自分の考え方が変わるから、周りが変わったように感じるという見方もできそう。


色々話しましたが、4月からも新年度頑張っていきましょう。無理はしないように体調に気をつけてなるべく元気にやっていけたらいいな。
気持ちの良い暖かい春が来るから。でも花粉は必要最小限でよろしくね。

ここまで読んで下さりありがとうございました。では、また。






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