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月経改善編

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月経困難症により重度の貧血になり行くとこまで行ったわたしが克服した話。
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生理は、根性だ根性??

せっかく夫と結婚したところでしたが、
話は高校時代に遡ります。(ゴメンネ!)

私は月経過多でした。

※血液の描写を含みます。
苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

それは、夜用スーパー吸収ナプキンを着けても朝には布団に血だまりができ、
生理痛でのたうちまわり、もどし、気絶寸前...
を毎月数日間味わう程度です。

鎮痛剤は効いてるか効いてないのか気休めに過ぎず、結局吐き戻すためそのうち服用しなく

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社会の荒波を乗り越えろ、乗り越えねば!

なんということでしょう、
社会人になった私は、まだ自分の月経の異常に気付いていません。

朝から夜用ナプキンを(なんならタンポンも)装着し、深呼吸をして意を決して家を出て、地を這う思いで駅まで向かい、
満員の女性専用車両に乗り込み、
全体重をドアに預け、脂汗をかきながら限界を迎えては一駅ごとにホームのベンチに倒れ込む...

目の前が真っ黒になり、脳がひんやり血の気を引く感覚を何度も味わってきまし

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わたし、赤ちゃん生めるのかな

その頃には
貧血の自覚症状が多々あったため、
何かの検診のついでに申し出て、血液検査で貧血の度合いを見てもらいました。
そこで、衝撃的な結果を叩き出すのです。

詳細な数値は伏せますが、病院の先生の説明によると、
体内の鉄分を貯めておく備蓄用の鉄分(フェリチン)が底をつきそうだ、ということでした。

つまり、一般的なヘモグロビンの貧血を通り越して、重度の貧血状態に陥っていました。

「あなた、これ

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いざ、婦人科パート1

長年悩まされてきた月経過多と決別できるかも知れない!
話だけでは信じてもらえないかも知れない!

とわざわざ過酷な月経のタイミングに合わせ、リアル重たい腰を上げ、
期待に胸を膨らまし門を叩いた婦人科は、
おじいちゃん先生がぽつんと丸イスに座る、地域の小さな病院でした。

経血の量のこと、生理痛のこと、
涙ぐみながら初対面のおじいさんに訴えました。

内診台に上がるとき、
女性看護士がこちらを一瞥(

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教えて、おじいさん

あれ...?この人たちに私の話、伝わってるかな...?
初めての内診は不安と不信感だけで過ぎました。

※血液の描写を含みます。
苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

当然、経血はナプキンの範囲に渡ってべっとり身体に付いていますから
どんなに気をつけても診察台のシートに
赤いインクかすれのような汚れが付いてしまっていました。

「すみません...」

と私が言い終わらないうちに、
看護士はぶっきらぼ

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今日はねむろう

診断?薬?
もちろん何も出ませんでした。

こうして月経を改善する初めて訪れた機会は
儚くも砕け散ったのでしたー

わたしの生理は、結局大したことなかったのか...

いやによく晴れた空の下、私は力なく家路につき
カーテンを閉めきった部屋で
毛布をきつく抱き締めながら布団に沈みこみ
その日の残りのほとんどの時間を過ごしました。

息するのに合わせていつも以上にお腹が鈍く、響くように痛む気がしたのは

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(番外編)主よ、この苦痛から救いたまえ

白衣を着た仙人により、
私の月経の症状は前世の所業による罰か
なにかという審判がくだったため、
私は“まじない“のたぐいのものに頼るしかないところにまできていました。

※ここまでで少しでも共感していただけるほどの症状をお持ちでしたら、
前世なんてふざけたこと言ってないで、
現代医学を取り入れた婦人科(大抵はそう)へ駆け込んでください!

ここからは、生理中の私の泥臭い装備の紹介です。

・布ナプ

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やっぱり、おかしい!

婦人科受診のその後も、私は私の生理大魔王様と丸腰で戦っていました。

※一部不快な描写が含まれます。
お食事中の閲覧などはご遠慮ください。

とある日、いつものようにごまかしごまかしデスクワークをしている時、
(魂の叫び:生理痛論争では、こういった女性が一定数いることは認知されてほしいな!)

あまりの気持ち悪さにトイレへ駆け込んだはいいものの、
個室に入り、鍵を掛けるかかけないかくらいのタイミン

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いざ、婦人科パート2

次は女性医師のいる婦人科を選びました。

同性の方が理解されにくいんじゃないか...
婦人科不信に陥っていた私は不安でいっぱいでした。
そして、今度は診察台を汚さぬよう、無用な言葉に傷付けられぬよう、平時に受診しました。

妊婦健診もしているその医院では、
待合室にホワイトノイズとオルゴールが流れ、診察室に入るとハキハキと話すさっぱりした50代くらいの先生がいました。

そして、私の話に頷きながら

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