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#フード 記事まとめ

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レシピやグルメ情報、料理や食文化に関する考察など、食にまつわる記事をまとめていきます。
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2021年4月の記事一覧

「ホタテか、イカか、たこか」北海道の南部にある、鹿部町(しかべちょう)発。”たこうどん”とは???

[海鮮商店] 北海道の南部にある、鹿部町で鮮魚卸売などを営んでおります、海鮮商店です。この度は、当社製品”たこうどん”のnoteをご覧いただき、誠にありがとうございます。 [たこうどんとは]  鹿部町の前浜のミズダコの頭を釜茹でして、食べやすくうどん状に切ったものです。ミズダコの頭は、生でも茹でても、しっとりとしていてやわらかい食感です。地元ではお年寄りから子供まで幅広く愛されてきた食材です。足よりも頭の方が好き、という人も多いです。 このたこうどんは、茹で加減にこ

トスカーナの思い出🍇黒オリーブのスパゲッティの作り方

トスカーナの瀟洒なお店のテラスで食べた黒オリーブのスパゲッティが忘れられなくて、記憶をたどって作ってみたら思いのほかおいしくできました。 ひとくち食べると、イタリアの青い空とさわやかな初夏の空気を思い出します。 作り方はとても簡単。 スパゲッティがゆで上がる数分で完成します。 🍇材料(1人分)🍇 ・スパゲッティ……90g ・黒オリーブ(種なし)……20つぶ ・オリーブオイル……大さじ2 ・にんにく……1片 ・唐辛子……1本 ・スパゲッティをゆでる時のお塩…

清明(美生柑と菜花)#二十四節気の手紙

一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。 移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、ミックスドリンクスタイリストのemmyと、いけばな作家のMayu Araiによるドリンクとお花の交換会をはじめました。 二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしていきます。 今回は第七回目の『清明』、emmyからのお手紙です。 - Mayuさん、こんにちは 光清らかな春、

東京都23区内でバクラヴァを気軽に食べるための10皿

バクラヴァのツイートがバズりました! 6000以上イイネまで行ったのは、久しぶりのことです。このおかげでフォロワーさんも100人以上増えました。なので、みんなバクラヴァのこともっと知りたいだろうなあと、今回この10皿をやらねばとなったのです! バクラヴァとは、薄いフィロ生地などを使ってミルフィーユのようにして作ったパイに、シロップをつけて甘くした一口サイズの小さなパイです。この写真は、イラクで撮影した様々なバクラヴァの入ったプレートです。下から2段目が所謂ふつうのバクラヴ

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ビール酵母の進化とビールの多様化

私は、基本的にお酒はビールしか飲まない。以前はラガービール(サッポロ黒ラベル)が定番だった。しかし、最近のお気に入りはIPA(インディア・ペールエール)、それも少しアルコール度数の少ないセッションIPAである(たとえば"Coedo 毬花"や"ホップ農家と醸造家が奏でるSESSION IPA"など)。IPAは、ホップを大量に使用した、爽やかな苦みのきいたビールだ。私がビールについて少し調べてみようと思ったのも、IPAを飲んで、クラフトビールのおいしさにはまったことが切っ掛けであ

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岩下の新生姜のいなり寿司

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チーズキンパ

フィンランド風ドーナツ「munkki」のレシピ

5月1日はフィンランドでは春を祝う祝日Vappu(ヴァップ)。この時期に食べるmunkki(ムンッキ イースト生地のドーナツ)。レシピ本を訳したりして試作を繰り返した「おうちで楽しむフィンランドのムンッキ」レシピです。 材料(8個分) 強力粉 100g 薄力粉 100g グラニュー糖 35g インスタントドライイースト 3g カルダモンパウダー(または粗挽カルダモン) 3g 塩 3g 牛乳 80〜100ml 卵 30g バター 30g サラダ油(菜種油など) 適量 グ

創業119年目の飲料メーカーと一緒に飲みものをつくりませんか?

はじめましてのご挨拶この投稿を読んでくださっている皆さま、はじめまして。お読みいただき、ありがとうございます。飲料メーカー、友桝飲料(ともます いんりょう)マーケティング部の木下と申します。 この社名、初めて目にする方も多いと思います。佐賀県小城市にある本社をはじめ、東京・大阪にオフィスがあります。工場は国内に3か所(佐賀県小城市、山梨県富士吉田市、長野県木曽開田)。いずれの工場も、おいしい飲みもののスタート地点として大切な「水のきれいな場所」にあります。 日本国内で飲み

本を携えて、創造的休暇にしよう。

アイザック・ニュートンが万有引力の法則を発見したのは、疾病ペストで18ヶ月もの休学期間中の時。彼はその期間を「創造的休暇」と名付けたそうなんです。予定通りにいない状況下でも自身の機嫌とモチベーションを保って前進してゆくエピソード、好きなんです。 今年もゴールデンウィークも、お世辞にも「最高!万歳!」な連休にはならなそうですが、でも何か前進する休暇になるといいなと思います。 移動できないなら移動できないなりのGW楽しみ方を、その相棒はきっと本でしょう。私からは食文化まわりで

偏愛日記【パリとマヨネーズ】

2017年夏、パリ。 究極のマヨネーズ料理を味わった。 大学の夏季休暇を利用し約3週間のひとりヨーロッパ鉄道旅行中だった私は、治安の悪いブリュッセル中央駅を午前4:40に出発。 5回乗り継いで午前8時38分、パリ・リヨン駅に降り立った。治安が良さそうだ。 リヨン駅。この他、北駅、東駅とあって全部似てるから結構間違えやすい。 マレ地区に予約しておいたホテルにバックパックを置きに行く。オーナーはイスラム系、まだ朝早く清掃中なので少し嫌な顔をされた。 身軽になりパリの街を忙

たすかる、おいしい、あたらしい。海苔の話

いつもの食材、いつもの手順、いつもの味。変わらないおいしさにほっとするときが多いけれど、なんか物足りないな……と思うときもありますよね。 そんなときに頼れるのは、さっと加えるだけで違う食感が変わったり味に深みが出たりする「ちょい足しトッピング」。私はしらす、塩昆布、ナッツ、ザーサイあたりを定番で使っているのですが、そこに最近新たに加わったのが合羽橋にお店をかまえる有明海産初摘み海苔専門ブランド《ぬま田海苔》の「初摘み海苔のうまみフレーク」。 海苔以外にも、かつお節や干しえ

おうちで中華 - 涼拌竹筍(筍の冷菜)

旬のうちに、筍料理をどんどんご紹介していこう。今日の料理は、涼拌竹筍(筍の冷菜)だ。見た目にも爽やかな、春らしさいっぱいの冷菜である。 これまで紹介した筍料理の中では、最もシンプルな一品だ。ご覧の通り、乱切りにした筍を和えるだけなので、ものの5分で作れる。 涼拌竹筍 凉拌竹笋 liángbàn zhúsǔnむちゃむちゃ簡単なのにとても美味しいから、重宝する。シュクッとした筍に青葱の香りがからんで、実に小粋な前菜になるのだ。 子供でも食べられるクセのない味でいて、酒の肴と

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300

40分焼いたれんこんのステーキ

冷蔵庫の野菜室にれんこんがあったので焼くことにしました。ちなみにれんこんの旬は秋ですが、年中あるといえばあります。ステーキにすると食べごたえがあり、肉や魚がなくても存在感充分の料理になります。 れんこん、繊維が縦に入っているので、輪切りにしてから焼くのが一般的。 皮は剥いても剥かなくてもどちらでも食べられるのですが、皮をつけたままだと色が黒くなるので今回は剥きます。皮むき器で剥くのがかんたん。 最大のコツは分厚く切ることです。今回は2.5cmの厚さにカットしました。分厚