見出し画像

海外からの移住者に対してヘイトを繰り返す前に。

ある移住関連の動画を観ていて、他のヘイトコメントに違和感を持ちました。

『中国・韓国からの移住者コミュニティーが犯罪犯した…』 『(他国から移住してきて)日本の何千年の歴史・文化やルールを壊すな』

私は純日本人ですが、“紛争地から帰還した負傷兵”と同じレベルのストレス値を、
日本の学校での傷害罪該当の集団苛め被害に遭い続けた上に、法整備も現在ほどなかったため数百万円〜数千万円におよぶほどの損害賠償や慰謝料を1円も取れなかったため、
現在は障害年金と生活保護を受けて、ありがたく生活させてもらっています。

生活保護をめぐっては、なぜか外国人が優遇されているという議論が噴出し、純日本人の自分は擁護して頂いてるので、
なんとも言い難いのですが。
移住そのものに対する苛烈なこれらの批判コメントに対しては、以下少しだけ大学で国際法など学んできた身として、想いを述べておきました。

大局的に国を代表しているのは立派ですが、それを言うなら戦時中は、この立場は真逆だったんですよ。

日本が中国・韓国・東南アジア諸国の歴史や文化を侵略戦争でぶっ壊してきたんですよ。

移住ではない。侵略・略奪戦争ですよ。

現代における受け入れはせめてもの償いであっても良かったんじゃないか、と思うほど、残忍極まる凄惨な強奪を繰り返したんですよ。

アメリカにも元々、真珠湾攻撃仕掛けたのは自国、日本。

原爆の影響については色々言っても良いかと思いますが。

ただアメリカを鬼畜米英として、米文化の研究をしなかった日本に比べて、

アメリカでは戦中も日本の文化に対する一定の尊重から、

大学における日本研究は進んでいたのです。

アメリカも広いので、原爆は原爆で司令を出す機関がありましたが、

一様ではなく、日本が戦争さえ始めなければ、ずっと友好的に接してきた可能性はありました。

国家としての賠償は終わっても、本当に思いやりのある国民なら、ただこれらの国々が窮地に陥った際の移民受け入れを、ただ迷惑と批判するので終わらず、

歴史の流れを感じながら自国の犯した過ちの結果、くらいには内省してできる限り受け入れたいものです。

因果応報でしょう。

因果関係や、歴史・外交への意識が低い人が多いと、

“今さえ自国民さえ良ければ”が集団化してるのは日本人の傾向も一緒で、しかも道理があまり判っていない…😢

中国なんて、日本より歴史が長い上に漢字・稲作・建築、数知れない文化の進展をもたらしてくれたのに、

日本からは遣唐使を廃止して、後に侵略・植民地化。

恩を仇で返した、国賊日本に対しても、第二次世界大戦後は中国は日本からの賠償金を全額放棄して、

大貧困の中から再出発して、今の日本を超える大発展まで、這い上がったんですよ…

十億倍もの国民がいるにも関わらず。

それを考えると、『日本を壊すな!自分達で自国を作り上げたんだぞ!』なんて、

どのつら下げてまくしたててるのか…あまりにも視野が狭窄していて、もの哀しいです。

もちろん、自国民のセーフティーネットを強化するのは大事ですが、

それに乗じてワーキャーと、かつて侵略した他国に対してまで、様々必要以上の悪口を言わないでほしいです。

困っているのは察するけれど、

幸せになりたいのなら、天につばをはかないほうが良いんじゃないでしょうか。

内省する強さこそ本物ではないのですか。


皆さんは、どう思われているでしょう?
ロシアを始めとした、軍事によるナショナリズムの台頭で、第三次世界大戦をも勃発させかねない国際的な風潮を変えるには、
大局的な視野を持って調整をはかれる人が増えなければと思います。

生活保護を受けていても、こういうことを考えて、先の人生に活かしたいと真剣に生きている人がいることを、どうか忘れないでほしいのです。


#ヘイト #移住者 #アメリカ #中国 #韓国
#東南アジア #歴史認識 #償い #セーフティーネット #国際世論 #生活保護 #戦争

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?