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ソーシャル経済メディアNewsPicksが2019年に創刊した、希望を灯すためのレーベ…

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ソーシャル経済メディアNewsPicksが2019年に創刊した、希望を灯すためのレーベル「NewsPicksパブリッシング」です。 本文の一部をnoteで「立ち読み」いただけます。

マガジン

  • 福原義春+文化資本研究会『文化資本の経営』

    『文化資本の経営』(福原義春+文化資本研究会)を、一部特別公開いたします。

  • シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER』

    『THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法』(シーナ・アイエンガー)を、一部特別公開いたします。

  • 徳谷智史『キャリアづくりの教科書』

    『キャリアづくりの教科書』(徳谷智史)を、一部特別公開いたします。

  • 清水大吾『資本主義の中心で、資本主義を変える』

    『資本主義の中心で、資本主義を変える』(清水大吾)を、一部特別公開いたします。

  • 安宅和人『シン・ニホン』

    『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』(安宅和人)を、一部特別公開いたします。

最近の記事

【警告】数字より「文化資本」を伸ばせ

豊かな文化資本をもった企業が伸びる企業活動は文化を生産している 価値ある商品を生み出す企業の活動が、単に経済生産であるだけではなく、同時に文化生産でもあることはいうまでもありません。 ただ、ひと昔前の経営ではそれほど文化生産という観点は必要とされませんでした。それは第一に、文化は商品によってつくり出されるものではなく、学問や芸術の成果によってつくり出されるものだ、という考え方が強かったからだといえます。 たとえば、あまりたくさん売れない純文学小説は文化だが、大量に売れ

    • 『THINK BIGGER「最高の発想」を生む方法』日本語版訳者あとがき

      世界に何かしらの爪痕を残したい――そう思いながらも、よいアイデアがなかなか頭に浮かばずに悩んだことはないだろうか? また、たとえアイデアを持っていても、本当に追求する価値があるアイデアなのかどうか、判断に迷って足を踏み出せなかったことはないだろうか? ビジネススクールでは、そうしたすばらしいアイデアが「すでにある」という前提で、カリキュラムが進んでいく。またアイデアを発想するための手法はいろいろ開発されているが、偶然のひらめきに頼るものや、発想の幅が狭かったり、質が低かった

      • 【募集終了】NewsPicksパブリッシング編集総務&営業事務(業務委託)

        ※こちらの募集は締め切りました。たくさんのご応募をありがとうございました。 こんにちは!NewsPicksパブリッシングです。 私たちはNewsPicksの出版部門で、2019年に創刊しました。 「大人に、新しい『問い』を。」というミッションを掲げ、 ビジネス書や教養書を刊行しています。 このたび、一緒に本づくりに携わってくださる仲間を募集します。 今回募集するポジションは、出版部門の編集・営業のそれぞれのサポート業務がメインとなります。 本づくりの裏側や、印刷・製

        • 「部下のやりたいこともわかるが売上が…」 本音のキャリア相談室#03

          仕事とキャリアの悩み、プロに直接きいてみた 「前のリーダーの方がよかった」と言われ…。 💡自分を開示し、外部に頼ること。どんな組織にしたいか、少しずつでも言語化を まず、頑張りたいと思っているのは素晴らしいと思います。「前のリーダーの方が良かった」と露骨に言われるのはなかなか辛いと思いますが、(相談者の方も頭ではわかっているのだろうと思いつつ、あらためて)あまり比較する必要はありません。 リーダーシップもいろんなスタイルがあります。カリスマリーダーでないなら、どんなリ

        【警告】数字より「文化資本」を伸ばせ

        マガジン

        • 福原義春+文化資本研究会『文化資本の経営』
          1本
        • シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER』
          1本
        • 徳谷智史『キャリアづくりの教科書』
          5本
        • 清水大吾『資本主義の中心で、資本主義を変える』
          1本
        • 安宅和人『シン・ニホン』
          4本
        • 近内悠太『世界は贈与でできている』
          21本

        記事

          「キャリアの『計画』なんて、立てられません…」本音のキャリア相談室#02

          仕事とキャリアの悩み、プロに直接きいてみた 面接に落ちたくない。「会社に合った私」になるのは間違い? 💡まずは「私に合った会社」を探すのがいい 「私に合った会社」に出会うことを大事にした方がいいと思います。 特に就活の時は、選考「される」立場でもあるので、会社の求める像に無理やり自分を合わせようとする気持ちはよくわかります。ただ、結局入社してからが本番ですから、自分を繕って入るのは、「自分を偽って人と長く付き合う」ということと変わらない、構造的に難しいことなのだと感じ

          「キャリアの『計画』なんて、立てられません…」本音のキャリア相談室#02

          「私、一生この職種?」本音のキャリア相談室#01

          仕事とキャリアの悩み、プロに直接きいてみた 私、一生いまの職種のままですか? 💡モデルとなる人に、直接話を聞きに行く まず、インサイドセールスも素晴らしい素敵な仕事です。 自分の仕事を「次のキャリアにはつながらない」と卑下する人も世の中にいるのですが、 インサイドセールスという仕事自体、この数年年で出てきたすごく意味のある仕事です。その前提で聞いてください。 まずは、「なぜ営業ではなく人事やバックオフィスでのキャリアを考えているのか」の理由をより明確にした方がいいと

          「私、一生この職種?」本音のキャリア相談室#01

          「正直、マネジメントしたくない…」本音のキャリア相談室#04

          仕事とキャリアの悩み、プロに直接きいてみた 正直、マネジメントしたくない 💡まずは「やりたくない理由」を明確に マネジメントは必ずやらないといけないことではないので、無理にやらなくてもいいと思います。 ですが、マネジメントってめちゃくちゃしんどくて嫌なことだけではないはずです。実際にやってみて気づくこともあると思います。でも、パーフェクトなマネージャー像を求められるとしんどいですよね。 例えば、自分以外の誰かと一緒に仕事をすることも、広い意味では「マネジメント」

          「正直、マネジメントしたくない…」本音のキャリア相談室#04

          資本主義は「限界」か?──『資本主義の中心で、資本主義を変える』

          はじめに 「ゴールドマン、3200人削減」 2023年1月11日、日経新聞の夕刊一面に、米国系証券会社ゴールドマン・サックスの大量解雇を報じる記事が載った。夕刊を待つまでもなく、そんなことは知っていた。 なぜなら私は、まさにその3200人の一人なのだから……。 「47階のミーティングルームに来てもらえるかな」 その6時間ほど前、いつになく神妙な口調で上司から私のデスクに電話がかかってきた。47階は応接フロアなので、社員同士のミーティングでは通常使わない。 「そういうこと

          資本主義は「限界」か?──『資本主義の中心で、資本主義を変える』

          2万人のキャリアを支援した第一人者による「迷わないための地図」

          はじめに 「人」が持つ可能性は、こんなもんじゃない かつて、私が「コンサルタント」としてある大手製造業A社に派遣され、企業再生を担っていたときのことだ。不況で、A社の財務状況も厳しかった。私の派遣元のコンサルティング会社からしても、待ったなしの状況だった。 事業環境を考えると、組織の再編・縮小を行わざるをえなかった。A社全体を潰さないために、おそらくそれが、唯一最善の選択肢だったと今でも思う。雇用を守るべくベストは尽くしたが、不採算事業で働いていた多数の中堅以上の社員の方々

          2万人のキャリアを支援した第一人者による「迷わないための地図」

          【キャリア】10年不変な「賢い人たち」との差別化戦略

          理想と現実、大事なのはどちらか?キャリアに関する本には、厳しさが足りないと思う。 情熱や理念ばかり重視していて、活動していかなければならない場所である市場の現実についての情報が不足しているのだ。 市場経済における事業は、需要と供給の睨み合いに吞み込まれた実力主義の世界だ。 どれほど心血を注いで努力しても、どれだけ善意にあふれていても、どれほど強い信念を持っていても、提供するものを顧客が求めてくれなければ、ビジネスは立ち行かない。 事業だけではなく、キャリアにも同じことが当

          【キャリア】10年不変な「賢い人たち」との差別化戦略

          『未来とは何か』日本語版訳者あとがき

          本書は、David Christian, Future Stories: What’s Next? (2022)の邦訳である。 「未来とは何か」。もっとも身近でありながら、けっして答えの出せない疑問だ。誰しも来たるべき未来を思い描いては、希望に胸を膨らませたり恐怖におののいたりする。生きている限り未来は必ずやって来るが、その未来を確実に知ることはできない。時間が容赦なく流れるとともに、知りようのない未来が次々と押し寄せてくる。そして現在に達した瞬間に、たった1つの未来が現実

          『未来とは何か』日本語版訳者あとがき

          【ビル・ゲイツ絶賛】超大物歴史学者が見通す「未来の景色」

          1000年後のためにできるたった一つのこと人類がこの先の危険な数世紀を生き延びたとしよう。私たちの子孫は数千年そして数百万年後、つまり「中程度の未来」では、何に向き合っているだろう? この未来について厳密に語ることは難しい。なぜなら、その時代は私たちのような予測不可能で目的意識を持つ生物によってつくられるからだ。それに、この未来はあまりに先のことだから、かなり規則正しいトレンドでも無数のトレンドの霧のなかに隠れて見えなくなってしまう。 私たちが遠い未来の子孫の人生に大きな

          【ビル・ゲイツ絶賛】超大物歴史学者が見通す「未来の景色」

          【新教養】「老いない科学」の最前線を見よ

          驚愕のスピードで進歩する医学人類が長生きして平均寿命の針を動かしはじめたのは、ここ70年ほどのことだ。理由はおもに医学の長足の進歩とヘルスケアの充実だった。 1950年には、いまやテレビドラマで見飽きるほどの心肺蘇生法すら発明されておらず、ましてや自動除細動器、ステント〔訳注:人体の血管などの狭窄部を内側から広げる管状の器具〕、病院での冠状動脈疾患集中治療、心臓バイパス手術など、現代医学に欠かせない機器や治療法は、まだひとつも実現していなかった。 ただし、現代における薬や

          【新教養】「老いない科学」の最前線を見よ

          新規事業で科学すべきは〝異能の掛け算〟である

           はじめまして。井上一鷹です。  私は、「集中力」に関する著作を過去に2冊上梓してきましたが、実は集中力の専門家というのは裏(?)の顔で、職業上の本当の顔は、新規事業家であると自負しています。  新卒で戦略コンサルティングファームに入社して以来、30代後半までの社会人歴のほぼすべての時間を、新規事業開発に投じてきました。  5年:戦略コンサルタントとして、寝る間も惜しんで顧客の新規事業を考案  9年:ゼロからの企業内新規事業開発を2回(JINS MEME, Think

          新規事業で科学すべきは〝異能の掛け算〟である

          【山形浩生】賢い人ほど「偽オープンの罠」にはまる理由

          いま世界が注目するスウェーデンの知性、ヨハン・ノルベリの新刊『OPEN:「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る』。楠木建氏や山口周氏が賛辞を寄せる本書の日本語版が4/29に発売された。 見知らぬ他人やアイデア、変化に対しオープンであってこそ、文明も組織も繁栄する。ではなぜその試みはつねに「失敗」し、われわれは今日も戦争に明け暮れるのか? どうすれば「偽オープンの罠」を回避できるのか? 本書はその謎を圧倒的なエビデンスで解き明かし、世界に衝撃を与えている。 今回は

          【山形浩生】賢い人ほど「偽オープンの罠」にはまる理由

          イノベーションの「最後尾」に私たちはいるのか──『ベンチャー・キャピタリスト』#1

          【孫正義、ピーター・ティール、モデルナワクチンの仕掛け人…世界の「キングメーカー」勢揃い】 ゼロイチで稼ぐ投資家たちの全手法、ついに解禁。 時に1兆円を超える巨額を投じ、 名だたるスタートアップ企業をリードしながら、 新しい産業を創り出す「キングメーカー」の 投資戦略とノウハウ、その全思考が明かされる。  いつも、自分がイノベーションの「最後尾」にいると感じながら仕事をしてきた。  日本という豊かな国で暮らし、新しいビジネスやテクノロジーを追いかける経済記者を生業にしながら

          イノベーションの「最後尾」に私たちはいるのか──『ベンチャー・キャピタリスト』#1