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ヨガとピラティスの違い:心と身体のバランスを整える

ヨガとピラティスは、健康を促進し、心と身体のバランスを整えるための練習法として、世界中で人気があります。それぞれ異なるアプローチと哲学を持ち、個人の健康目標に合わせて選択することができます。
この記事ではヨガとピラティスに焦点を当て、それぞれの特徴や選択に役立つポイントについて詳しくお伝えしようと思います。




① ヨガとピラティスの基本的な違い

ヨガとピラティスの基本的な違い

ヨガとピラティスは、両方とも身体と心の健康を促進するための練習法でありながら、異なる目的とアプローチを持つことが特徴です。

ヨガの特徴と目的:
ヨガは数千年にわたる歴史を持った、古くから伝えられた練習法であり、その主な目的は心の安定と内面の調和を追求することです。『八支則』と呼ばれる瞑想へのステップがあり、身体のポーズであるアーサナ、呼吸法であるプラーナーヤーマ、なども含まれています。ヨガは、ストレスを軽減し、心と体のバランスを取り戻し、何事にもブレない自分軸を養うために広く活用されています。ヨガ本来の目的は、心の安定性にあります。瞑想をするためのポーズを維持できるように、身体の柔軟性や筋力を養うためにアーサナがあり、意識を集中するひとつの手段として呼吸法のプラクティスがあります。

ピラティスの特徴と目的:
ピラティスは、20世紀初頭にドイツのジョセフ・ピラティスによって開発された練習法で、その主要な目的は身体の機能を高めることです。ピラティスは、特に体幹の強化、姿勢の改善、筋力の増強、柔軟性の向上に焦点を当てています。この練習法は、リハビリテーションや体力向上を求める人々に支持されており、現在ではアスリートやダンサーのトレーニングにも広く利用されています。ピラティスの練習は、身体的な機能を高める運動を目的にしているからこそ、反復的な動きが多く、それらが体幹の安定と強化につながり、身体全体のバランスを整えてくれます。

共通点と違いの要約:

ヨガとピラティスは、共に身体と心の健康を向上させることを目指していますが、そのアプローチと目的には明確な違いがあります。ヨガは心の安定を追求し、柔軟性や精神的に穏やかで静かな状態を重視します。一方、ピラティスは身体の機能向上、特に体幹の強化と姿勢の改善に焦点を当てています。どちらの練習法も独自のメリットを持ち、個人の目標や好みに応じて選択ができます🌼


② ヨガの特徴

ヨガの特徴

ヨガは、その長い歴史を通じて心と身体のバランスを追求する練習法として発展してきました。

1. ヨガの特徴

瞑想:
ヨガの本質的な部分は、心の安定です。現代はSNSなど様々な情報を得られる便利な反面、溢れた情報に心を消耗し、ストレスを感じる時も少なくないのではないでしょうか。「瞑想」と言うと少し堅苦しくスピリチュアルな印象があるかもしれないですが、ただ深呼吸を繰り返したり、自分の呼吸に意識を向けるだけでも、気持ちが落ち着く感覚が生まれると思います。

アーサナ(ポーズ):
現在のヨガの印象は、アーサナ(ポーズ)をとることだと思います。アーサナをとることで全身の筋力をバランス良く使い、柔軟性を向上させます。アーサナの練習は、身体のバランスを整え、姿勢を改善する役割を果たします。
ヨガ哲学では、アーサナを『快適で安定している姿勢』と説かれています。どうしてもポーズの完成形にこだわって気持ちが前のめりになってしまったり、周りと比較をして辛さや痛みを感じながら頑張ってポーズをとってしまったり、私も以前は『よく見せたい!』という思いが強く、優越感や劣等感を感じながらレッスンに参加していました。
ヨガは決して、他と自分を比較し優越感を得ることで心の安定を図るものではなくて、自分自身へと意識を向けるその過程がとても大切です。何か呼吸が止まってしまうほど、歯を食いしばるほど苦しいポーズや、”今”の自分にとって心地よくないと感じるポーズは、いつでもそこから抜け出して、手足の先まで意識が向けられる、身体をコントロールできる余裕を感覚的にも気持ち的にも残せるポジションを探してみましょう!

プラーナーヤーマ(呼吸法):
ヨガでは、深い呼吸が重要な要素です。
プラーナ:生命エネルギー | アーヤマ:調整
呼吸が止まるということは、身体の中を流れるエネルギーが滞るということ。呼吸によって、身体の隅々まで新しい酸素が巡り細胞が生まれ変わります。また、自律神経の乱れを唯一コントロールできるのも呼吸だと考えられています。プラーナーヤーマの練習として呼吸を意識的にコントロールすることで、リラックス効果を高め、心身の緊張やストレスの軽減に役立ちます。
呼吸は身体の感覚や状態にも反応するし、マインドや思考の働きにも反応します。少し身体が無理をしている時、焦っている時は、呼吸は浅くなっていたり、もしかしたら息を止めていることもあるかもしれません。呼吸を意識的に流し続けることで、呼吸の流れが変わるタイミングに気づくことができます。その時に呼吸がバロメータとなって、『あ、今身体はどうかな?無理していないかな?』と自分自身に矢印を向けるきっかけになりますね🌻🌻



③ ピラティスの特徴

ピラティスの特徴

ピラティスは、体幹の強化と安定を目的とした運動法です。ヨガとは違った魅力があり、身体の変化を感じやすいのもモチベーションに繋がります!

1. ピラティスの特徴:

体幹強化:
ピラティスは、特に体幹の強化に焦点を当てています。体幹は胴体の中心部分であり、背中や腹部、骨盤周りの筋肉から構成されています。手を出す、足を出す、歩く、座る、様々な日常での動きも最初に働いているのは体幹の深層筋です。ピラティスでの姿勢改善によって、身体全体の筋肉の均衡を取り戻し、背骨の自然なカーブをサポートしてくれます。

反復の動き:
ピラティスの練習では、身体の運動機能を高めるため、ヨガに比べて反復の動きが多く含まれています。ただ闇雲に回数をこなすだけではなくて、正確な姿勢の中で動作を繰り返すことが重要です。この反復の動きにより、筋力と持久力が向上し、身体の調整が行われます。

正確性:
ヨガではポーズの完成形はひとつのモデルとして存在しているけれど、完成形はその人個人に委ねています。筋肉を痛めないための、ポーズの効果を最大限に得られるための身体の使い方を知ることはとても大切ですが、それだけに囚われず、ある意味ではアバウトなところもヨガの魅力だと思っています。
一方でピラティスは、柔軟性に合わせた形や動き方、回数までもが正確に決まっています。量ではなく”質”を大切に、頭で理解して、自分の意思で身体をコントロールしていきます。



ヨガとピラティス、どちらも大切なことは『継続ができること』だと思います。
昨日やったから今日は見違えるほど変化がある!というわけではなくて
爪や髪が伸びるのと同じように、毎日毎日の変化は目に見えづらいけれど
いつの間にか成長していたことに、後から気づくものです🌱

だからこそ、自分が続けられるような選択をすることがとっても大事👌
お風呂あがりのストレッチでもいいし、毎朝のルーティーンでもいいです。
そして、今日もできた自分自身をたくさん褒めてあげましょう😊




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