ナツメグ

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ナツメグ

読書と音楽と文房具と、あと猫科の動物が大好き。いじめサバイバーで元ひきこもり。自分と向き合うための文章や、日々の記録などを綴っていけたらいいなと思います。通信制大学1年生。

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  • お気に入りの記事まとめ

    好きだな、とか、また読みたいな、と思った記事たちをブックマーク代わりにまとめています。どの記事もとっても素敵なので、良かったら見てください。

  • いじめ関連の文章たち

    エッセイの中でも、特にいじめをテーマにしているものをまとめました。各記事の冒頭に注意書きがある場合は、内容をよく確認してからお読みください。

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    日々の中でふと思ったことや感じたこと、試してみたことなど、とりとめのないものたちです。エッセイというより日記のようなものも多いです。

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    「お気に入りの記事まとめ」が100を越えるたびに更新しているマガジンです。主に好きなもの・好きなことについて、記事ごとにテーマを決めて書いています。

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自転車をこぐ時、隣にはいつも猫がいた。

私が自転車に乗れるようになったのは、小学生の頃でも中学生の頃でもない。成人して母とオランダに行った時のことである。 オランダは自転車大国なんて呼ばれるほど、自転車が交通手段として最も多く使われている。私たちが主に滞在していたのはフローニンゲン(Groningen)よりもさらに北のワルッフム(Warffum)という、入国審査官にすら「どこそれ?」と聞き返された田舎だが、そんな田舎でさえ自動車用・歩行者用と並んで自転車用の道が用意されているぐらいである。 そのような自転車大国

    • ひきこもりの通信制大学備忘録

      これは、いじめが原因で不登校になり長年のひきこもりを経た後、通信制大学に入った私が、通信制大学で学んでいる中で感じたことの備忘録です。 通信制大学で学んでいる人はもちろん、これから通信制大学に入学しようと思っている人や、通信制大学について知りたい人にも分かりやすく書いたつもりなので、ぜひ情報収集に役立てたら嬉しいです。 通信制大学への入学を決意するに至った経緯について知りたい方は、こちらをどうぞ。 そもそも、通信制大学とは?通信制大学とは、働きながら学びたいなどのニーズ

      • 「何かあったら言ってね」と言っては消えていく、紳士淑女の皆さまに置かれましては

        小さい頃、私は母のことを、なんでもできる「スーパーマン」だと思っていた。 子供とは往々に両親のことを美化し、理想化しがちであるが、私のそれはちょっと度を越していたかもしれない。 なぜかというと、母はたいそう物知りな上、子供の「なんで?」を曖昧に誤魔化さず、きちんと向き合って答えてくれる人だったからかもしれない。空はなぜ青いの、本はどうやって本になるの、どうしてあひるのおもちゃは水に浮くの⋯⋯子供特有の終わりのない「なぜ」「どうして」に、母は嫌な顔せず付き合ってくれた。

        • あの日、目を覚ました私に伝えたいこと

          私は、引きこもりだった状態のことを「目を覚ます前」と呼んでいる。その状態を乗り越え目を覚ました今思うのは、「目を覚ましていると怖いことばっかりだな」ということだ。 おかしな話で、目を覚ます前は客観的に見れば精神的にも現実的にも、あらゆる意味で「詰んでいる」状態なのに、ある意味では無敵で、何も考えず、何も恐れずにいられた。 たとえば、お金の話。 ひきこもっていた頃は、収入などというものはなかった。引きこもりながら何らかの方法で収入を得ている方もいると思うが、私は精神的にも

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          私とnoteの5ヶ月間

          初めてnoteに投稿したのは5月の時だった。これを書いている今は10月なので、noteを始めてもう5ヶ月が経つことになる。早いものだ。 何年もnoteを書き続けている方々に比べたら、私なぞはまだまだひよっこの初心者だが、熱しやすく冷めやすいいわゆる三日坊主体質な私にしてはちゃんと続けられた方だと思うので、そこは素直に嬉しい。 なので、今日はこの5ヶ月の間にnoteに投稿した記事や、noteであったことを、ひとつひとつ振り返ってみたいと思う。 5月 私の「何も考えない日」

          私とnoteの5ヶ月間

          ひきこもりが勉強の楽しさを知って、通信制大学に出願を出した話

          世の中には、勉強が得意な人と苦手な人がいる。私は後者だった。 特に苦手なのは数学だ。数字とアルファベットがずらーっと並んでいるのを見るだけで、嫌になってしまう。「こんなの分かるわけないよぉ」といつも半泣きだったけれど、それは私だけで、クラスのみんなは「こんなのも分からないの?」と私を笑った。 笑われて、「くそ、今に見てろよ!」と闘気が湧いてくる性格だったら良かったのだが、残念ながら私にそんなアグレッシブさはなく、笑われた分だけ勉強が嫌いになっただけだった。 そんな勉強嫌

          ひきこもりが勉強の楽しさを知って、通信制大学に出願を出した話

          落ち込んでいる時こそ、暗い曲を聴きたい私たちへ

          「落ち込んだ時に、この曲のおかげで元気が出た!」 そんな風に言われた時、大体あげられている"この曲"は明るい曲ばかりで、私は「良かったねー」と思いつつ、ちょっと首を傾げてしまう。 確かに、私も落ち込んでいる時には気分転換のために音楽をよく聴く。だけどそう言う時に聴くのは大抵明るい曲じゃなくて、暗い曲だ。暗さのレベルはどっぷり浸かれるようなやつから、最後にちょっと希望が見える軽めのものまでまちまちだけれど、明るい曲を聴いて復活したことは、ちょっと無いように思う。 なんでだ

          落ち込んでいる時こそ、暗い曲を聴きたい私たちへ

          ゲームに時間を吸われたくないゲーム好きのおすすめゲームアプリ7選

          私はゲームが好きだ。初めてゲーム機(DS)を買ってもらった時からずっと好きで、こんなに楽しいものはないと思うこともあるぐらいには好きである。 しかし、問題がひとつあった。それはうっかり没頭すると、時間がめちゃくちゃ吸われてしまうということ。気づけば1時間や2時間は当たり前に消えているし、ちょっと隙間時間にゲームでも、なんて思ってしまうと、今日やろうとしていた作業はちっとも進んでいないのに、ゲームは次のボスまで進んでいたり。身に覚えのある人はきっといると信じたい。 別にゲー

          ゲームに時間を吸われたくないゲーム好きのおすすめゲームアプリ7選

          「10人の加害者と1人の被害者の未来」って、その比較から既におかしいのに、さらにそこで10人の加害者の方を選ぶなんて最悪すぎる。国のためというのならそれこそ10人の犯罪者を野放しにしている場合じゃないでしょう。本当に信じられない発言。

          「10人の加害者と1人の被害者の未来」って、その比較から既におかしいのに、さらにそこで10人の加害者の方を選ぶなんて最悪すぎる。国のためというのならそれこそ10人の犯罪者を野放しにしている場合じゃないでしょう。本当に信じられない発言。

          【追記】小山田氏の留任は、いじめ被害者である私にとって最も望まない未来への促進である

          【追記】 小山田氏が辞任の意向を示したことを、記事をアップした後に知りました。そのため、本記事の内容は【追記】を除き、すべて小山田氏が辞任を示す前に書かれたものであることをご了承ください。 「小山田圭吾」という名前を、先週初めて聞いたにも関わらず、なんだかもう一生分聞いてしまったような気がする。 彼がしたことは私が多くのことを語らずとも、この記事を見つけた人なら、大体もう把握していると思う。数々の最悪としか言いようがないいじめ──いや暴行罪と言うべき──と、それをまるで武

          【追記】小山田氏の留任は、いじめ被害者である私にとって最も望まない未来への促進である

          気づいたら、「お気に入りの記事まとめ」が200件を越えていました。素敵だと思ったものが200もあるのに、まだまだ読んだことのない記事たちがnoteの海を漂っていることに感動を覚えます。出会ってくれてありがとう。祝200件の記事を現在準備しているので、興味を持って貰えたら嬉しいです

          気づいたら、「お気に入りの記事まとめ」が200件を越えていました。素敵だと思ったものが200もあるのに、まだまだ読んだことのない記事たちがnoteの海を漂っていることに感動を覚えます。出会ってくれてありがとう。祝200件の記事を現在準備しているので、興味を持って貰えたら嬉しいです

          もっとカジュアルに好きになりたい

          例えば、noteの「スキ」みたいに、ポチッとハートを飛ばすような好きでいたい。なんて書くと、まるでnoteのスキが軽くて軟派な感じに聞こえるけど、もちろんそうじゃない。読んでいて好きだな、応援したいな、そう思ったことを伝えたいな、と思ったからこそスキをするわけで、決して適当な気持ちで押してるわけじゃない。 ただ相対的に、今から語る「好き」が、ちょっと重たいのである。 私は、あまり自分を「何か」だとカテゴライズするのが好きではない。その枠からはみ出したらいけない気持ちになる

          もっとカジュアルに好きになりたい

          「三秋縋」さんの、切なくも優しい世界

          noteでブックマーク代わりにまとめているマガジン「お気に入りの記事」が100件を越えた。その記念に、何か好きなものを紹介する記事が書きたいなと思った時、真っ先に思いついたのが三秋縋さんだった。 そんなわけで、祝お気に入り100件突破。記念すべき第1回でもある今回は、私の大好きな作家さんである「三秋縋」さんの本の中でも、特に気に入っている3冊を紹介しようと思う。 また、記事の最後にリンクを貼っていますので、もし紹介を読んで気になってくれた方がいましたらぜひ。 いたいのい

          「三秋縋」さんの、切なくも優しい世界

          そのときめきが、自分を支えてくれるはずだから

          好きなもの、と言われてあなたは何を思い浮かべますか? 好きな食べ物、好きな色、好きな本、好きな音楽、好きな場所、好きな芸能人、好きな言葉⋯⋯etc.「好きなもの」と一概に言われても、選択肢が多すぎて何から言えば良いのか分からないだろうか。それとも逆に、何も好きなものが思いつかなくて困るのだろうか。 好きなものが沢山思いつくのは、とても良いことだと思う。それだけあなたの生活には豊かなものが溢れているのだから。でもじゃあ逆に、好きなものが少ししか思いつかなかったからダメなのか

          そのときめきが、自分を支えてくれるはずだから

          その優しさがあったから、今日の私がいる。

          今日、大切な友人から、誕生日プレゼントが海を越えて届いた。 基本的に、私は友人から誕生日プレゼントをもらうことがあまりない。というのも、私の誕生日がGW真っ最中だからである。 誕生日が必ずお休みになるなんてラッキー!と、小さい頃は思っていたが、程なくして、どこもかしこも人だらけなのだという事実にも気づくこととなる。だから誕生日に行きたいところは、当日ではなく、前もって行っておくクセがついた。 友人に「そういえば誕生日っていつなの?」と聞かれて、答えた回数はそれなりにある

          その優しさがあったから、今日の私がいる。

          謝罪は、「許されることが前提」なのか? 〜もしいじめっ子に謝られたらどうしたいか、考えてみた〜

          この記事には、少しだけいじめに言及している箇所があります。同じような経験をお持ちの方、フラッシュバックの可能性をお持ちの方は、ご自身の体調と相談の上でお読みください。もし途中で具合が悪くなったら、無理せずブラウザバックをお願いします。 まれに家族と、というか母と、いじめを受けていた頃の話をすることがある。もちろんそういうのはお互いのコンディション的にOKで、なんとなくそんな雰囲気になった時に限るのだが、そうした流れの時、たいてい母は最後に「ごめんね」と謝る。 「ごめんね」

          謝罪は、「許されることが前提」なのか? 〜もしいじめっ子に謝られたらどうしたいか、考えてみた〜