記事一覧
自転車をこぐ時、隣にはいつも猫がいた。
私が自転車に乗れるようになったのは、小学生の頃でも中学生の頃でもない。成人して母とオランダに行った時のことである。
オランダは自転車大国なんて呼ばれるほど、自転車が交通手段として最も多く使われている。私たちが主に滞在していたのはフローニンゲン(Groningen)よりもさらに北のワルッフム(Warffum)という、入国審査官にすら「どこそれ?」と聞き返された田舎だが、そんな田舎でさえ自動車用・歩
ひきこもりの通信制大学備忘録
これは、いじめが原因で不登校になり長年のひきこもりを経た後、通信制大学に入った私が、通信制大学で学んでいる中で感じたことの備忘録です。
通信制大学で学んでいる人はもちろん、これから通信制大学に入学しようと思っている人や、通信制大学について知りたい人にも分かりやすく書いたつもりなので、ぜひ情報収集に役立てたら嬉しいです。
通信制大学への入学を決意するに至った経緯について知りたい方は、こちらをどう
「何かあったら言ってね」と言っては消えていく、紳士淑女の皆さまに置かれましては
小さい頃、私は母のことを、なんでもできる「スーパーマン」だと思っていた。
子供とは往々に両親のことを美化し、理想化しがちであるが、私のそれはちょっと度を越していたかもしれない。
なぜかというと、母はたいそう物知りな上、子供の「なんで?」を曖昧に誤魔化さず、きちんと向き合って答えてくれる人だったからかもしれない。空はなぜ青いの、本はどうやって本になるの、どうしてあひるのおもちゃは水に浮くの⋯⋯子
私とnoteの5ヶ月間
初めてnoteに投稿したのは5月の時だった。これを書いている今は10月なので、noteを始めてもう5ヶ月が経つことになる。早いものだ。
何年もnoteを書き続けている方々に比べたら、私なぞはまだまだひよっこの初心者だが、熱しやすく冷めやすいいわゆる三日坊主体質な私にしてはちゃんと続けられた方だと思うので、そこは素直に嬉しい。
なので、今日はこの5ヶ月の間にnoteに投稿した記事や、noteであ
ひきこもりが勉強の楽しさを知って、通信制大学に出願を出した話
世の中には、勉強が得意な人と苦手な人がいる。私は後者だった。
特に苦手なのは数学だ。数字とアルファベットがずらーっと並んでいるのを見るだけで、嫌になってしまう。「こんなの分かるわけないよぉ」といつも半泣きだったけれど、それは私だけで、クラスのみんなは「こんなのも分からないの?」と私を笑った。
笑われて、「くそ、今に見てろよ!」と闘気が湧いてくる性格だったら良かったのだが、残念ながら私にそんなア
落ち込んでいる時こそ、暗い曲を聴きたい私たちへ
「落ち込んだ時に、この曲のおかげで元気が出た!」
そんな風に言われた時、大体あげられている"この曲"は明るい曲ばかりで、私は「良かったねー」と思いつつ、ちょっと首を傾げてしまう。
確かに、私も落ち込んでいる時には気分転換のために音楽をよく聴く。だけどそう言う時に聴くのは大抵明るい曲じゃなくて、暗い曲だ。暗さのレベルはどっぷり浸かれるようなやつから、最後にちょっと希望が見える軽めのものまでまちま
ゲームに時間を吸われたくないゲーム好きのおすすめゲームアプリ7選
私はゲームが好きだ。初めてゲーム機(DS)を買ってもらった時からずっと好きで、こんなに楽しいものはないと思うこともあるぐらいには好きである。
しかし、問題がひとつあった。それはうっかり没頭すると、時間がめちゃくちゃ吸われてしまうということ。気づけば1時間や2時間は当たり前に消えているし、ちょっと隙間時間にゲームでも、なんて思ってしまうと、今日やろうとしていた作業はちっとも進んでいないのに、ゲーム
「10人の加害者と1人の被害者の未来」って、その比較から既におかしいのに、さらにそこで10人の加害者の方を選ぶなんて最悪すぎる。国のためというのならそれこそ10人の犯罪者を野放しにしている場合じゃないでしょう。本当に信じられない発言。
【追記】小山田氏の留任は、いじめ被害者である私にとって最も望まない未来への促進である
【追記】
小山田氏が辞任の意向を示したことを、記事をアップした後に知りました。そのため、本記事の内容は【追記】を除き、すべて小山田氏が辞任を示す前に書かれたものであることをご了承ください。
「小山田圭吾」という名前を、先週初めて聞いたにも関わらず、なんだかもう一生分聞いてしまったような気がする。
彼がしたことは私が多くのことを語らずとも、この記事を見つけた人なら、大体もう把握していると思う。数
「三秋縋」さんの、切なくも優しい世界
noteでブックマーク代わりにまとめているマガジン「お気に入りの記事」が100件を越えた。その記念に、何か好きなものを紹介する記事が書きたいなと思った時、真っ先に思いついたのが三秋縋さんだった。
そんなわけで、祝お気に入り100件突破。記念すべき第1回でもある今回は、私の大好きな作家さんである「三秋縋」さんの本の中でも、特に気に入っている3冊を紹介しようと思う。
また、記事の最後にリンクを貼っ
謝罪は、「許されることが前提」なのか? 〜もしいじめっ子に謝られたらどうしたいか、考えてみた〜
この記事には、少しだけいじめに言及している箇所があります。同じような経験をお持ちの方、フラッシュバックの可能性をお持ちの方は、ご自身の体調と相談の上でお読みください。もし途中で具合が悪くなったら、無理せずブラウザバックをお願いします。
まれに家族と、というか母と、いじめを受けていた頃の話をすることがある。もちろんそういうのはお互いのコンディション的にOKで、なんとなくそんな雰囲気になった時に限る