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猫のように暮らしてみたい(その28)

そしていま私は、
3匹の猫たちと文字通り猫のように暮らしている。

朝目が覚める。
時間は決まっていない。
子猫のもなかだけが一緒にベッドから抜け出す。

カーテンを開ける。
今日何するかは決めていない。

まず猫さんたちのおトイレを掃除する。
それから珈琲をドリップして飲む。

朝一は甘いカフェオレ、二杯目はブラック。
朝食は食べない。

猫さんたちのごはんを用意する。
カリカリを2種類とウェットフード。
お水は毎回新しく入れ直す。

13歳になる雌猫のちょこが
大きなおなかを揺らせてゆっくり歩いてくる。

たぷたぷおなかのちょこ

おはようと挨拶して頭をなでて
タプタプのお腹をさすってやると
ゴロンと寝転んでごろごろ喉を鳴らしている。

もなかがおもちゃを運んでくる。
大抵はねずみさんか青いボールだ。

投げてやるとすっ飛んで走っていく。
おもちゃを捕まえるとくわえて
自分の所に持ってくる。

投げてくれるの待ってるもなか

きらきらした期待の目で見つめ
長い尻尾をふりふりする。
また投げてやるとまた持ってくる。
飽きるまで何度でも遊ぶ。

観葉植物たちの機嫌をうかがう。
土の湿り気を見て水やりをする。
葉っぱが乾燥するので霧吹きで水を吹きかける。

もなかが付いてくるのでついでに
シュッと浴びせると慌てて逃げる様がかわいい。

寝坊助の10歳の雄猫まめが
不機嫌そうな顔で起きて来た。
実はもなかと仲が悪い。
いつも怒っている。

もなかは遊びたくて仕方がないけど、
まめは鬱陶しいようで近づくだけで
ウウッとうなり声をあげ、
そばを通ろうものなら猫パンチを食らわせたり
嚙みつこうとさえするのだ。

そんなに嫌わないでほしいと思う。
不機嫌な顔のまま真っすぐ私の所に来て
膝に抱っこしてくれと甘えに来る。

もなかが来る前はとても甘えん坊だったのだ。
新顔のせいで甘えにくくなってしまったようで
周りを警戒しながら私の足の上にポジションを取った。

ちゃっかり足の上にポジションとるまめ

かわいいね、いい子だねと声をかけて
顔をこねくり回してやると嬉しそうに
ぶうぶうと鼻と喉をならす。

そんな三匹の猫たちの距離感は微妙なのだけれど、
猫って意外と共同生活に向いていると思う。

お互いに干渉しすぎないところがいいのかも知れない。
うちの猫たちは食事の時間を決めていない。
ただ一日2回フードとお水を補給する。
猫たちも好きな時に食べるスタイルだ。
個別ではなく共有のお皿で食べる。
その辺は気にならないみたいだ。

お互いくっつかないけどそばにいてくれる

私も何となくお腹がすいたら食べる。
まだあまり外に出る気にならないので、
もっぱらネット注文で猫用品、日用品、
冷凍食品、宅食サービス、Uberなどを使って
生活用品を購入している。
便利な世の中になったと思う。

ただ煙草だけはどうしても
コンビニ行く必要があるので、
ストックを切らさないよう気を付けている。

だいたいこんな毎日だ。

          つづく。。。


今日も読んでくださった方ありがとうございます。

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