僕の父方母方両方の祖母が現在「認知症」の疑いがある。先日も両方の家に訪れて祖母と話していると、本当に今現在起きている事をすぐに忘れてしまう。自分では認知症ではないというが、明らかにこちらから見て否定出来ない状況である。

　超高齢化社会と言われている昨今、高齢者のこうした認知症の問題に限らず介護の問題等、社会的に深刻な問題だと思う。現在僕は30代になり僕の両親の親、つまり僕からみると祖父母がこのような問題に直面し始めている。幸いな事に、僕の祖父母はまだ介護を必要としないが、認知症の疑いが出始めている以上、そう遠くない将来に介護が必要になってくるであろう。そして、仕事を辞めて介護に専念しなければならなくなる状況が来るかもしれない。

　このような現状を見て、僕が感じたこと。それは、お金があれば介護の問題で悩まなくていいという事だ。親の介護をする為に仕事を辞めざるを得ない人が世の中には多くいる。様々な事情があると思うが、多くは施設に入れるお金がないという理由が上位なのではないか？

　日本では昔から、お金持ちは卑しく憚かられるような風潮である。しかし、よく考えてみて欲しい。お金があれば自分が出来ない事、誰かの助けが必要な時に代わりにやってもらえる。例えどんなに大切な自分の親や身内の人でも、自分自身が仕事や日々の生活に追われ、どうしても面倒を見る事が難しくなってしまう時に、お金を出して代行してもらう。誰かに手伝ってもらわなければ自分自身がいっぱいになってしまって、最後は精神的に潰れるか、酷い時には殺してしまうそんな事件が起きてしまう。

　介護の問題だけでなく、お金があれば様々な問題に対処する事が出来、そしてやりたい事が出来るのである。つまり、「自由」を手にする事が出来るのである。

　将来何が起きるか分からないそんな時の為に、そして、自由な人生を送る為に早い内からの資産運用をして行きたい。そんな事を考えている僕なのであった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　Takuya