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【三題噺】己が進む道
お題:少年少女、客席、風鈴
いつまでこうしていればいいのか。
拙者は下級御家人の嫡子でござる。
父が長く病みついており、薬代を得るために内職をしていた。元々絵を描くことは好きであったから、風鈴の絵付けや黄表紙の挿絵を描いている。定期的な仕事を貰えるのは有難いが、武士の本分を時折忘れそうになる。
父にはこの事を黙っている。頑固で、絵描きをしている息子を見たら卒倒しそうだからだ。
しか
【三題噺】ポイントカード
お題: ポイントカード、地下街、自然
ショウは壁に貼られた写真に目を奪われた。
緑と水、たくさんの花が咲いている写真。自然、と呼ばれているらしい。
かつてこの景色があちこちで観られたと祖父は語っていたが、ショウには夢の世界としか思えなかった。
人類の愚かさ故に地上は放射能によって焦土と化し、残された者たちは地下へ逃げ込んだ。知恵と技術を出し合い、巨大な街や農地や機関を形成して何とか生きていた
飲食店で見た残念な光景について
飲食店で全く喋るなとは言わないけど、お食事を目の前にしても話し続けるのってどうなんだろう?
先日、とある飲食店に行った時のこと。
私の席の反対側に中年女性か2人、マスクしながら喋っていました。
やがて料理が来たのですが、料理を食べながら喋り、手が止まり、少しして沈黙。
そしてまた喋り始め、手が止まる。
お喋りが5分止まることはない。
後から料理が来た私が食べ終えて、食後のお茶を飲んでいても
店への敬意が感じられなかった客に遭遇した話
とある個人店へお昼を食べに行った時の話。
カウンターに並んで座っていた男性3人組。
食べ終わってもダラダラとおしゃべりをしている。
室内には5人くらい席待ちをしている客がいた。
店員さんが「お待ちになっているお客様がいらっしゃるので、席を譲っていただけませんか?」と声をかけられて初めて気が付いたらしく、彼らは店を出て行った。
それから10分しないうちに私も食べ終えて、店を出た。
店の前の駐車場
noteのアプリがおかしい。
せっかく書いた下書きが、何度も消える。
あるいは別の記事のタイトルが付いたりもして、結局全文消えちゃった……orz
書き直すのしんどい。
何もかもが異例尽くしで、戸惑いが多い……。
そんなサッカー観戦。
うちの旦那は話を聞くのが上手いのか、よく色々な人に捕まっている。
電話も長くなりがちだし、飲み会行くと必ず「もう一軒!」と引っ張られる。
しかし、自分がつまらんとおもったら容赦なく話を終わらせるし、サクッと帰る。
だからストレスにならんのかなぁって思う。
ニョロ太の小さな大冒険
ニョロタが冬眠から目覚めた時、隣にいるはずの父と母がいなかった。
「お父さん? お母さん? どこ? 」
ニョロタはまだ眠い目をまばたきしながら周りを見渡す。
ニョロタはヤマカガシという種類の蛇だ。赤みがかった体に黒い縞模様が浮かんでいる。まだ昨年生まれたばかりなので体は小さく、牙も短い。
つぶらな瞳を精一杯広げながら、両親の姿を探し求めた。
若葉が萌え、花が咲く。木々は空に向かって伸び、鳥