ハムレット138 Ⅳⅳ
確かに、四分の一程は分別もあるだろう。だが、残りは小心翼々たる、か… どうして、この俺は‘これは、こう’と堂々として居られぬのだ? 為すべき大義もある。意志も、強さも。おまけに、手立て、財もあるはずなのだがな― 浮世の事どもが俺を戒めてくれる、はっきりとな― 今の軍隊を見てみろ…あの、人やら金やらを注ぎ込んで、それをたった一人の年端も行かぬ柔き王子が導いている―神々しき野望で膨れた精神が、明日を案じても始まらぬと笑い飛ばしているようだが…ほんの詰まらぬ、卵の殻のようなものの為