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鑑賞*初潮や橋でつながる島の数

大川俊哉
平成五年『扉』(主宰 土生重次)入会。平成十八年退会。平成十八年『風友』(主宰 佐野聰)創刊参加。句集に『葛西沖』『燕来る』。
句は平成十六年作。『燕来る』所収。

しまなみ海道は、六つの島をつないで尾道と今治を結ぶ。
島の数にあらためて陸と結ばれた感慨が湧く。
全線供用は平成11年。
句が詠まれたのはその五年後。
作者は広島市出身。
これまでの年月を秋の大潮の数で数えた。

☆「初潮」とは、仲秋の名月(旧暦八月十五日)の頃の大潮のこと。陰暦二月とともに潮の干満の差が一番大きい。2023年の中秋の名月の頃の大潮は、新暦9月29日~10月1日。
aym さんが、2023年夏のしまなみ海道の旅のレポートを記事にされています。旅の気分をご一緒に。

(岡田 耕)


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