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名古屋のJCCのD2Cモデル「BLAN.CO」

我らが兄貴的存在である株式会社R-pro代表の岡本ナオトさんと株式会社Beans Bitou代表の尾藤雅士さんが共同であるプロジェクトを立ち上げました。

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名古屋の先輩として応援したいし、支援したユーザーとしてこれからの動きが楽しみだし、ニューポピーのファンとして他の人にオススメしたい気持ちはあるのですが今回はプロダクトの広げ方がつい最近読んだ本の内容とかぶるものがあったのでその内容と照らし合わせながら考えてみることにしました。(ちなみに、JCCはJapanese Coffee Cultureの略)

D2Cとは?

いい感じにここに乗っているので詳細は上のリンクを見てもらえたらと思いますが端的にいうと、

①共創性
・商品開発
・マーケティング
②意味消費
③デジタルファースト

がD2Cにおいて重要な構成要素で、D2Cの定義をいうと

メーカーが自社で企画・製造した商品を自社のECサイトなどを用いてダイレクトに消費者に販売する仕組みのこと

で、

D2C(製造/小売×テック)は一過性の流行などではなく、どの業界でも起こっている本質的なパラダイムシフトであるということ

というのがD2Cの業界の認識とのこと

「BLAN.CO」というサービスをD2Cという視点から見る

①共創性(商品開発とマーケティング)

D2Cはお客さんと一緒に商品開発を行い、ファンと一緒にプロダクトを盛り上げていく。一緒にプロダクトを作り上げていくことでお客様の声をダイレクトに反映してより良い商品作りにつなげる。

さらにファンのみんなで商品を作り上げることでファンがSNSを活用してファンを呼ぶといういい循環を生み出す可能性がある。

共創性を持たせるということが良い商品作りに繋がり、広報にも繋がり、市場調査にもつながる。

One of the things we really rely on is our customers as co-creators and sort of co-conspirators of our company.
私たちが大事に思っていることは、顧客を私たちの会社の「共創者」であり、「共謀者」と思っていることです。

これがBLAN.COではアンバサダー制度でうまく導入していると思います。
ファンコミュニティを作る土壌を準備しているだけでなく、自社で焙煎(製造)しているということと、お客さんの意見を反映させるためのコストがそこまで大きくないというところがミソだと思っています。

さらにそれをクラウドファンディングページでビジュアルでわかりやすく表現しているのがとっても良いなと思いました。

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②意味消費

よく言われることですが、モノ消費からコト商品へと変わり、機能を求める時代から体験を求める時代へと変わりました。as a service(○aas)の普及もわかりやすい結果だと思います。(車を買いたいのではなく、快適な移動体験をしたい。)

そんな中で次の時代はコト消費からイミ消費へと変わっていくということが本著では書かれています。

「イミ消費」 : 商品自体の機能やサービスの体験などだけではなく、それらに付帯する社会的・文化的な「価値」やオリジナリティ溢れる「世界観」に共感して選択する消費行動のこと
※私の体感では、日本においては3.11以降に発達した感じるが、世界的に見ても同時期ぐらいから徐々に発達しているように思う

BLAN.COではそれを福祉作業所の雇用創出という社会的な意味を作り出したり、何が正解かわからないコロナ時代にプレッシャーから解放され、全てから解放された1日の中の素敵な15分を提供するという社会での価値を作り出しているような気がします。

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③デジタルファースト

コロナの時代で必要性が求められるデジタル化の中で小売でもDXを求められている。

ショールーミング : 商品購入の際に実店舗に訪れて現物を確かめ、その店舗では買わずにオンラインショップで購入すること
ウェブルーミング : 商品についてあらかじめインターネットで情報収集を行い、最終的に実店舗に行って、直接商品を購入すること

本著でも、上のような具体的な売り方を引き合いにデジタルファーストな思想を元にした具体的な売り方を記載しています。

BLAN.COはCAMPFIRE(クラウドファンディング)を活用しているということがおそらく、デジタルファーストに当てはまるということだと思います。

四間道に店舗を持ちながらも、クラファンで販売することでショールーミングやウェブルーミングをすることも可能になり、今後の活動やファンコミュニティの数を共有しているような気がします。

また、専用SNSでアンバサダー制度を使うことでより正確なフィードバックを得れるような体制をとっているのかもしれません。

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BLAN.COはD2Cなのか?

ここまでツラツラの書き連ねておいて、BLAN.COがD2Cに当てはまるのか?と言われたら実際のところはわかりません。が、僕は非常に近いものを感じました。

そんな中で「次の新しいスタンダードを作ろう」という思いは何か新しいムーブメントを引き起こすきっかけになるのではないか?と思いました。

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最後に

冒頭にも書いたが、後輩として、共犯者として、ファンとして、このプロジェクトが多くの人に知ってもらいたいと思ったときに、ビジネスモデルという視点から一緒にプロジェクトの共犯者が増えたら楽しいなと思っています。

「美味しいコーヒー」と「ワクワクするプロジェクト」をみんなでシェアして楽しめたら!!


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ありがとうございます!引き続き頑張ります!