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  • ドイツ生活日誌

    ドイツ人がどんな日常生活を送っているのか、催し事を含めてお伝えします。

最近の記事

Shameless、Remakeアメリカ版

昨日、Shamelessのステージ9を見終わりました。ステージ10の公開までは少し待たなければなりません。ほぼ毎晩2-3エピソード見続けていたので、少し悲しい気持ちでございます(つまり翌日から何を見ればいいのか、というShameless Lossです) Shameless はアル中の親父と長女が面倒を見る6人の子供の物語です。 ウィキペディアによれば、Shameless の製作者(プロデューサー)ポール・アボットとしてはアメリカの貧困層の生活を描きかったいう事ですが、見事

    • コロナウィルス、デュッセルドルフ事情

      Skypeで日本の友人、知り合いと話しをしているときに、ドイツでは、コロナウィルスにどう対処しているのか、とよく聞かれます。 今のところ死者は無し、約40人ほどが罹患して隔離されているという事です。 おそらく日本から来られてびっくりされるのは、誰もマスクをしていないという事です。このことをSkypeで話すと、一様に話し相手は吃驚いたします。簡単に言えば、習慣の違いでマスクをすることには慣れていないという事です。 近くのデパートの地下に中国食料品店があり、日本の食料品も置

      • 環境汚染阻止をするおじさん

        私、ドイツに住んでいますが、頻繁にSkypeで連絡をする日本の知り合いがいます。Nと言います。もう40年来の付き合い。 そのNは、俺はこれから、自分のやりたいことをやるんだと言って,去年の中頃長年営んでいた眼鏡屋の屋台を突然たたんでしまいました。 俺はグレタさんのように環境汚染阻止の運動をするというのです。グレタさんは傲慢な大人達が言うように、陰で大人たちに操られている、という噂があるのですが、Nはグレタさんに操られてしまった大人になってしまいました。 大部分の大人たち

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          デュッセルドルフ、シュッツェンフェスト(射撃祭)

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        • 環境汚染阻止をするおじさん

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        • ドイツ生活日誌
          4本
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        記事

          火星人襲来ーその10

          スマホのアプリ、ロボットの形をした中にAO、有効、とされていたのは絶対服従(Absolute Obedience)という意味で、アンドロイドをコントロールするためのものだった。ジョンとメアリーは英単語を検索して瞬時に理解した。 「それは君らの持ち物ではない。すぐに私に返しなさい」威厳を保つように山本タカシはジョンに話しかけた。 AOを無効にしているが、自分たちアンドロイドを製造した山本タカシにあらがうのは少し勇気がいるような気がした。 メアリーは「ジョン、駄目よ、返した

          火星人襲来ーその10

          火星人襲来ーその9

          天井の扉を開ける音がして10段のはしごを降りてくる音がした。 降り立て来た人間は天井の扉を完全に密閉して、酸素のシャワーを浴びているようだった。酸素のシャワーの音は文字通り水のシャワーと変わりはなかった。 それから、ジョンとメアリーのいる人間が住める住居空間にリフトが下りてきた。後ろに酸素ボンベを抱えているのはかなり小さな人間で、山本タカシが年の所為で縮んだように見えた。 いないはずのアンドロイド2体を見て男が驚いているのが宇宙服に身を包んでいるのにもかかわらずジョンと

          火星人襲来ーその9

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          いつもの散歩コース、ライン河畔への道

          いつもの散歩コース、ライン河畔への道

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          火星人襲来ーその8

          すみません。ポンコツ物語続けていきます。 まずこの火星に本来一番乗りをしたジュリエットとロメオ、じゃなかった、メアリーとジョンはその働き(酸素発生装置、貯蔵庫、人間の住める住居の建設)に比して、全く無視されていくわけです。彼らアンドロイドの生みの親山本タカシ氏は、大々的に宣伝された200人のクルーの中に含まれているはずだったのですが・・・・・。この時の年代は2038年で、2039年初頭に人間のクルーが到着します。 200人のクルーを乗せたロケット(というよりは飛行船)はジ

          火星人襲来ーその8

          レントゲン検査

          本日(7月5日)2回目のレントゲン検査でした。70歳を越してしまったので、あちこち不具合が出てきます。年に一回心臓動脈を定期的に診てもらっている先生に最近胸が締め付けられるように痛い、というとレントゲンの検査で心臓を見てもらいなさいと言われてレントゲン専門医のクリニックに行ってまいりました。1回目の検査(7月3日)は全体的に診るだけで、今回の検査は原因を探る検査と言われました。原因は筋肉かストレスなのかを、探るというわけです。ストレスと言われたときに間髪を入れずに冗談のつもり

          レントゲン検査

          火星人襲来―その7

          メンテと休息のため、1週間に一度スイッチを切られ自分たちは微動だにしなくて、そのまま1日を迎えることに対して、ジョンとメアリーはだんだん恐怖心を抱くようになってきた。 それに、自分たちが到着してからの年間の工程表は脳内にきっちり収められていたが、人間の住める空間(住居)と食料等の貯蔵庫をを3ヵ月かけて完成しても、工程表は送られてくることはなかった。 ただ時々建設資材を積み込んだロケットが到着して2体のアンドロイドの脳内に組み込まれた設計図の通り普通の家族が住めるような住居

          火星人襲来―その7

          火星人襲来―その6

          ジョンの眼前に広がっているのは赤茶けた岩石だらけの火星の景色だった。人間なら、この光景を見て、どういう風に感じるのだろうか、ジョンは瞬間的に人間の感情をサーチ、孤独感という感情に突き当たった。ジョンの問題はどういう風に孤独感を表現するのか、ということで、表現、孤独感でサーチ。反応はなかった。 メアリーは、自分たちが乗ってきたロケットを分解して、バギー車を組み立てるのに必要な部品を取り出してきた。忙しくロケットと外の臨時テントの中で組み立て始めたバギー車の往復を繰り返していた

          火星人襲来―その6

          火星人襲来ーその5

          12時、消灯の時間でリビングの明かりが落ちてきて、京子は少しあくびをして目を閉じるような恰好をします。私はそれに構わず、Fake memory の詳細を聞きます。あたりが暗くなっても、私が京子に質問を続ける限り、京子の顔から明かりが消えることはありません。 京子の説明は簡潔で 古いところでは、犯してもいない犯罪を刑事がFake (False) memory として容疑者に植え付け(Implant)て、無実の犯罪者を作り出していったことであります。一般的に冤罪として認識され、

          火星人襲来ーその5

          火星人襲来―その4

          わたしの住処22階建てビルの5階のマンションのドアを開けるとすぐに奥のリビングからお帰りなさいという声が聞こえてきました。今日はピッチを上げているのか少し甲高い声になっています。 わたしの相手をしてくれる自働人形がリビングのテーブルの上にちょこんとと乗っています。身長15センチほどの高さで私がテーブルの横の座椅子に坐ると、ニコっと笑顔を作ってくれます。 あれ、京子、今日はなに?目の前にいる自働人形(名前は京子)は和服を着ています。小宮山さんからの贈り物よ、と言って京子は私

          火星人襲来―その4

          火星人襲来―その3

          すみません。今から10分ほど休憩をいたします。山本タカシ氏が亡くなられたことをご連絡されるのにお忙しいことと思いますので。 井岡教授は少し疲れたような顔をして椅子に坐り、机の上のグラスに水差しから水を入れて飲み始めました。 私は山本タカシが亡くなっていたというのはあまり不思議と感じていなかった。というのは彼が生きていれば120歳ぐらいで、むしろ生存しているのを想像するのがむつかしいような気がしていたからです。。 あまり奥の手は使いたくはなかったが、井岡教授の休憩を利用し

          火星人襲来―その3

          火星人襲来ーその2

          井岡教授は話をしながら手の中のリモコンをクリック。 丸顔のいかにも人のよさそうな好々爺とした作業着姿の人物が講堂の大スクリーンに映し出されました。 この写真は非常に貴重な写真です。写っているのは山本タカシ、模型事業で一代で莫大な財産を築いた方です。本日ご来訪いただいた大方のジャーナリストの方はご存じかもしれませんが、山本氏はめったに世間に顔を出さず、写真はもってのほか、長い間謎の人物とされていました。 この写真は2035年に撮られたものです。あまり目立たないのですが、後

          火星人襲来ーその2

          火星人襲来ーその1

          2050年6月 矢印の方向に本日のBreaking newsの講堂はこちらという文面が入っていました。昔はマンモス大学という蔑称で、呼ばれていたのですが、時代の変化にうまく乗り、最近では関西の優秀な大学の一つに数えられています。 少し暑いかなあ、と思ったのですが、麦わら帽子をかぶって、大学の構内を歩くわけにもいかず、布製のハンチングをつるつる頭の上にかぶり、耳のところで透明クリップでハンチングを固定して、矢印の方向に足を運んでいきました。時々学生が私に挨拶をしてくれます、

          火星人襲来ーその1