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ご閲覧いただきありがとうございます。ここは私の描いたあるいは書いた小説や漫画を投稿するページです。

最近の記事

愛を伝えたいんだ

お父さん、お母さん…於次のために出会ってくれてありがとう。於次をこの世に産んでくれてありがとう。短い間だったけど於次を愛してくれてありがとう。於次は二人が繋いでくれた愛と勇気のたすきを次の世代に、後世の平和のために繋ぎます。  天正十二年(1585年)一月末。もうすぐ春の芽吹きを聞こうかという季節が差し迫っていたが、もうすぐ天下人になろうとする羽柴秀吉の居城・長浜城とその城下では、まだ冬の残り香が漂い、青々とした空はまだ春の訪れを告げるのをためらっているようだった。 「さみ

    • 愛を伝えたいんだ

      あと少しで立春を迎えるという天正十三年(1585年)一月末。しかし…外の空気はまだややひんやりと冷たく、朝の空もまだ心なしか青が深いように見えた。 「さみーなぁ…これでも春は来るんだよなぁ三成」 羽柴秀吉の近習である大谷吉継は同僚で親友の石田三成に両腕で自分を抱え込みながら問いかけた。 「来るさ。少なくとも暦の上では…体感で春が感じられるのはいつかなんて分からないけど、人は永遠とも思える時間の中で同じような季節の移り変わりを繰り返してきたんだからね。俺たちが死んでもきっ

      • +11

        いつか君とあの星空の下で

        • 戦国のエトランジェ 1宿命の女

           まだ子供だった頃、故郷の村に来た顔相を占う商いをする者がわしの顔を見ていったのじゃ。たいそう意味ぶかげな顔をして一呼吸するとわしの肩をがっしりと掴んでこう告げた。 「佐吉殿…そなたは賢く美しい。そなたの行く末は眩いばかりに開いておる…だがそれなのに女難の相が邪魔をして悲惨な末路が待っている…そうなりたくないとお思いなら女子 には慎重になりなされ」  わしは自分で言うのも何なのだが、周囲の人々を騒つかせるほど目立つ容貌を持っていた。でもだからと言って女子に特別関心があるわ

        愛を伝えたいんだ

          大まるマンガサタデー 第四週 「残酷な王子様」

          大まるマンガサタデー 第四週 「残酷な王子様」

          大まるマンガサタデー 第三週 「青い花の王子様」

          大まるマンガサタデー 第三週 「青い花の王子様」

          大まるマンガサタデー 第二週 「大野君の平和」

          大まるマンガサタデー 第二週 「大野君の平和」

          大まるマンガサタデー 第一週 「いのち」

          大まるマンガサタデー 第一週 「いのち」

          私の大まるの原点…大野君と大野くん

          今回は二十年から十数年ほど前の私の一次創作のキャラクターを交えながら、お話しさせていただきます。十数年前の私は完結こそしませんでしたが、一次創作で高校球児を主人公にした青春小説を書いていた、というよりネタを作っておりました。ちょうどアニメのちびまる子ちゃんが大まるの神回と言われる「ロマンチックな季節」を放送していた頃のことです。その頃の一次創作のキャラクターにPL学園(懐かしい響きになりましたね)のスラッガーで、大野光司くんという子がおりました。私の一次創作とはいえ当時は大の

          私の大まるの原点…大野君と大野くん

          恋する観覧車(小説版)

          恋する観覧車 2 月 13 日土曜日。 休み時間中の清水市立入江小学校三年四組の教室。 教室の中も外も今日はざわざわしている。 「なんだか騒がしいよね。たまちゃん。今日は何かあったっけ?」 まる子、あるいはまるちゃんと、通称されることの多いさくらももこは、隣席のたまちゃんこ と親友の穂波たまえに、不思議そうに聞いた。 「やだ、まるちゃん!今日はバレンタインイブでしょ!大野くんも、怒鳴り声上げて、朝から 逃げ回ってたよ(^。^)。明日のバレンタインは、日曜日だから、今日持ってく

          恋する観覧車(小説版)

          ロミジュリ(太陽の瞳風)

          先ほど公開したイラストに付け忘れたのですがpixivで投稿した通りこの絵の正式なタイトルはロミジュリ(太陽の瞳風)です。 太陽が沈もうとしている夜が 唸りをあげて暴れている 心が釘打たれるような 傷みを感じている 何も失わぬようにと だからこんなに疲れている 僕はたった一人だ 僕は誰も知らない 誰も知らない僕がいる イラストの最後のセリフは尾崎豊さんの太陽の瞳というこの歌詞のフレーズをパロったものです。晩年の歌でそれほど有名な曲かどうかは分からないのですが、この曲

          ロミジュリ(太陽の瞳風)

          ロミジュリ

          ロミジュリ

          私が大まるを選んだ理由

          まぁ実際年齢が上がれば上がるほど💮派の人が多いのかなと思います。 私の年齢で大まるを書くのは珍しいんでしょうね。 きっかけは、四年前のスランプというか絶不調でした。 実のところYoUTubeで暇つぶしに出会ったのは💮の方です。そこではイケメンの大野君が、お金持ちで優しい花輪クンのライバルとして登場します。まあ💮は💮で大野君が出てこなければそれで面白いです。ただ、私は子供の頃、主に少女漫画を読んでいて、ヒロインが必ずその作品の中の一番のイケメンと結ばれるというパターンが王道だと

          私が大まるを選んだ理由

          ものすごく今日は疲れました。精神疾患の不調な日は寝るのが一番でしたね。

          ものすごく今日は疲れました。精神疾患の不調な日は寝るのが一番でしたね。

          大まる以外の世界線

          私は大野君とまるちゃんにはそれぞれ人生の理想像を背負ってもらいました。原作から程遠いのは認めます。特にまるちゃんは、私のバイブル『ときめきトゥナイト』の初代ヒロイン・江藤蘭世の第一部の後半部分がベースですし、私が人生で果たせなかった諸々の事を叶えてほしいという想いで書いています。原作の面影は果てしなく薄めです。大野君は大野君で私の思うヒーロー像の理想がまず原型にあります。はっきりいいますと私は第3期のちびまる子ちゃんをあまり見ていませんので、大野君のイメージは映画『大野君と杉

          大まる以外の世界線

          私の大まる

          私はpixivでSvarog0813(ID:19935524)として活動しております。pixivFANBOXもやっておりますので覗いてくださると嬉しいです(18歳以上じゃないと見れません)。以下はFANBOXに載せたものの転載となります。 大まると言っても私の大まるは、他のクリエイターの方とかなり違うというか、完全な二次創作とも違うような気がします。私はお話はオリジナルか原典を都合よく脚色した話が多いですが、キャラクターが一次創作にすると魅力がないため、ちびまる子ちゃんの世

          私の大まる