大内 昌豊

エンジニア。1992年生まれ。

大内 昌豊

エンジニア。1992年生まれ。

マガジン

最近の記事

いつから『将来』は『現実の延長』になったのか。

大人になって「将来なにしたいの?」って聞かれる機会が多くなった。飲み会の場、面談の場、会話の間を埋めるときにも使われるフレーズ。いや、子どもの時にもそれなりに聞かれてはいたのだけれど、ここでいう「将来」という言葉の意味は、大人と子どもとでは別物だ。 「世界平和に貢献したい」と答えると夢心地で現実味が無いと思われて、「特に無い」と答えると計画性が無いと思われる。 「将来」って制約が多くて、不自由なものなんだなと思う。ようは、夢心地ではなく現実味があって、なおかつ、成長意欲が

    • 青天の霹靂

      電車に乗って、たくさんの人をかきわけて、1時間以上かけて辿り着く新宿の会社。9時。始業。仕事中も隣には同僚がいて、すれ違いざまには挨拶をして、考え事をしてたら忘れたり。たまに一緒にランチに行って、エレベーターで一緒になると小話をして、帰りが一緒になると駅まで「最近どう?」って話し合いながら、おわかれをする。おつかれさま。電車には仕事終わりのサラリーマン、遊び帰りの若者。なんかわからない人。これが当たり前で、5年間染み付いた習慣。 ただの日常でも登場人物ってこんなにいるものな

      • 早起きは誰のものでもないんだった。

        早起き定着を通して、自分の人生を見つめ直すプログラム"朝渋KNOCK"の2期が今日卒業式を迎えた。今年の1月から始まったプログラムはあっという間に3ヶ月という月日が経っていた。外出自粛の例に従い、卒業式はオンライン開催だったけれど、まずは無事みんなで卒業式を迎えられたことが嬉しい。 みんなとは言ったけれど、本当の意味でみんなではない。一緒に卒業式を迎えたかったけれど、迎えられなかった人もいる。僕が朝渋KNOCK2期を過ごした3ヶ月で一番残して置きたいことは、”僕が変えられる

        • 見栄

          “見栄を張る”という言葉の意味を調べた。 ”人の目を気にして、うわべ・外見を実際よりよく見せようとする態度。” “かっこつける”という言葉の意味を調べた。 “できるだけ、さまになるように、体裁が良くなるようにと、気にして振舞うさま。” “背伸び”という言葉の意味を調べた。 “自分の実力以上のことをしようとすること。” 似てるなー。と思う。 反対に、似てないなー。って思う言葉は、”ありのまま”。 だとすると、”ありのまま”でいることは、見栄を張っていない、かっこつけて

        いつから『将来』は『現実の延長』になったのか。

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        • 記事まとめ
          6本

        記事

          朝夜

          考えること。書くこと。のクセをつけるためにいろいろなことを始めた。日記を書いたり。習字を書いたり。noteを書いたり。それぞれ始まりのきっかけは違う。ただ、これらを繋げてみたらおもしろいかも。と思い繋げてみる。 朝起きて、昨日の出来事を考える。自分の行動。自分の発言。成功体験。失敗体験。なぜそうしたのか。なぜそう言ったのか。なぜ相手は...なぜ...なぜ。頭のなかの深くまで入っていき、それを日記に書き出していく。B5ノート3ページ分の深さ。 日記を書いていて、印象的な言葉

          優しさ

          “優しさ”とは、優しくする側のことだと思っていた。誰かを助けること。落とし物を拾って渡すこと。救いの言葉を伝えること。それが、”優しさ”だと思っていた。 誰かに助けられること。落としたものを渡されること。救いの言葉を伝えられること。それは、”優しさ”ではないと思っていた。 優しくすること。と、優しくされること。それは、なんとなく一方通行なのかと思っていた。だけど... “優しさ”に気付くのもまた”優しさ”。 六太と日々人とが子どものころ、東京から自転車で京都まで旅に行

          本当の"やさしさ"は甘やかしではない。櫻本さんが伝える本当の"やさしさ"とは。

          やさしいはいくつあるのだろう。 落としたものを拾ってくれるやさしい性格。 ほうじ茶ラテのやさしい味。 ニコッと笑ったときのやさしい顔。 想いやりで溢れるやさしい世界。 できなかったことに対して許してくれるのもまたやさしさ。 薬局のおじさんに言われた「これは軟膏のやさしいタイプで、こっちはクリームタイプ。」これもまたやさしさ。 世のなかのいろいろなものが、"やさしい" で表現される。そう表現されることは、どちらかというとマイナスではなくプラスであり、否定ではなく肯定として使

          本当の"やさしさ"は甘やかしではない。櫻本さんが伝える本当の"やさしさ"とは。

          取材は成功イメージへ向かう共同作業。

          先日高尾山に登りました。 久しぶりの登山ということで登山靴を引っ張り出してきましたが、1年半の間靴箱で出番を待ち続けた登山靴は意外とやる気がなさそうに見えました。 なんとか高尾山の頂上に着くと、元気なお年寄りや疲れ果てた子どもたちが達成感に浸っているなか、1人ぽつんと小僧が立ち尽くしていました。 その名も"おそうじ小僧"。 名前は優秀そうな小僧ですが、立ち尽くして固まっているだけの小僧です。立ち尽くしているだけの小僧なのに赤い帽子を被っているところを見ると誰かに愛され

          取材は成功イメージへ向かう共同作業。

          暗い朝。明るい朝。

          「おはようございます!今日を始めます!」 メッセンジャーで挨拶することで僕の今日が始まる。 この言葉を僕は結構気に入った。早起きするぞチームのなかで自分がどう役に立てるかを考えて、一番早く起きてチームのみんなに今日の始まりをお知らせするっていう想いで「今日を始める」って言葉を使い始めた。 早起き習慣を始めてから感じたこと。自分が何時に今日を始めようとどこかの誰かの今日は既に始まっている。僕がいつもより早く家を出て6時台の電車に乗ろうと、どこかの誰かは毎日6時台の電車に乗

          暗い朝。明るい朝。

          自分のもの。

          10月から始めた朝渋KNOCK。3ヶ月で早起き習慣をつけて、早起きして得た時間を人生の選択の時間にする。そんなプログラムを始めてから早3ヶ月。そんな朝渋KNOCKも先日卒業式を迎えました。卒業式では朝渋KNOCKメンバーの気づきの発表を聴き、自分とは違うコト。自分と近いコト。同じ3ヶ月。同じ講義。を経験しても人によって感じ方が変わってくる。人ってやっぱり面白いなー。と思いました。 そして僕の朝渋KNOCKで得た気づきをnoteにも残しておきます。 「誰かのもの」をそのまま

          自分のもの。

          遠い地の名前も思い出せない少年。

          7年前の話。 「僕の将来の夢は警察官。いなくなったお母さんを探すんだ。」 スタディツアーに参加した僕はカンボジアの孤児院を訪れた。そこで出会った少年が発した言葉。 カンボジアといえば成長途中の国。歴史をたどると大きな事件があり、その影響が現在にも残っている国。教育環境や働き口がまだまだ整っていない国。観光していると現地の子どもたちが集まってくる国。生まれてきた赤ちゃんのみんながみんな元気に育つことが保証されていない国。 そんな国でたった2日間しか滞在していない孤児院で

          遠い地の名前も思い出せない少年。

          お気に入りの朝の過ごし方

          目が覚める。真っ暗な中携帯を探す。時間を見ると4時50分。 「よしっ。」 5時に鳴るはずだったアラームをOFFにする。 「お前の出る幕は無い」とちょっとドヤる。 通知を確認するとMessengerがすでに働いている。開くとギマチさんのコーヒーから始まる一日を認識する。 アラームにドヤって、Messengerの働きっぷりに関心して、ギマチさんの一日の始まりを確認して、布団から立ち上がる。いつも通りの朝。 台所に向かってケトルに水を入れてスイッチを押す。5時ちょうど。

          お気に入りの朝の過ごし方

          「26」→「27」

          今日は11月4日。そして11月5日は僕の誕生日。 今まで誕生日をそこまで意識してこなかったけど、今日はちょっと考えてみることにしてみた。 こと26歳を振り返ってみる。 「パートナー」として別会社に常駐していた去年のこの時期は仕事が楽しくなかった。新卒で入社した会社で4年目になり、2018年7月から初めて自社から離れての仕事が始まった。始めはやる気満々で毎日出勤していたが、同世代がいなくて年上ばかりの環境であったり、社内政治が強い会社だったので部門間でぎくしゃくしていたその

          「26」→「27」

          【早起きとわたし】自分の時間軸で生きる

          もともと早起きは苦手なほうではなく、むしろ得意なほう。朝早い予定でも遅刻することはなかったし、1年半前は通勤時間片道2時間だったので5時に起きていたりもしていた。だから朝渋KNOCKが始まって毎日5時起きになってもそこまで辛くもないし、特別感もあまりない。 ただ、朝渋KNOCKが始まってから1週間が経つなかで、1日1日の充実感をすごく感じる。以前までは早起きしても感じなかった充実感。朝だけではなく1日全体を通しての充実感。なぜだろうかと考えてみた。 やることを決めた朝渋K

          【早起きとわたし】自分の時間軸で生きる

          人生ゲームの勝利条件

          最近、TEDをよく観るようになった。 そして、スピーカーのテーマを自分でも考えることにした。具体的には朝の通勤前にTEDを観て、通勤中にそのテーマについて考える。 これが楽しい。 今まで本を読むとき、記事を読むときは内容を理解して、「そういうもんなんだ。」と吸収しがちだったけど、そこに自分で考えてみるステップを混ぜてみた。というよりも今まで自分の頭で何も考え無さすぎた...。 A game to create a world without war. 個人的にこのスピ

          人生ゲームの勝利条件

          心地良いもの

          休日家にいるときは晴れよりも雨の方が心地良い...。 そんなことをふと思ったので、心地良さについて書くと思いたつ。 自分が出会った出来事や物事に対して感じる気分。心持ち。気持ち。 "心地" の前に行動がくっついて使われることも多い。"乗り心地"、"寝心地"、"居心地"、"触り心地"...。 こんな使われ方があるなら、造語はたくさん作れそう。 造語も含めて最近の "心地良いもの" を寄せ集めてみる。 見心地("見る" + "心地") よく読む本やパッケージが好きな

          心地良いもの