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日本の絶滅古生物図鑑


日本の絶滅古生物図鑑

 恐竜以外の、日本の絶滅古生物を紹介した本です。
 恐竜については、同じ著者で、同じ出版社から、『日本の恐竜図鑑』が出ていますので、そちらをお読み下さい。

 わざわざ、恐竜以外の(マイナーな)古生物を取り上げているのが、いいですね(^o^)
 三葉虫やマンモスのような、有名な古生物も、もちろん、載っています。
 けれども、それ以上に、マニアックな古生物が多いです(^^)

 古代のサメ、古代のサンゴ、古代の貝類、古代のダンゴムシ(!)などが、紹介されています。古生物マニア、狂喜乱舞です。

 「今、住んでいるこの日本に、こんな生物がいたんだなあ」と思えて、わくわくします。これぞ、ロマンです。

 以下に、本書の目次を書いておきますね。

ようこそ、絶滅古生物の世界へ
古生物が生きた時代(古生代、中生代、新生代)
地質年代
日本列島ご当地古生物マップ
この本の読み方

国内最古の化石は魚類?――サメ・魚類
 コノドント
 甲冑魚【かっちゅうぎょ】
 ペタロドゥス
 ヘリコプリオン
 メガロドン

陸・海・空で多様に適応して広まった――四足動物
 マストドンサウルス
 ホソウラギョリュウ(細浦魚竜)
 モレノサウルス近縁種
 プログナソドン近縁種
 ショウカワ
 マチカネワニ
 カッパケリス
 ヘスペロルニス類
 デスモスチルス
 コリフォドン類
 ヒゴテリウム
 ボトリオドン(三田【さんだ】炭獣)
 ゴンフォテリウム(アネクテンスゾウ)
 ミエゾウ(三重象)
 ナウマンゾウ
 マンモス
 タキカワカイギュウ
 ビーバー(ヤンゴファイバー)
 エティオケタス(アショロカズハヒゲクジラ)
 ニホンカワウソ(日本川獺)
 ニホンオオカミ

仕切りをつけながら成長するサンゴ――床板【しょうばん】サンゴ
 クサリサンゴ
 ハチノスサンゴ
 エオフレトチェリア
 シリンゴポーラ(クダサンゴ)

貝化石でわかる太古の世界――貝類
 シカマイア
 イノセラムス
 ビカリア

大型海生爬虫類の重要なタンパク源――頭足【とうそく】類
 メタスパイロセラス(直角貝)
 エゾテウシス・ギガンテウス
 シャスティクリオセラス
 ニッポニテス
 ディディモセラス
 シャーペイセラス・コンゴウ
 モルトニセラス

古生代の海底で大活躍――三葉虫
 ブマスタス
 クロタロセファリナ

なじみのエビやカニは中生代から――甲殻類
 パラエオレペルディシア(貝形虫【かいけいちゅう】)
 パラエガ・ヤマダイ
 ミヤザキエンコウガニ

もっとも繁栄、だが化石には残りにくい――昆虫類
 オカフジムカシゴキブリ

古生物の行動や食性がわかる――生痕【せいこん】化石
 ズーフィコス

コラム
 岐阜山中のペルム紀サメ類
 カナダで見つかった保存状態のよいプログナソドン化石
 日本にいた海生ワニ
 津軽海峡を渡れなかったゾウたち
 大型の脊椎動物化石のクリーニング
  ――和歌山県鳥屋城山【とやじょうさん】のモササウルス類
 ホタルの方言とフォッサマグナ
 化石・鉱物が薬に!? 石の不思議
 植物化石で知る大昔の日本の気候
 頭に角をもつ古代ザメがいた
 謎の甲殻類サイクラス
 琥珀【こはく】の中の古代昆虫が生きていた マントファスマ
 岸和田城壁のコダイアマモ化石
 恐竜に寄生した巨大ノミ

発見記
 アマチュア化石採集家が発見した、メガロドン化石
 祇園山【ぎおんやま】のサンゴ化石
 北海道で発見した巨大アンモナイト

恐竜や化石が見られるおもな博物館
参考文献
古生物名索引
地名・地層名索引



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