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保身は何故おきるのか?【オヤジ店長のツイート日記vol.69】

こんにちは!オヤジ店長と申します!

人材育成、リーダーシップなどについてTwitterで発信している某外資系アパレルブランドで店長をしている読書好き、50代のオヤジです!

簡単な経歴や活動は、宜しければ私のTwitterをご覧ください。➡ @OyajiTencho

ツイートした事を掘り下げて記事にしています。今回のテーマは?

「保身」の原因は失敗を咎める(とがめる)リーダーが作る

失敗した人を責め立てて咎めるか否かで組織や人の成長は左右するとツイートしました。保身にも繋がる事ですね…結構反響♥を頂きましたので掘り下げたいと思います。

このnote記事も内容が良いと思われたら「スキ♥」を押して頂けると幸いです。コメント、感想等もTwitterの方にリプ頂いても構いませんので、合わせてよろしくお願いいたします!

「保身」とは説明不要ですよね。組織ではみっともない行為として認知されていますが、陥っている人は多いと思います。

私は普段ツイートでもnoteでももっともらしい事を言ってますが、社内で保身的な行動を取る事はあります。

半沢直樹のように保身に走らず嫌な上司や会社をギャフンと言わしたいですが、それはTVの世界ですよね…w

何故、組織では保身に走る人がいるのでしょう…?

原因は色々あると思いますが「失敗を咎める(とがめる)」リーダーが作り出している事は大いに
あると思います。

上記ツイート内容をおさらいすると、私は昔、会社でルール違反をして懲戒処分を受けた事がありました…(汗)

懲戒内容はツイートしている通りで、会社本部に許可を得ず勝手に商品カタログを作って集客活動を行っていた事です…w 弊社は有名な海外アパレルブランドなので無許可で広告を作るなんてご法度です…成果は会社が用意したどの広告より上がったもののルール違反は駄目ですよね…w

懲戒処分を受けた詳しい内容は下記noteで投稿していますw良かったら合わせてご覧下さい!

失敗を咎めすぎると保身に繋がる

当時、勝手に広告を作っていた事に対して広報部やマーケティング部等、本部の関係各所にお詫びに行って最後に社長室に行きました。

「社長、この度は申し訳ございません…」恐る恐る謝罪すると社長は少し笑みを浮かべ私が作った広告を眺めながら

「〇〇君、これは確かに良いイイネ〜」「でもルール違反は駄目だよ…w気をつけてね!」

それで終了…

決して咎められるような事は無く社長室をあとにしました…(汗)

部署によっては「〇〇店長!こういうモノを勝手に作ってもらわれちゃ困るんですよ!本国にでも知られたらどうするのですか!」等、あからさまに嫌な態度を取る人はいましたが、私からすれば「お前らが良い広告を作らんからやろ!」と心で思っていた所(反省せい!w)

社長(リーダー)は笑って一番軽い懲戒処分で済ませてくれました。

内心はどう思われていたか分かりませんが、社長は私がルール違反をしてまで何とか売上を取ろうとしていた気持ちは分かってくれていたようですし、謝罪に行く前に「安心感」みたいな空気がありました。今思うと社員の一生懸命な気持ちを理解する空気が社内にあったように思います。

他にもイベントで大きな結果は残せたものの、私の段取りの悪さから予定よりかなり経費を会社に使わせた時も(結構色々やらかしてたんです…w)謝る私に社長は「気にするなw勉強代だと思っておくよ…w」と言ってくれました。

一方、あれから大きく月日が流れた現在、弊社も随分変わってしまいました…

一番変わった所は、本部、我々ショップ側も含め管理者が上の顔色ばかり見る組織に変わっています。

理由は色々ありますが、社長が大変ワンマンになった事が一番大きいと私は思っています。

勿論、昔より会社は安定感は増しましたし悪い面ばかりではありません。

しかし会議等でも活発な意見は出なくなった上に決め事も無難な「前例主義」や「相対評価」に頼る等、ゼロベースで物事を考えたり、失敗を恐れず思い切った行動が取れない先細りな組織になってしまいました…人の流出も激しいです…

「社長が懸念してますから…」「社長から言われまして…」等のワードが社内で多くなったら危険信号ですね…

「前例主義や相対評価のデメリット」「社員の流出」についても投稿しています。良かったら合わせてご覧下さい!⬇

権力欲が心の広さを狭めてしまう

子供でも怒られてばかりいると「嘘」を付きますよね…嘘も保身も同じ心理状態から起きると思えば分かりやすいのではないでしょうか。

親からすれば「あなた(子供)の為に叱っている」となるものの、怒り過ぎるのは別の目的が見えてきます。

「子供は黙って親に従うものだ」「あなたは私の言う事を聞いておけば良いのよ!」等、自分では気づかず子供を支配しようとしている親はいます。

支配欲も権力欲も同じようなものなので「自分の言う事、決めた事に従わせたい!」という気持ちを自分の立場や力を利用して押し付けると家庭でも職場でも「保身」や「嘘」が蔓延してしまうという事です。

厳しくても相手に対して「寛大」であったり「配慮」「気遣い」のある人は魅力的です。心の広さも感じますよね。

権力欲と心の広さは反比例するのかもしれません…

権力欲が土台なリーダーは「支配している」という実感がないと自信が持てないのである意味「心が狭い」という事になります。

一方で権力欲や支配欲を土台にしないリーダーは相手を抑えつけず「任せる」「裁量を持たせる」等、自分より「相手に自信を持たせる事」に重きをおいているので心が広く見えます。

同じ従うでも「従わざる得ない」より「従いたくなる」リーダーになりたいものです。

従う事と従属の違いを投稿しています。良かったら合わせてご覧下さい⬇

最後までお読み頂きありがとうございました~☺️
以前、Twitterで紹介していた読書本をnoteでマガジンにしてます!⬇


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