見出し画像

従う事とは従属ではない【オヤジ店長のツイート日記vol.65】

こんにちは!オヤジ店長と申します!

人材育成、リーダーシップなどについてTwitterで発信している某外資系アパレルブランドで店長をしている読書好き、50代のオヤジです!

簡単な経歴や活動は、宜しければ私のTwitterをご覧ください。➡ @OyajiTencho

ツイートした事を掘り下げて記事にしています。今回のテーマは?

従属を作らない組織作りとは?

頼もしいメンバーとは「従属」ではない事についてツイートしました。結構反響♥を頂いたので掘り下げたいと思います。

このnote記事も内容が良いと思われたら「スキ♥」を押して頂けると幸いです。コメント、感想等もTwitterの方にリプ頂いても構いませんので、合わせてよろしくお願いいたします!

強い組織には「従属」はいない

組織的に「従う事」「従属」「似て非なるものもの」であるという考え方についてお話ししたいと思います。

ツイート内容をおさらいすると、組織の良し悪しは「リーダー次第」というのは間違いのない事ですが「メンバー次第」という側面も勿論あります。

私は若いマネジャー時代、あるお店に異動した際、そんな力強いメンバー達に出会いその後の私のマネジメントにも人生にも大きく影響した話です。

もう20年程前の事。私はそのお店にマネジャーとして異動しました。40前の脂が乗った時でした…w弊社内でも大型店舗だったので張り切っていた私。

朝礼など横文字等を並べながら格好つけて話していました…w

そんな格好付けのマネジャーの私が来る前、マネジャー不在の中、2人のベテラン女性メンバーがお店を切り盛りしていたのです。

2人は親友同士でとても親しみがありお客様からも同僚、後輩達からも慕われていました。

「こんなお店のマネジャーをやってみたかった!」
 
スラムダンクのゴリ主将が宮城、三井、流川、花道と出会い「こんな奴らとバスケをしたかったんだよな!」と木暮が呟いたように…w(スラダンファンしか分からん内容ですね…w)

とにかく私の理想がそこにあったのです。

彼女達の良い所で特に感心したのは「上司でも言いたい事はハッキリ伝える」「後輩は守ってやる」でした。

今じゃ「忖度」という言葉が流行っているように、社内で言いたい事が言えない雰囲気や上司や会社等、媚びるように「上」ばかり見ている人は多いですよね…

組織では立場をわきまえる必要はあるものの閉塞感のある状態はストレスが溜まります…

忖度や媚びる事が無かった彼女達は上司である私にも勿論容赦無く進言してくるので、当時格好つけの私は「生意気な奴らや!」と口論もしたものです…w

ただ彼女達が優れていたのは、私に意見する時は「ちょっとよろしいですか?」と2人だけの状況を作り、人前で意見するような事はせず、最終的には私を尊重し指示に従い皆の前では必ず私を立ててくれていた事です。(その代わり陰ではメッチャ怒られる事もありましたが…w)

「お父さんは凄いのよ!」と子供たちには常に良い父親だと憧れを持たせ、陰ではボロカスに怒られ尻に敷かれている昭和のお父さんのような私でしたが…w何故か毎日楽しく仕事が出来た事を覚えています…w

今思うと彼女達も含め当時のメンバーは、私には従う姿勢は持ちつつも所謂「従属」では無かったのです。

対等と同等の違い

同等と対等の違いも似て非なるものですね。

同等とは「等級や程度などに違いが無い」
対等とは「2つのものの間に優劣や高低か無い」

私達組織に属する人間に例えると「社長と社員は同等ではない」という事です。しかし「人としては対等」だと言う事ですね。

これを肝に銘じないと立場が上だと偉そうな人や媚びる人間が増えて「従属組織」が出来るのです。

前途紹介した2人の頼もしい女性ベテランメンバー達は私を同等とは思わず対等な関係を貫いてくれました。

そこには従属関係は無く統率の取れた「従う組織」があり素晴らしい家族のような関係がありました。

綺麗事で理想的な事かもしれませんが、相手のために苦言を呈したりする事は、大変勇気がいる行為です。特に下から上へ伝えるのは本当に難しい事。

だからこそ上司側、上に立つ側は謙虚な気持ちで受け止める度量が必要ですね。

細い線のような「従属組織」と統率の取れた「従う組織」

ツイートでも投稿しましたが、従属組織と従う組織を図解してみました…w

従属組織のイメージ

従属組織はリーダーのみ目指すゴールが見えているだけで後に続く人達は、数珠つなぎの細い線のような組織。付いて行くだけなら、揉め事も無く楽で良いものの、各自の考えや主体性も無いので組織としての成長は無く安定感も無いですね。
また前の人達に進む方向を委ねているので(依存しているので)所謂忖度イエスマンのような人達が増えるのです…

従う組織のイメージ

一方、従う組織とはリーダーが少し前に出て後に続く人達は三角形の辺を描くように広がっていく、目指すゴールが全員見える組織。ゴールが全員見えているので、目指し方や方針等ぶつかる事は起こるものの、リーダーが本当のリーダーシップを学ぶ機会に恵まれメンバーの主体性が育まれる安定感ある組織が完成する。

如何でしょう。会社も職場も組織においては上下関係はあるものの捉え方、使い方で全く変わるというお話です。

エピローグ

20年前に家族のようなチームワークを教えてくれた彼女達ですが、その後一人は今の私のカミさんで、もう一人は私の意志を引き継ぎ弊社内でマネジャーとして現在も活躍しています…w

カミさんと出会った20年前、女性として全く意識しておらず「生意気な女」と思ってましたし、向こうも「ただ熱いだけのアホな店長が来たわ!」と大嫌いだったようですが、人生何が起きるか分かりませんね…w

今じゃ家でもカミさんの尻に敷かれている私ですが、3人で旅行したり食事をしてお酒を飲むのが唯一の楽しみになっています…w

最後までお読み頂きありがとうございました!

Twitterやnoteで読書本を紹介していましたが、noteのマガジンにしましたので!宜しければ本選びの参考にして頂けると幸いです!⬇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?