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第二次世界大戦:相手の立場に立って考える


日本の学校には道徳という授業があります。

しかしながら、「相手の立場に立って考える力」を身に着けるためには、
やはり歴史を振り返ることが一番です。

  • カラーで蘇るWWII(連合国、勝利への道)

  • WWII(カラーで蘇る第二次世界大戦)



は、日本人にとって素晴らしい教材です。どちらもネットフリックスです。グローバル化の恩恵ですね。

このドキュメンタリーから、相手の立場に立つことを学びましょう。

日本では


「日本軍が暴走して、勝てないと分かっているアメリカに戦争布告した。愚かだった」

日本の論調


と、すべては日本軍のせいであり一般市民(世間)は被害者だったという論調が展開されがちですが、アメリカ側(相手の立場)の視点に立つと、それとは違った見解が得られます。


アメリカ軍が硫黄島を占拠したときに撮った写真(アメリカ国旗を掲げる写真)が有名ですが、その写真を


太平洋戦争の戦費調達の宣伝

に使っていたことを、このドキュメンタリーでは詳細に説明しています。

ジョー・ローゼンタール撮影


また、戦闘機B29の大量製造には、かなりのお金がかかっていたようで

それなりの戦果をあげないとアメリカ世論が悪化し、
資金調達に響いてしまう

というプレッシャーがアメリカ軍にはあったようです。


今でこそ、

マスク警察から「非国民、マスクをしろ!」と怒鳴られることを恐れて、
例え熱中症で倒れる人が続出しても、
誰も文句を言わず真面目にマスクをつけ続けた

という日本独特の国民性が世界的に認知されています。

しかし、当時のアメリカ人が、この独特の国民性に妙な恐怖感を抱いていたことが、そのドキュメンタリーからも読み取れます。


当時のアメリカ世論が、もしこの独特の恐怖感に飲まれてしまって、


「太平洋戦争に対して、
このまま莫大なお金と命をつぎ込み続けてもいいのか?」


と傾いていたら、ベトナム戦争のときと同じような歴史が展開されていたのかもしれませんね。