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糖質制限と脂質制限、どっちが良いの?それぞれのメリット・デメリットと合わせて紹介

パナプラス薬局の管理栄養士チームがお届けする“食と健康に関するコラム”。食に関するちょっとしたギモンや管理栄養士ならではの専門的なお話まで、チームメンバー8人が発信しています。本日は「糖質制限と脂質制限」についてです。

テレビや雑誌等でよく耳にする「糖質制限」と「脂質制限」。ダイエットをしたことがある方なら1度は聞いたことがあるはずです。どちらも食事制限による減量で使われる方法ですが、実際のところはどちらがいいのか。メリット、デメリットと合わせて解説します。

そもそも「糖質制限」「脂質制限」って?

「糖質制限」は、砂糖やお菓子などの糖質や炭水化物が多く含まれる米・麺類、パンなどを制限する減量法です。

単に量を減らすだけでなく、食物繊維の多い玄米や全粒粉パンに置き換えたりと、低糖質な食品に変えることで制限することができます。近年では、カリフラワーを原料にした「カリフラワーライス」や、こんにゃくをお米のように加工した「マンナンライス」、糖質0をうたう「こんにゃく麺」など、様々なブランドから置き換え食材が発売されています。お菓子でいうと、低糖質なお菓子、いわゆるロカボスイーツも増えていますよね。

一方で「脂質制限」は、揚げ物や炒め物を控えるなど調理法を工夫したり、脂身の多い肉や魚を控える減量法です。調理法や選び方を変えるだけで大幅に摂取カロリーを減らすことができるのが特徴。こちらも大豆を減量とした「大豆ミート」を代表に、様々な置き換え食品が登場しています。

【結論】どちらが良いはない!

では、糖質制限と脂質制限はどちらがいいのか…?

結論から言うとどちらもメリットとデメリットがある為、「どちらが良いということはない」というのが答えです。メリット・デメリットとともに、向き・不向きもあるため、自分の目的や食生活にあった方法を選ぶのがおすすめです。

◾️糖質制限
<メリット>

・短期間で体重が落ちやすい
・食べる量やカロリーはそこまで減らさなくても良い
<デメリット>
・リバウンドしやすい
・低血糖、頭痛、集中力の低下などが起こりやすい

■脂質制限
<メリット>
・筋肉を落としにくい
・リバウンドしにくい
<デメリット>
・効果が出るまでに時間がかかる
・便秘や皮膚の乾燥等を引き起こしやすくなる

このようにメリット・デメリットはどちらにもあり、取り入れる際にはこれらの特徴を知っておくことが大切です。

両方同時に行うのはNG

糖質制限と脂質制限を同時に行ってしまうと、食べられる食品が限られてしまう上に、栄養素が不足することに繋がります。同時に行うことは避け、まずは今の食生活で過剰に摂取しているのはどちらか振り返り、適切な食事に戻すことを心がけましょう。

ダイエット中の方は、停滞期のタイミングで糖質制限と脂質制限を切り替えるのも効果的とされています。自分の身体と相談しながら、そのときにあった減量法を取り入れてみてください。

パナプラス薬局管理栄養士チームよりおしらせ

パナプラス薬局では全店舗に管理栄養士が常駐しており、日頃から外来患者様を中心に栄養指導、栄養相談を行っています。

OTC商品(健康補助食品)購入に関するアドバイスや、専任の管理栄養士による「有料栄養相談プログラム」のサービスも行っておりますので、気になる方は各店舗までお気軽にご相談ください。

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