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【パパ兼経営者の二刀流ライフ】子育てして、親育てされて。父親になって、経営者としても成長できた

「パパと企業経営者をかけ持ちしてる人って、どんな時間の使い方をしてるんだろう?」


パパと経営者、どちらか片方だけでもすごく大変なのに、それらを両方やるって、もう想像ができないくらい大変そうです。

一体、子育てと会社経営を同時に行っている人って、どんな生活をしているのでしょうか。


ということで、パパスマイルBLOGの新企画として「父親」と「経営者」2つの顔を持つ方に「育児と仕事のバランスは、どのようにとっていますか?」「子育てに関する情報はどのように集めてますか?」などなど、インタビューを通して赤裸々に明かしていただきます!

聞き手は、日本唯一のベビーテック専門メディア『Baby Tech』の運営や、育児系IT商品サービス総合コンサルティング事業などを行う、パパスマイル代表の永田。5歳になる娘さんのパパでもあります。

パパスマイル代表の永田


そして、記念すべき第1回のパパ経営者は、デジタルマーケティング事業や、チャットボットAI事業などを手がける、株式会社wevnal(ウェブナル)磯山博文さんです。

磯山博文(いそやま ひろぶみ)。1985年茨城県生まれ。新卒で入社したIT企業にて新規事業の立ち上げに従事した後、2011年に株式会社wevnalを創業。東京の渋谷に本社を構え、大阪、沖縄にも支社を設立。2016年にはベトナムにてオフショアラボも開始。SNSを中心とした広告運用やメディア運営などによるデジタルマーケティング事業と、チャットボットAI事業を展開中。生後7ヶ月となる長男のパパ。


ビジネスに集中できてるのは、妻のおかげ

永田:早速なんですが、普段の育児と仕事のバランスはどういった感じですか?

磯山:正直、平日は子育てにほぼ時間を割けてないですね。朝、ぼくが7時半くらいに起きたら子供はもう起きてて、妻が離乳食を作ってる間に、ぼくが30分くらい、抱っこしたり話したりして、あやしてます。夜はぼくが家に帰ったら子供はもう寝てるので、平日に子供と触れ合えるのは、本当に朝のその30分くらいですね。

永田:休日はどうですか?

磯山:休日はほぼ丸々、子供との時間に使ってます。子供が7時とか6時半とか、もっと早い日は6時とかくらいから起き始めるので、まずは寝起きの子供をあやしてます。そこから妻が作ってくれた離乳食を、休日はぼくが食べさせて、その後にもう1回寝かしつけてます。その間にぼく自身の用事や準備を済ませて、お昼になって子供が起きたら、ランチがてら外に手がけるみたいな過ごし方をしてます。

永田:土日はまさに、子育てにコミットしていらっしゃるという感じですね。

磯山:子供が生まれる前は、土日も仕事したり友だちと遊んだりしてたんですが、いまはもう全部、子供のために使ってますね。仕事は、家でもできる簡単なものだったり、スマホでも済ませられるようなものだっだりだけをやってます。逆に土日くらいしか、子供と遊べないので。

永田:じゃあもう、子育てに関して授乳以外はほぼなんでも対応できますか?

磯山:そうですね。それこそ休日は、夜のミルクや着替え、寝かしつけなんかもぼくがやってるんですけど、妻なしで丸1日子供と過ごしたことはまだないんですよね。けど来月、妻が友人の結婚式で丸1日家にいない日があるんです。どうなるのか全く想像がつかなくて、もういまからドキドキしてます笑。

永田:ぼくも初めて妻がいなかった日は、さあどうしようとなりました笑。妻はひとりで毎日子供と一緒にいてくれているわけですし、自分もちゃんとやれないとな、という緊張感が強くて。結局ショッピングモールへ子供をベビーカーに乗せていって、キッズコーナーで一緒に遊んだり、あかちゃん休憩室でおむつ替えたりという世話をしながら、ちょいちょいウィンドウショッピングしたりして。自分としてはそれなりにうまくやれた気がしたので、そこから自信がつきましたね。そういうなにか1回あると度胸ってつきますよね笑。

磯山:この前、初めて3人で旅行に行ったんですよ。ぼくは眠りが浅いタイプなので、普段、家では子供と妻と寝室が別なんですね。ただ、旅行のときはみんな同じ部屋で寝てて、隣で夜泣きしてたらやっぱり目が覚めました。そのとき、これが毎日だったら仕事に支障をきたすなあと思って。いま、ぼくがビジネスに集中できてるのは妻のおかげだなあと、改めて感じましたね。


1番の情報源は「人」

永田:奥さまはいま育休中ですか?

磯山:そうですね。妻とはそろそろ保活も始めないとね、っていう話してるんですけど。

永田:そのあたりの情報は、どのようにして集めてますか?

磯山:1番多いのは、やっぱり「人」ですかね。ママ友だったり、パパ友だったり。ぼくが知り合いの経営者に聞いて回ってると、みんな「認可保育園に入るために点数を、いかに戦略的に積み上げるかが大事」って言いますね。ただ、地域によって事情が違うし、東京だと区ごとに点数制度も違うので、具体的にじゃあどうすればいいのかっていう情報を集めるのは、すごい大変です。

永田:そのあたりは、パパスマイルの事業としても、ユーザーにキチンと情報を提供しないといけないなとは思っていて。例えば、区ごとの点数制度を整理して、簡単に計算できるようにするみたいなサービスは、ひとつ必要だなと感じています。同じ区でも、年ごとに点数制度が変わることもあって、情報収集が毎年どんどん属人的になっている状況を、少しでも解消したいという思いがありますね。

磯山:それは絶対に必要ですね。あとぼくの場合、パパ友といっても同じくらいの月齢の子がいる同僚だとか、近所に住んでる元々の知り合いとかくらいなので、例えばネット上で交流したり、パパコミュニティに属したりっていうのはないです。まあこれはぼくの子供が、まだ生まれて半年くらいだからっていうのもあるかもしれないんですけど。

永田:たしかに、今後お子さんが保育園に行きだしたり、外のイベントに参加したりするようになると、また新しいパパ友であったり、パパコミュニティみたいなのができてきたりするのかもしれないですね。


当時うるせえなって思ってた大人に、いま自分がなってる

永田:よく「子供が生まれて人生観が変わった」と仰る親御さんがいるんですけど、磯山さんはどうでしたか?

磯山:それはぼくにもありましたね。子供が生まれた瞬間に「自分は死ねないな」って思ったんです。もちろん、ぼくがいなくても息子は勝手に育っていくんですけど、今後息子が大きくなっていくなかで、家族として彼の成長や幸せを手助けしていきたいなって感じました。

永田:子供が生まれていままでと違う感覚になるっていうのは、ぼくもありましたね。ぼくの場合は、「親の心子知らず、とはこのことを言うのか」って、生まれてきた瞬間に理解できた気持ちになりました。

磯山:それでぼくは逆に、子供が生まれて「自分は死ねないな」って思ったからこそ、「この子のためになら死んでもいいな」とも思いました。そういった「他人に身を捧げる」なんていう感覚は、一生のうちで絶対に出会わないだろうなと思ってたんです。やっぱり出産の瞬間っていうのは「感動」の一言では言い表せない、なんとも不思議な気持ちになりましたね。

永田:ぼくも、自分の子供に対して「この子がちゃんと無事に育ってくれるのであれば、自分自身の自己実現は二の次でもいいかな」くらいのことを思いました。ただ、自己実現をしないことには子供が育たないという気持ちもあって。そこは結局、バランスの問題だと思うんですけど。

磯山:ぼくは人生には、大きく3つの軸があると思っていて。まず2つは、自分がどう生きていきたいのか、どんなことを成し遂げたいのかっていう「個人軸」と、社会人として、経営者としてどうしていきたいのかっていう「仕事人軸」みたいな分け方をしてます。この2つは割とビジネス寄りの話で、ぼくはいままでこの2つの軸の存在がすごく大きかったんです。けど子供が生まれてからは、妻や子供についてだったり、家族について考えたりする3つ目の「家族軸」が、すごく強くなってきましたね。

永田:お子さんが生まれたことによって、まさに人生観が変わっていますね。

磯山:人のことを見て、ここまでかわいいって思えるんだなっていうのも、初めての感覚でした。自分が子供や学生のときに「よくそんなに溺愛できるな」「かわいいかわいいうるせえな」って思いながら周りの父親の人たちを見ていて、自分はあんな大人にはなりたくないなって思ってたんです。ただ、いまは見事に自分が当時うるせえなって感じてた人間になってますね(笑)


子育ては基本的に「思い通りにはいかない」

永田:最後にお子さんに対して、こんな子に育ってほしいなっていう希望はありますか?

磯山:その子自身がノビノビと素直に、なにか全力に打ち込めるものを見つけてやってくれればいいかなと思ってます。なにかっていうのは、スポーツでも勉強でも、本当になんでもいいです。けどまずはやっぱり、元気に育ってほしいっていう大前提がありますけど。

永田:そうですよね。ぼくも究極的には「死ななければいいや」っていう思いは、頭のなかにあります。

磯山:そのうえでプラスアルファ、自分のことだけじゃなくて他の人も幸せにできるような子になってくれれば、本望ですね。ただ子育てって、基本的に思い通りにいかないことばかりじゃないですか。コミュニケーションがうまく取れないから、子供がなにを考えてるのか分からないし、分かってもどうしたらいいか分からないことも多いし。でもそのなかでどうにかしなきゃいけなくて。若い頃に先輩の経営者から「子を持つと、また経営者としてひとつ成長できるよ」って言われてたんですけど、実際に親になってみて、その意味が理解できました。

永田:まさに「親育て」ですよね。

磯山:子供が生まれてから、自分自身も人間や経営者として成長できてるなっていう感覚があって、ビジネスとプライベートがお互いにいい影響を与えあってるなと思います。今後も引き続き、ビジネスと子育ての両方を楽しみながら全力でやっていきたいですね。


磯山 博文さんが代表を務める、株式会社wevnalのHPはコチラ↓


執筆:パパスマイルBLOG編集長 藤本けんたろう

最後まで読んでいただきありがとうございます! コーポレートサイト( https://www.papasmile.jp/ )と メディア『Baby Tech( https://babytech.jp/ )』も、ご興味ある方はぜひ覗いみてください!