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音楽家が「悩み」を聴く:「歌う勇気が出ない」について

先日音楽家として「悩み相談」を受ける、という記事を書きました。

早速ですが、いくつか相談を頂いたので僕なりに感じたことを書いていきたいとお見ます。初めの相談はこちら!

ご相談ありがとうざいました。なんだかこのピュアな不安な感じ、、とっても分かります。「勇気が出ない」という言葉を勝手ながら言い換えると、おそらく「失敗したら恥ずかしい」とか「批判コメントとかついたら怖い」という気持ちなのかなぁと察します。僕が歌をやっているので相談してくれたのかなぁと思うと、とても嬉しいですね。なにせ全く同じことをぼくも昔感じていました。今でも新作を発表したり、新しい活動を発表する時は、緊張するし不安なのは変わりないんですけどね。

創作・表現に付きまとう恥ずかしさや怖さ

自分の話をしてしまいます。まともに作曲し始めたのが中学2年の時、そこから大学1年生までの間に400曲くらい作ったのですが、そのほとんどを誰にも聴かせませんでした。というか音楽をやってることすら極秘!全くの秘密にしてました(当時の彼女にも)。親だけは知ってましたけど聴かせたことはなかったですね、それは、ズバり、恥ずかしくて怖かったからです。
あ、ただ高校生の時、仲のいい友人にだけ曲をこっそり聞いてもらってました。でも案の定めちゃくちゃ反応が悪かった、、そこから少し気まずくなるレベルでした笑

でも今考えてもその曲自体悪かったわけではなかったんですよね。高校生だと受け手も未熟なので、ちゃんと形になってないデモ音源というだけで悪く聞こえてしまったのかも??そもそも良い悪いの評価ってとっても曖昧な気もしますよね。

なんで怖くて恥ずかしいんだろう?

実は以前にもTwitterのメッセージで同じような相談を受けたことがあります。みんな通る道なんですね。でも勉強やスポーツやその他あらゆることに、恥かしさや怖さってなかなか感じませんよね。どうして表現、歌や作曲、漫画や小説などは恥ずかしかったり怖くなってしまうんでしょうか??

僕は音楽や表現の価値の半分は受け手が作るからだと思います。相談者さんも一人で個室で歌う勇気はもちろんあると思います。が!音楽って聴いてくれる人がいて初めて成り立つ部分がありますよね。作り手半分、受け手半分。

だから怖い。自分の歌が、音楽がもしかしたら価値のないものかもしれない、今までの努力は無駄なことだったのかもしれない。それを知るのが怖い。そんなん誰でも怖いですよね。

しかも例えば作るという同じ行為でも、自分が服を作る場合はそんなに恥かしくないというか、「ちょっと袖が長い」とか「素材がもっと柔らかい方がいい」なんて感想がきてもそれを直せばいいだけですからね。でも歌の場合、感想をもらうのは「自分自身」についてなのでなかなきつい訳です。「あなたには魅力がないわ!」と言われたように感じるんですよね。でも実際は違うので安心してくださいね。

わからないから勇気が出ない説

はい、個人的にはこれに尽きると思います!分からないものは人間怖い。分からないから、怖くて、前に進む勇気が出ない。バンジージャンプは飛ぶ前が一番怖いみたいです(怖いから僕はやらないけど)
飛んでみたら、こんなもんかと、ならもう一回飛んでみるか!となる人も出てくるんですよね。分かってしまったら怖くない。
誰も登ったことない富士山に登ろうとするのと、観光地になってる富士山に登るのは全く恐怖が異なりますよね。分かってれば何も怖くないわけです。
あと、人の心配の9割は心配損だそうです。その心配は実際には起きないみたい。それくらい皆臆病で、臆病なのはなにもおかしい事じゃないんですね。

今相談者さんが分からないものは多分下かなぁ、と思います。

・どうやって歌が上手くなるのかが分からない
・Youtuberとしてどんな環境が必要なのか分からない
・どうしたらその環境が手に入るのか分からない
・今憧れているyoutuberがどんなステップでそこにたどり着いたのか分からない

まずは目標を立てちゃいましょう。いつまでにどうなりたいのか。「3年後までにチャンネル登録者数10万人の歌カヴァーのyoutuberになる」とかです。

それを紙に書いて部屋に貼って!
そして上で必要なステップを分解してできることを考えてみましょう。

例えば、
どうやって歌が上手くなるか分からない
→YouTubeのボイトレ動画を全部見る、音楽の先生に聞いてみる、友達や知り合いに
音楽関係者やyoutuberがいないか、相談できないか聞いてみる。ボイトレスクールの体験に行ってみる。

とかですね。こういう小さな行動から初めてみると、少しずつわかってくると思います。「ああ、みんなこうやって歌が上手くなるんだ」「みんな最初は下手だったんだ」「あの有名youtuberも最初はスマホだけで動画撮ってあげてたのか」などなど。みんな下積みがありますし、今の相談者さんと変わらない場所から有名になって行ったことがわかると思います。わかれば多分勇気は出ます。私にもできる気がする、と自信を持つことができると思います。

この悩み相談、毎回その人にあった曲を紹介していくことにします。「歌の処方箋」ということにします。

僕も違うので全然世代ではないと思いますが笑この曲を紹介します。

若い頃のMr.Children、I'll BEという曲です。
この曲の歌詞に僕は何度も救われて、歌を続けています。
ぜひ、歌詞をみてみてくださいね。
ちょっとだけサビの歌詞を紹介します。



生きてる証を 時代に打ち付けろ
貧弱な魂で 悪あがきしながら
何度へましたっていいさ
起死回生で毎日がレボリューション
人生はフリースタイル 孤独でも忍耐
笑いたがる人にはキスを
そしていつだって I say yes.
I'll be there

腑甲斐無い自分に 銃口を突き付けろ
当たり障り無い 道を選ぶくらいなら
全部放り出して コンプレックスさえも
いわばモチベーション
人生はいつもQ&Aだ
永遠に続いてく禅問答
そしていつの日か僕も dead
I'll be back

「笑いたがる人にはキスを」
「コンプレックスさえもいわばモチベーション」

本当にそう!笑いたがる人もいます、みんなコンプレックスを抱えています。それがない人なんてこの世界にいない。だからあとは自分がどう解釈するかなんです。
心をいつも自由に、絶対にあそこまで行ってやるんだ!という気持ちでいれば、自然と勇気が出てくるじゃないでしょうか。

少しでも勇気が出ると嬉しいです。
ご相談ありがとうございました。

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