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散文短歌 #3 「手放す勇気。」

買うだけ買って積読していた本の山。本棚も無かったのであちこち置いたり、タンスの上に積み上げていた。今にも崩れ落ちそうだ。
どうにかせねばと思っていた時、実家に丁度よい本棚があったのを発見。三段の小ぶりの本棚。棚の中には、広告やら中身の分からない箱が入っているだけ。使われていないようだったので持ち帰ることにした。(本棚は欲しくていろいろ探し回った。本が入ればなんでもいいや、とか思いつつもしっくりくるのがなくて買わずにいた。が、結局欲しかった物は近くにあったんかい。)

本の整理をした。どう頑張っても入り切らないからだ。このままでは、新しい本を迎え入れることが難しい。また新しい本棚を買うのも、なんか違うんだよな。このスペースに入る分だけの量を保っていたい。厳選した本を残し他は処分することにした。涙のお別れ。本に愛着が湧くってのもおかしな話だけど、どれも大切で手放したくなかった。さよなら、さよなら。
次はどんな本に出会い、この本は誰の手に渡るのか。大事に読んでほしいね。


「キスをした。愛を伝える儀式です 廃棄処分とバレないように」

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