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聞かれて答えられる?『GDP』ってなんだろう?

「GDP」っていきなり聞かれて、なんのことか説明できますか?

GDPとは、「ある一定期間にある国内で新しく生産された財やサービスの付加価値合計」のことで国内総生産ともよばれます。

今回は、シリーズ累計50万部突破の「大学4年間の経済学が10時間で学べる」を参考に『GDP』について紹介していきます。

GDPとは?

GDP(国内総生産)とは、「ある一定期間にある国内で新しく生産された財やサービスの付加価値合計」のことです。

Gross:全体

Domestic:国内

Product:産出物

GDPは、ある国の一定期間の経済活動の大きさを測る指標として使われます。

かんたんに説明すると、GDPは国全体の経済活動の「よい、わるい」を示す数値になり、GDPが大きくなると豊かになります。

ハンバーガー屋さんの例


GDPとは、ある一定の期間のうちにどの程度、国民経済にとって利用可能な資源が増加したかを示しているものです。

GDPの計算をするために、ハンバーガー屋さんを例に紹介します。

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ある外食企業は、1年間にパンを1億円、肉を1億円仕入れて、4億円のハンバーガーを売り上げているとします。

この企業の付加価値は、4-1-1=2億円になります。

4億円の売り上げがあっても、原材料費が2億円で、すでにほかの企業で生産されていたものなので、新しく生まれたお金は2億円になります。

新しく人と機械を投入して、他の企業の生産物からハンバーガーという新しい生産物をつくり出すことで、外食企業は2億円分だけ経済全体の生産活動を増加させることができました。

日本のGDPは世界3位


内閣府資料によると、2019年の日本におけるGDPは、561兆円(5.15兆ドル、1ドル=109円で計算)と、米国(21.43兆ドル)、中国(14.34兆ドル)に次ぐ世界第3位の経済規模となっています。

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日本人は、住宅に何千万のローンを組んで購入するので、銀行、不動産、住宅メーカー、建築会社、家具メーカー、家電メーカーに発注が入り、GDPが一気にあがります。

家をローンで買うと、実際にまだ払っていないお金にもかかわらず、家を建てるために多くの人が動いて経済が大きく回るのです。

またGDPは、人口が多いと労働人口も増えるので高くなります。

日本の人口は、WHOが発表した2021年版の世界保健統計(World Health Statistics)によると約1億2686万人で世界11位です。

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約1億2686万人のうちの1人が家を建てるだけで、何千万も経済が動くので、大手住宅メーカーの株価は、過去20年間で起きた金融危機など関係なしに毎年黒字成長し続けています。

最後に

今回は、シリーズ累計50万部突破の「大学4年間の経済学が10時間で学べる」を参考に『GDP』について紹介しました。

GDPとは、「ある一定期間にある国内で新しく生産された財やサービスの付加価値合計」のことで国内総生産ともよばれます。

GDPは国全体の経済活動の「よい、わるい」を示す数値になり、GDPが大きくなると豊かになります。

内閣府資料によると、2019年の日本におけるGDPは、561兆円(5.15兆ドル、1ドル=109円で計算)と、米国(21.43兆ドル)、中国(14.34兆ドル)に次ぐ世界第3位の経済規模となっています。

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