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お飲み物

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素朴な味わい、十三里もとい八里半

素朴な味わい、十三里もとい八里半

このところ干し芋を方々から頂戴した。
蒸して干す。ただそれだけらしいがちゃんと噛み締めて食べると実に味わい深い。
いっぱい有るから毎日食べてると、食べ過ぎなんじゃないかと少し心配になってきたが、昔は穀物が不足して薩摩芋を米がわりに食べていた時期があったと祖母から聞かされた事を思い出した。大変な時代だったらしいが、祖母の当時話はどう聞いても半ば喜劇じみてた。
薩摩芋は蔓も美味しく食べれるし相当優れた

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燻された

燻された

肌寒くなる晩秋に懐かしくなるその薫香は幼少時より馴染み深い抹香の様。

嫌いでは無い。

騒めいていた心や気持ち感覚がすうっと落ち着く様な、安らぐ様な。

初めて口にした時の事はようく憶えている。ある店での事だった。四文字熟語っぽく読み難い漢字の名前が多い中、一際目立って読み易い漢字の四文字。だが、そのままで良いのか、。、訊いてみると日本語読みよりアチラの読みがしっくりとする。面白そうだから頼んで

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茶色くないお茶

茶色くないお茶

お茶の色を訊くと大方は緑だと答えるし、それは緑茶だと大枠に片付けられてしまう。緑と答えたお茶が好きな方なら煎茶とか碾茶を挽いたアレとかを思い浮かべるでしょう。

お茶の色は緑だと答える人が大多数になるまでに煎茶は浸透している。飲んでいるかは別として。

そんな緑色したお茶にも色々あって所謂煎茶以外だと水色は緑ではない。厳密には煎茶すら緑色しているものは少数派で、泥や粉と呼ばれていて紅茶でいうとDu

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抹茶入りとティーバッグの怪

抹茶入りとティーバッグの怪

先日、個別に包装されたティーバッグを頂いた。

どんなものかと、開けてびっくり!!

画像は、抹茶入り玄米茶。

パッと開けてサッと飲めるものだろうけど、まさか抹茶が開封時に溢れそれで汚れるなんて露も思わず。何の為の個包装なの、。、

結局、掃除するハメになったが、ティーバッグと外袋の間に溜まった抹茶が溢れるなんてそれが仕様ならば手を煩わす気でもあるんじゃないかと疑った。おそらく業者は煎茶に抹茶入

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シードル、サイダー

シードル、サイダー

果実酒、代表的なのは各々が果物を焼酎等に漬け込んで密造する梅酒が代表的。といっても厳密には別の酒類らしい。

実際には葡萄酒が有名だが最近は、林檎のお酒サイダーの人気が出てきて個人的には嬉しい限り。

一般的にサイダーとは、みつやサイダーが有名。これはこれで良い。その昔、母の実家にはいつもケースで置いて有ったので風呂上がりによく飲ませてもらった。湯呑みに氷を入れて飲むのが好きだった。緑がかった瓶に

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酒酔い、お茶酔い

酒酔い、お茶酔い

酔うと云えば、だいたい酒やクルマ。

酒は、軽く酔う程度しか呑まない。

クルマは、不快なので酔わない。

なので、悪酔いしない。つもり、、。

ある時、お茶で酔うという事を知った。

特に、韻を感じられるモノが酔い易いとの事だった。

それは、体験するまで見当がつかなかった。

アルコール摂取による酔いとの一番の違いは、頭も四肢の感覚もスッキリしていてるところ。

アルコールとは違った酔い心地は

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ビール、IPA雑感

ビール、IPA雑感



十年と少し前の事、India Pale Ale好んで呑んでたのに、飽きてしまった。

当時、毎日の様に‘印度の○△’や‘駿河ナントカIIPA’たまに舶来モノの‘Punk〜’等を呑んでたら、突然その日はやって来た。

何故だか呑む気がしない。

冷蔵庫の賑やかしと化したIPA達、。、

他のビールは、問題なく呑めるにもかかわらず。

ある時、呑み屋の店主にIPAに飽きてしまった事を訊くと、ニヤニ

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