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ちゅっ!としてぱっ!
もう後戻りは出来ない。バスを乗り過ごすなんて何年ぶりだろ。気づいた頃にはもうバスは走り出していて、降りるはずだったバス停はだんだん遠ざかっていく。
「バイバイ」
毎日朝も夜も会っていたバス停の看板に手を振ると、もうこれでいいやと思うことにした。
次のバス停で降りることにした。「次は、T市役所前」そのアナウンスを聞くまでもなく、私は次止まる場所の名前を知っていた。
T市役所を少し歩いたところには商店
もう後戻りは出来ない。バスを乗り過ごすなんて何年ぶりだろ。気づいた頃にはもうバスは走り出していて、降りるはずだったバス停はだんだん遠ざかっていく。
「バイバイ」
毎日朝も夜も会っていたバス停の看板に手を振ると、もうこれでいいやと思うことにした。
次のバス停で降りることにした。「次は、T市役所前」そのアナウンスを聞くまでもなく、私は次止まる場所の名前を知っていた。
T市役所を少し歩いたところには商店