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あなたへのラブレター

わたしは、
わたしをわたしと認識する
全ての存在のおかげで生きています。

あなたが見てくれるから、
わたしはあなたが今、
感じているその中で
生きることができているのです。

わたしはどこにもいないのだけれど、
あなたが眼差しを向けてくれる
その場所に、空間に、全てに、
わたしはいるのです。

感じていますか?

感じられなくても大丈夫です。
感じても感じなくても
わたしはそこにいます。

わかりますか?

わからなくても大丈夫です。
わかっても、わからなくても
わたしはそこにいますから。

わたしのことが好きですか?

実は、そんなことはどうでもいいのです。
あなたがわたしを嫌いでも、
例え殺したいほど憎んでいるとしても、

あなたがあなたでいてさえくれれば、
どうであってもいいのです。

なぜならわたしは、
どんなあなたの眼差しの中にでも、
慈愛を見つけることができるのですから。

あなたが生きている限り、
あなたが何かや、誰かや、
あなた自身に目を向けてくれる限り、

わたしは、そこにいます。
ただ、そこにいます。

嫌いというか、苦手なものが
たった一つあるとするならば、

それは孤独です。

わたしは寂しいと死んでしまうのです。
本当ですよ。

ですからどうかどうか、
わたしよりたった一日、一分、
一秒でいいですから、
長生きしてくださいね。

バレンタインデーは過ぎてしまいましたが、
これは、
わたしからあなたへのラブレターです。

わたしの女性性と男性性が仲直りして、
繰り返してきた
争いや戦いが終わりを迎え、

いつもの道を、
そよ風を感じながら歩いている時に、

ふと思い出したこの感覚を
忘れたくなくて、
今、書いています。

例えまた、
わたしが忘れてしまう時が来たとしても、
必要であるならば、

あなたが再び思い出させてくれますから、
わたしもどうであっても、大丈夫です。

生まれて初めて書いたラブレター。

受け取っていただけなくても、
読んでいただけなくても、
理解していただけなくても、

どうであっても大丈夫です。

大丈夫ではあるけれど、
それでももし、

あなたに届いたのならば、
わたしはただ、
どうしようもなく嬉しいのです。

あぁやっぱり、
どうかどうかどうか、
あなたに届きますように。

わたしの大切なあなたへ。
願いと感謝と愛を込めて。
みほより


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