ning(ねい)

言葉探しの つづりびと 違和感を ことばのかずで 隠しきる 祈る願いの こころ映して…

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言葉探しの つづりびと 違和感を ことばのかずで 隠しきる 祈る願いの こころ映して 振り返り 綴る言葉を 死なせずに またここからと 息吹き込みて 「温故知新」好きな言葉です

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伝心

想い描く空は いつか母が教えてくれた 花の香りは 母の手から感じられた 瞼に映る光は あの日の母そのものだった 子が見えぬ 空も あしもと咲く花も 母が感じて そして伝…

ning(ねい)
11か月前
82

隠れた価値

見えてくれないもの 気づいてくれないもの 見えないこと 気づかないこと 貴方がそう 私がそう 気づいてあげられなかった自分に どう後悔の価値を 突きつける こゝろの…

ning(ねい)
1日前
17

成長

満ちる潮 鳥居の向こう 過去をみる 広島への旅 様々な成長に出会う 時間の経過 変化に気づかないものも たくさんある やはり 時の進み方は 等しくなく… そう感じたりも…

ning(ねい)
3日前
22

鎮守

旅のはじまり この土地に 参る神社で 身を清め 草戸稲荷神社は 隣にある明王院の鎮守として 弘法大師空海が創建したと 伝えられる 明王院 緑豊かで静か 新緑の 力貰いて…

ning(ねい)
3日前
22

雨と涙

いま頬濡らす 雨の一粒は あの日流れた 涙ひとつぶ 純情無垢な 一粒も 哀しさ色に 染まる夜 風に吹かれて 舞い上がる 潤すこゝろ 戻るひとつぶ 今日はずっと雨 肌寒い一…

ning(ねい)
7日前
19

この道

ひかり通りて 足元照らし 風が吹き抜け 埃を払い こころを洗う 海へと続く 歩く新たに 向かう明日へと そんな私は 魅せられる 其々の道は交差する事はないけれど 直線で…

ning(ねい)
9日前
23

霜止出苗

少し季節の変化に ついていけない自分がいる 身体も気持ちも 日のひかり 潤う田から 奪う熱 上がる朝靄 憂き目 隠し かつて夕陽を 映した田 今は菜花の色染まる 田畑が…

ning(ねい)
10日前
19

月の手紙

私がここで綴るわけ 無常の過去を曝け出す 理想と違う今を消す ひとりよがりの 言葉たち じぶんぎらいが 消えてゆく その場限りの 麻薬のよう ただのいいわけ それだけが…

ning(ねい)
11日前
22

木葉採月

4月も終わりますね バタバタと過ぎてゆきます またひとつ歳をとり 若いつもり なんて思えなくなったのは 何歳からだろうか いくらツヤツヤなガラスでも 映る私はシワの顔…

ning(ねい)
13日前
20

極大

流れ星 極大のそら 見上げては 今は願いも 見つからないまま 思い出す 叶わぬ願い 密やかに 胸に仕舞いて 気づかれぬよう

ning(ねい)
2週間前
17

かげろう

夢を抱くは 人だけか 全てのいのちに ありて今 意義は叶える だけでなく 見るも尊き 真の生なり 生きる意味 自分の存在意義 そんなこと考える人は めんどくせぇヤツと そ…

ning(ねい)
2週間前
19

ひと日

初めて通ったあの道も 残せなかった足跡も 儚き思い出辿るとき 桜の栞が道しるべ 繋ぎ留め置く春の日は 未来を明るく照らすから ひかり受け止め舞い降りて 未来へ続く道と…

ning(ねい)
2週間前
21

葦始生

今日は花粉症も少なめかな 危険を顧みず散歩へ 昼下がり シャガと並ぶは きんぽうげ 木漏れ日からの ひかりわけ合う 通る道 伸ばす綿毛は 遠くへと 願う心は 夏の空へと …

ning(ねい)
2週間前
19

思慕

巡る四季 人の気持ちも 浮き沈み 空を見上げる 気づかれぬよう 繰り返す 思いいつかは 上りつめ 春のひかりを 逃すことなく 思慕 その花言葉は この歌からだそうです

ning(ねい)
2週間前
22

春のしずく

職場の休憩所 暖かな風に ここでの役目を終え まだ来ぬ春を待つ人のもとへ 風に乗り 側に一輪 お別れを 告に立ち寄り 向かう北の地 一転しての雨 あの桜は うまく旅立て…

ning(ねい)
3週間前
21

春色紅葉

つい先日まで 裸木だったのに もうこんなに 若い春色の葉と 小さく可愛らしい花 季節も 命も巡る ひかりもいろも 生まれたて色 春もみじ 花の紅きは 過去か未来か いま…

ning(ねい)
3週間前
17
伝心

伝心

想い描く空は
いつか母が教えてくれた
花の香りは
母の手から感じられた
瞼に映る光は
あの日の母そのものだった

子が見えぬ
空も
あしもと咲く花も
母が感じて
そして伝えて

素敵な母に出会いました

隠れた価値

隠れた価値

見えてくれないもの
気づいてくれないもの

見えないこと
気づかないこと

貴方がそう
私がそう

気づいてあげられなかった自分に
どう後悔の価値を
突きつける

こゝろの支えと
出来る人
頼るのでなく
頼られる
隠れる価値に
寄り添える

成長

成長

満ちる潮
鳥居の向こう
過去をみる

広島への旅
様々な成長に出会う

時間の経過
変化に気づかないものも
たくさんある

やはり
時の進み方は
等しくなく…
そう感じたりもする

だからこそ
人の成長は
早く
かつて両親と訪れた場所
今その姿はなく
それが今
自分の子らとなった
次ここには
私はいないかも知れない

潮満ちて
三度参らむ
厳島
欲ばる願い
ぬれる足元

2泊の旅でしたが
子どもの

もっとみる
鎮守

鎮守

旅のはじまり
この土地に
参る神社で
身を清め

草戸稲荷神社は
隣にある明王院の鎮守として
弘法大師空海が創建したと
伝えられる

明王院
緑豊かで静か

新緑の
力貰いて
登る段
上で待つ子ら
少し振り向く

花粉も黄砂も治まりつつ
青空の下
お参り出来ました

続く…

雨と涙

雨と涙

いま頬濡らす
雨の一粒は
あの日流れた
涙ひとつぶ

純情無垢な
一粒も
哀しさ色に
染まる夜

風に吹かれて
舞い上がる
潤すこゝろ
戻るひとつぶ

今日はずっと雨
肌寒い一日でした
私が進んでいる道には
様々な道が交差していて…



ここまで綴り寝落ち

今日から晴れが続くみたいです
どうか
澄んだ青空からのひかりが
皆さまに届きますように

この道

この道

ひかり通りて
足元照らし
風が吹き抜け
埃を払い
こころを洗う
海へと続く

歩く新たに
向かう明日へと

そんな私は
魅せられる

其々の道は交差する事はないけれど
直線ではない道
それ故近づいたりも出来るのかな
止まったままの時間が
また動き出す

霜止出苗

霜止出苗

少し季節の変化に
ついていけない自分がいる
身体も気持ちも

日のひかり
潤う田から
奪う熱
上がる朝靄
憂き目 隠し

かつて夕陽を
映した田
今は菜花の色染まる

田畑がつぶされてゆく
かつてのお米工場の跡地には
小さな花
それはそれで綺麗…
これでいいんだ

自分に問いかける疑問は
これでいいのか
自分を慰める呪文は
これでいいんだ

月の手紙

月の手紙

私がここで綴るわけ
無常の過去を曝け出す
理想と違う今を消す
ひとりよがりの
言葉たち

じぶんぎらいが
消えてゆく
その場限りの
麻薬のよう

ただのいいわけ
それだけが
こころ優しき人たちの
もとへ行きつき
すくわれる

悲しみは
二分の一に
分かち合い
嬉しさは
不思議と二倍
増え続く

そんな想いの欠片たち
言葉に乗せて雲の上

そして誰かの言葉に
助けられる
そうなのかも知れません

木葉採月

木葉採月

4月も終わりますね
バタバタと過ぎてゆきます

またひとつ歳をとり
若いつもり
なんて思えなくなったのは
何歳からだろうか

いくらツヤツヤなガラスでも
映る私はシワの顔

昼間何気に
見た雑草
蚕の餌に
採る桑の葉
早夏送春
木葉採月

明日はまた
古くなった
新しい自分
いつまで思えるかな…

極大

極大

流れ星
極大のそら
見上げては
今は願いも
見つからないまま

思い出す
叶わぬ願い
密やかに
胸に仕舞いて
気づかれぬよう

かげろう

かげろう

夢を抱くは
人だけか
全てのいのちに
ありて今
意義は叶える
だけでなく
見るも尊き
真の生なり

生きる意味
自分の存在意義
そんなこと考える人は
めんどくせぇヤツと
そんな事ずっと思われ続けてきて

でもあなたはきっと
そうは思わないはず
なんて都合のいいことを空想する

儚い
ものって
ことって
やっぱり存在していて

どうせ
とか
だって
とか
結局は
なんて

考えてしまう

漂う
砂浜

もっとみる
ひと日

ひと日

初めて通ったあの道も
残せなかった足跡も
儚き思い出辿るとき
桜の栞が道しるべ
繋ぎ留め置く春の日は
未来を明るく照らすから

ひかり受け止め舞い降りて
未来へ続く道となる

葦始生

葦始生

今日は花粉症も少なめかな
危険を顧みず散歩へ

昼下がり
シャガと並ぶは
きんぽうげ
木漏れ日からの
ひかりわけ合う

通る道
伸ばす綿毛は
遠くへと
願う心は
夏の空へと

甲羅干
するこの場所に
人の影
邪魔は許さぬ
ヌシの怒りか

四兄弟
遮るもの無く
身の丈は
仲良く同じ
競うこと無く

この場所は
幼き頃が
よみがえる
戻ること無き
夏の風受け

様々な事を考える午後でした
こんな日もい

もっとみる
思慕

思慕

巡る四季
人の気持ちも
浮き沈み
空を見上げる
気づかれぬよう

繰り返す
思いいつかは
上りつめ
春のひかりを
逃すことなく

思慕
その花言葉は
この歌からだそうです

春のしずく

春のしずく

職場の休憩所

暖かな風に
ここでの役目を終え
まだ来ぬ春を待つ人のもとへ

風に乗り
側に一輪
お別れを
告に立ち寄り
向かう北の地

一転しての雨
あの桜は
うまく旅立てただろうか

花びらも
雨の雫も
どこへ行く

綺麗なものだけ
残るのは
今を留める
箱の中

いつまでもと
記憶の中に

春色紅葉

春色紅葉

つい先日まで
裸木だったのに
もうこんなに
若い春色の葉と
小さく可愛らしい花

季節も
命も巡る
ひかりもいろも

生まれたて色
春もみじ
花の紅きは
過去か未来か

いままで何度春を迎えたか
これから何度春を待つのか

懐かしく感じる時
真っ新に感じる時

今がどこの時間軸なのか
わからなくなる時がある